【サークル】ガクチカの作り方を例文付きで紹介!好印象を与えるコツや注意点も解説

学生時代に力を入れたこと「ガクチカ」は、ES(エントリーシート)や面接で聞かれることが多くあります。アルバイトやゼミ、サークルの活動について書く学生も少なくありませんが、書き方や伝え方のポイントを押さえておかないと、人事担当者や面接官に好印象を残せないでしょう。

今回は、ガクチカでサークルについて書く場合のアピールポイントや書き方を例文付きで解説します。また、企業がガクチカを尋ねる理由についても紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ガクチカで「サークル活動」をアピールしてもOK!

ガクチカで何をテーマにするか悩む学生は少なくありませんが、サークル活動を選ぶ学生は多くいます。もちろん、学生時代に力を入れたことを聞かれているので、サークル活動以外のテーマでも問題ありません。

このほかよくあるテーマとしては以下のものが挙げられます。

ガクチカのテーマ例

ゼミ・学業
研究活動
留学
アルバイト
部活・サークル
インターンシップ
ボランティア活動
資格取得
趣味

ガクチカのテーマ選びで重要なのは、自分が全力で取り組んだことを選ぶことです。避けた方が良いテーマもありますが、自分の魅力を伝えられるテーマがサークル活動であれば、丁寧に作り込みましょう。

【ガクチカ「サークル」でアピールできること1】活動への熱意

ガクチカでサークルについて伝える場合、自分が取り組んだ活動への熱意をアピールできます。どのような動機でサークルに入ったとしても、自分が主体的に取り組んだ活動があれば、ガクチカとして十分に魅力的に伝えることが可能です。

これまでの活動や成果を振り返り、「なぜ参加したのか」「なぜ頑張ったのか」などを深掘りして考えてみてください。サークル活動に熱意を持って取り組んだことを伝えられれば、企業は学生の興味が分かるだけでなく、自社とのマッチ度も確認できるでしょう。

【ガクチカ「サークル」でアピールできること2】役割や取り組み

ガクチカのテーマにサークルを選ぶと、所属している組織での役割や行動をアピールできます。特にガクチカでは説得力のある具体的なエピソードが重要です。そこで、自分がサークルの代表などを務めていれば、組織運営のために努力したことなどを詳しく話せるでしょう。

また、企業側も組織内での役割や取り組みを把握できるため、入社した場合のイメージを具体的に持つことができます。

【ガクチカ「サークル」でアピールできること3】能力・人柄

サークル活動について伝える場合、自分の能力や人柄を伝えやすいものポイントです。

サークル活動でアピールしやすい能力・人柄

リーダーシップ
協調性
コミュニケーション能力
集中力
企画力
責任感 など

サークル活動の一環でチームを編成し、自分がリーダーを務めた経験を持つ人であれば、リーダーシップを発揮した話ができるかもしれません。また、特定の役職に就いていなくとも、ほかのメンバーと協力したり企画を提案したりといった行動をアピールできます。

企業が学生のガクチカでチェックしていること

そもそも、企業はなぜ就活生にガクチカを尋ねるのでしょうか。考えられる理由として、以下のものが挙げられます。

企業がガクチカを尋ねる理由

自社の社風にマッチする人材かどうか
学生の興味や行動力
分かりやすく伝える能力があるか

企業によって重視しているポイントは異なりますが、ガクチカを通じて自社とのマッチ度を測っていることがほとんどです。そのため、ガクチカを作成する際は、企業が求める人物像を意識しましょう。もちろん無理に合わせる必要はありませんが、できるだけマッチする自分の魅力を伝えるのがおすすめです。

ガクチカ「サークル」の例文

ここからは、ガクチカでサークル活動を選んだ場合の例文を紹介します。スポーツ系、文化系、ボランティアサークルの3パターンを用意したので、それぞれ自分に合ったものを参考にしてみてください。

【ガクチカ「サークル」の例文1】スポーツ系

例文

私は、学生時代にサークル活動を頑張りました。所属していたテニス部は、入部当初は名ばかりの部活で、ほとんどの部員が練習するよりも飲み会を楽しんだり遊んだりして過ごしていました。そのため私を含め、まじめにテニスをしたいと考えていた一部の部員の不満が膨らんでいました。
そこで私は部長に掛け合い、部員の不満や気持ちを伝え、今後の方向性を3か月に渡って話し合いました。その結果、「遊びもテニスも全力で楽しむ」方向性に部員全員が納得し、今では県の大会に出場するほどの実力をもつチームになりました。
部活を頑張った経験から、私は課題に対して粘り強く対処することの大切さを学びました。貴社においても、粘り強く最良の結果を出せる商品開発をしたいと考えています。

