就活で気になるニュースを聞かれたら?回答のコツやおすすめアプリを解説【例文あり】

就活の面接では、たびたび「気になるニュースは?」と質問されます。この質問に何気なく答えてしまうと、自社には合わないと判断される可能性があるので要注意です。

そこで今回は、気になるニュースを聞かれた時に答えるコツを例文とともに解説します。おすすめのニュースアプリおよびサイトも紹介しているので、さっそくチェックしてみましょう!

企業が就活の面接で気になるニュースを聞く理由

企業が学生に気になるニュースを質問する主な理由は、「社会情勢に関心を持っているか」「志望度の高さ」「人柄」を確認するためです。よって、「気になるニュースはありません」という回答はNGとなります。

社会人として働くにあたって、社会情勢に関心を持って情報収集に努める姿勢は必要不可欠な要素です。また、この質問には学生の志望度の高さや熱意をはかる目的もあり、業界に関連するニュースを選択するかどうか、または業界・企業の動向と紐づけてニュースを選択しているかどうかをチェックしています。

さらに、どんな分野やテーマに興味があるのか、そしてそのニュースに対してどんな意見を持っているかをチェックし、学生の人柄を知る判断材料にしているのです。つまり就活の頻出質問「気になるニュースは?」は、自己PRの一環だと考えて良いでしょう。

就活でよく聞かれる「気になるニュースは?」に答えるコツ

気になるニュースの聞かれ方には、「自由選択型」と「指定型」の2パターンあります。自由選択型は自分でニュースを選択し、指定型は指定されたニュースについて意見を述べる方法です。これら2パターンを踏まえた上で、気になるニュースに回答するコツを押さえましょう。

【就活で気になるニュースを答えるコツ1】志望業界に関するニュースを選ぶ

気になるニュースを聞かれた際は、志望業界に関連するニュースを選びましょう。志望業界にまつわるニュースを選択することで、入社意欲や業界・企業研究で得た知識を効果的にアピールできます。

ただし、政治・宗教・事件・ゴシップ・スポーツに関連するニュースは避けるべきです。政治や宗教は思想信条を問うものであり、就活の面接の回答としてはふさわしくありません
なお、エンタメ業界やスポーツ業界を志望している場合はゴシップまたはスポーツに関するニュースもアリですが、伝え方を工夫しなければ高評価にはつながらないでしょう。

【就活で気になるニュースを答えるコツ2】「結論+理由+意見」を簡潔に述べる

企業は気になるニュースの質問から、学生の興味・関心や人柄を確認していますが、それと同時に「自分の意見を簡潔に話す能力」も見ています。そのため長々と話すのではなく、「結論+理由+意見」を30秒~1分30秒程度にまとめるといいでしょう。

詳しく解説すると、まずは「私が最近気になったニュースは、○○に関するニュースです」と結論を述べます。
続いて「私が○○に関するニュースに興味を持った理由は、■■だからです」というように、そのニュースに興味を持った理由を伝えてください。
その後に「私は○○について、▲▲のように考えています」と自分の意見や思いを述べましょう。

【就活で気になるニュースを答えるコツ3】1~2ヶ月以内のニュースが好ましい

就活における気になるニュースは、1~2ヶ月以内に報道された旬のニュースを選ぶのが基本です。どれだけ関心のあるニュースでも、何年も遡るのは避けましょう。

このように1~2ヶ月以内のニュースを選択することで、常にアンテナを張って最新の情報を収集している姿勢をアピールできます。そのために日々のニュースに関心を持ち、こまめにテレビのニュースやニュースサイトをチェックしておきましょう。

【就活で気になるニュースを答えるコツ4】複数の回答を準備しておく

グループ面接の場合は、他の学生と回答が被ることを予想して複数の回答を用意しておくことが望ましいです。なぜなら他の学生とニュースが被ってしまった時点であなたの印象は薄くなり、主張が似通ってしまうことが目に見えているからです。

気になるニュースの質問に限らず、就活の頻出質問に対する回答はバリエーションを持たせるのがおすすめ。いくつかニュースをピックアップして、考えや思いをまとめておきましょう。

【業界別】就活で気になるニュースを聞かれた際の回答例文

ここからは、就活で気になるニュースを聞かれた時の回答例文をご紹介します。

例文を参考に、簡潔かつ具体的に自分の意見を述べましょう。

【就活でよく聞かれる気になるニュースの回答例文1】アパレル業界

【アパレル業界の場合の回答例】

私が気になっているのは、コロナ禍におけるアパレル企業の在り方に関するニュースです。レナウンやローラアシュレイをはじめとするアパレル大手企業が経営破綻する中、ユニクロを展開するファーストリテイリングが順調に売上を伸ばしていると報道されました。
私はかねてよりアパレル業界を志望していること、そして私自身ユニクロの商品を手に取ることが増えたことからこのニュースに興味を持ち、アパレル企業にはブランドらしさに加えて時代のニーズに合わせた洋服や素材が求められるのだと感じました。

【就活でよく聞かれる気になるニュースの回答例文2】広告業界

【広告業界の場合の回答例】

私が最近気になっているニュースは、悪質なアフィリエイト広告が蔓延していることです。先日、大手企業が関与していることも分かり、消費者庁が実態調査に乗り出したと報道されていました。
薬機法や景表法の遵守の徹底が呼び掛けられている昨今、コンプライアンス意識の低い企業は衰退していくだろうと思われます。いち早くアフィリエイト広告のガイドラインの策定に努めている御社に入社できましたら、コンプライアンス意識を高く持ち、適切な情報を提供していきたいです。

気になるニュースを選ぶおすすめニュースアプリ・サイト5選

前述の通り、ニュースは1~2ヶ月以内の志望業界に関するものを選ぶのが基本です。しかし、学生の中にはテレビを見たり、新聞を読んだりする時間がないと嘆く人もいます。

そんな学生のために、いつでもどこでもチェックできるニュースアプリおよびニュースサイトを5つご紹介します。

アプリ・サイトの名称 概要
NewsPicks
(ニューズピックス)
国内外の経済ニュースを厳選した、300万人以上のビジネスパーソンが利用中のソーシャル経済メディア。専門家のコメントはもちろん、利用者のコメントもチェックできる。無料プランで物足りなさを感じたら、月額500円の学割プランがおすすめ。
SmartNews
(スマートニュース)
“朝1分で世界のニュースをチェック”をコンセプトに掲げる無料のニュースアプリ。世界で5,000万以上ダウンロードされている。データをダウンロードできるので、圏外になる地下鉄や離陸直後の飛行機でもチェックが可能。
グノシー 幅広い分野の旬のニュースをまとめ読みできる、国内3,500万ダウンロードを突破した無料のニュースまとめアプリ。2021年6月28日から音声コンテンツの配信が開始され、重要ニュースから著名人のトーク番組までハンズフリーで聴くことができる。
ダイヤモンド・オンライン 政治・経営・キャリアなど、ビジネスに必須の情報を発信するビジネス情報サイト。ダイヤモンド編集部が独自に取材した深堀り記事やオリジナル特集に加えて、外部のジャーナリスト・学者・団体と連携したコンテンツを提供。月額1,980円の有料会員になれば、限定コンテンツやイベントおよびセミナーへの招待がある。
東洋経済オンライン “社会をよくする経済ニュース”をキャッチフレーズに、月に600本以上のニュース記事を発信する日本最大級のビジネスニュースサイト。大手新聞社として有名な東洋経済が運営しているので安心感がある。Web版で事足りるが、スマートフォン向けのアプリ版も提供されているので要チェック。

就活生を悩ませる質問に慣れるために活用したい就活サイトって?

就活では「気になるニュースは?」以外にも、学生を悩ませる質問が多々あります。そのため、想像以上にエントリーシート対策や面接対策に時間がかかり、焦っている学生もいるのではないでしょうか。

そんな学生におすすめしたいのが、逆求人型の就活サイト『キミスカ』です。キミスカはプロフィール写真と自己PRさえ登録しておけば、それを読んで良いなと感じた企業からスカウトメッセージが送られてくる完全無料のサービスです。

効率よく就活を進めるためにも、さっそく登録を済ませておきましょう!

就活で気になるニュースを聞かれたら志望業に関するニュースを答えよう!

就活の面接で「気になるニュースは?」と質問されたら、志望業界に関連する1~2ヶ月以内のニュースを答えましょう。その際、政治・宗教・事件・ゴシップ・スポーツに関連するニュースは就活の回答としてふさわしくないので避けるべきです。

また、他の学生とニュースや意見が被らないように、そして指定型に対応するために、答えられるニュースは複数用意しておきましょう。