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【ガクチカ「サークル」の例文2】文科系

例文

私が学生時代に力を入れたことは、英会話サークルでの活動です。
その活動を通して、初対面の人ともすぐに打ち解ける力を身に着けました。私の大学には留学生が多かったので、環境を生かして成長するチャンスだと思い、英語サークルに入りました。サークルでは週3日留学生との交流会を開いており、多くの学生と交流できます。
はじめは人見知りで誰とも話せない日も多かったのですが、このままではチャンスを活かせないと考え、1日3人の留学生と必ず話すことを決めて自分から行動することを徹底しました。
そのお陰で今では初対面の人とも1分で打ち解けられるようになり、人見知りも直りました。貴社の営業職でもこのコミュニケーションを活かし、お客様の心を掴む接客をします。

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【ガクチカ「サークル」の例文3】ボランティア

例文

私が学生時代に力を入れて取り組んだのは、私の地元である○県〇市の復興支援のためのボランティアです。
私は大学進学のため地元から離れていますが、地元の人たちが被災したと聞いて居ても立ってもいられず、大学の講義がない日をすべてボランティア活動に充てました。初めて被災地となった地元を見た時は衝撃から涙が出ましたが、「美しい風景を取り戻すために何かしなければならない」と強く思いました。
私が担った作業は、泥かきと瓦礫の撤去です。しかし、どれだけ頑張ったつもりでも、始めた時と帰宅する時の景色は何も変わらず、ボランティアを行うたびに無力感を味わいました。そこで気持ちを強く持ち続けるために、「ありがとう」と声を掛けてくれる人たちに「明日も来ますね」と一言二言、きちんと顔を上げて返すようにしました。すると、不思議と昨日よりは作業が進んでいるように思えるのです。
復興支援のボランティア活動をする中で、人の優しさや強さを知りました。そして、一人ひとりの小さな行動の積み重ねが必要な復興支援は、ビジネスに通じるところがあると感じました。御社に入社後も人に喜んでもらうための努力を忘れず、企業にも貢献していきたいと考えています。

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ガクチカ「サークル」の書き方は構成が大事!

ガクチカで人事担当者や面接官に好印象を残せるかどうかは、話の構成によって左右されます。ガクチカをはじめ、ES(エントリーシート)に記載するものは、結論・理由・具体例・結論の順に伝える「PREP法」を使うのがおすすめです。これは話を論理的に伝える手法の一つで、最初に結論を伝えておくことで話の内容を理解しやすくなります。

PREP法を使ってガクチカを書く際は、以下の流れで話を展開していきましょう。

PREP法を活用したガクチカの書き方例

結論:サークル活動を頑張ったことを記載
理由:なぜサークルに入ったのか
具体例:サークル活動中で苦労したことや改善策
結論:サークル活動を通じて学んだことや企業への活かし方を書く

最後の結論では、サークル活動で得た学びをどのように企業に活かすのかを述べましょう。企業への活かし方を伝えることで、より相手の印象に残るガクチカに仕上がります。

ガクチカのサークルに関するよくある質問

ガクチカでサークルについて伝えるときに学生が悩みがちなことをQ&A形式で紹介します。自信を持ってガクチカを作るためにも、不安なポイントがあれば解消しておきましょう。

【ガクチカ「サークル」のQ&A1】役職に就いてなくてもいいの?

役職があれば組織内での立ち回りなどについて伝えやすいですが、役職がなくても問題ありません。というのも、業はサークルでの役職よりも学生の個性や行動について注視しているからです。

積極的に関わった活動があれば、当時の目標や取り組み、困難な状況への打開策、そこから得た学びを具体的に伝えましょう。

【ガクチカ「サークル」のQ&A2】サークルを辞めた場合も書いていい?

あくまでも学生時代に力を入れたことを聞かれているため、辞めたサークルについて伝えても問題ありません

ただし、面接でガクチカを聞かれた時、深掘りの質問をされる可能性があるため注意が必要です。例えば、ガクチカで「継続的なボランティアが必要だと感じました」と伝えているのに、深掘りの質問ですぐにサークルを辞めていることがバレると、話しの一貫性がなくなってしまうでしょう

ガクチカは自分で深掘りするほど説得力のある回答ができるようになります。詳細は以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。

ガクチカを深掘りすると選考突破率が変わる !やり方と聞かれる深掘り質問の回答例

【ガクチカ「サークル」のQ&A3】話を盛ってもいい?

ガクチカで話を盛ったり嘘をついたりするのはおすすめできません。多少は大げさに伝えてもバレない可能性がありますが、面接時に一貫性のない回答をしてしまうと、不合格になってしまうでしょう。

周りの学生がどれだけ素晴らしい実績を持っていたとしても、焦る必要はありません。ガクチカでは実績よりも学生のポテンシャルが見られているため、自信を持って自分らしいガクチカを伝えてみてください。

「サークル」をテーマにあなただけのガクチカを作ろう!

学生時代にサークル活動を頑張った人は、特に印象に残っているエピソードを具体例に挙げてガクチカを作ってみてはいかがでしょう。ガクチカを作る際は、企業が求める人物像を意識するのがおすすめです。

また、「自分らしさを評価してもらいたい」と考えている学生は、逆求人サイトのキミスカを活用してみてください。気になった学生に対して企業からスカウトの連絡が届くため、従来の就活では出会えなかった企業と出会えるかもしれません。興味のある方は、下記リンクから登録してみてください。