【人事が惚れる4ステップ】自己PRの上手なまとめ方

エントリーシートや面接で、企業の人事担当者をぐっと惹き付ける自己PRを作りたいという就活生も多いと思います。今回はそんな就活生に向けて、自己PRの上手なまとめ方について解説します。4ステップに分けた自己PRのまとめ方をご紹介しつつ、アピール効果がさらに向上する魅力的なキャッチコピーの例もあわせてご紹介します。自己PRを作成する際のヒントとしてご活用ください。

人事は自己PRで何を見ているのか

人事が惚れる自己PRを作るためには、まず人事担当者が自己PRを通して、学生の何を見ているかを理解することが大切です。人事担当者が見ているのは、学生の「性格」や「人柄」といった部分です。1年で数十人~数百人もの学生の面接をしている人事担当者は、人間観察のプロです。学生の面接における言動の端々から、その学生の本質を見抜いていくのです。

企業が面接を受ける学生の性格や人柄といった部分を注視する理由は、適材適所を見て配属先や担当業務の割り振りを決定したいからです。その企業や職種にマッチしていない人材を採用してしまうことで、早期退職や職場の輪を乱してしまうといったトラブルが発生します。

例えば同じ学生でも、経理部に配属された場合と、営業部に配属された場合では、評価が全く変わってくることがあります。コツコツと数字と向き合うことが好きな性格であれば、経理部での評価が良くなる可能性が高くなります。一方で、コミュニケーション能力に秀でている性格であれば、営業部での評価が高くなるでしょう。

しかし、それが逆の部署に配属になった場合、上手く適応できる可能性は低くなるおそれがあります。人事担当者は、面接の段階で、その学生が会社の社風に合っているか、社内に活躍が見込めるポジションがあるかを見定めているのです。このような評価は、企業側はもちろん学生にとっても有益な就職になるために、とても重要なことです。

そのため、自己PRで人事担当者に嘘をついたり、エピソードを脚色したりして適正な判断を狂わせようとすることはおすすめしません。ありのままの自分をアピールして、自分にとっても企業にとっても有益な結果になるようにしましょう。

【人事が惚れる4ステップ】自己PRの上手なまとめ方

自己PRのまとめ方ひとつで、採用を担当する人事の評価は大きく変わっていきます。せっかくアピールできる経験やスキルがあるのに、まとめ方が上手くないと、人事担当者に魅力が伝わらず、採用を逃してしまう可能性があります。ここでは、相手に伝わりやすく自己PRをまとめるために、必要な手順を4つ紹介します。

【自己PRのまとめ方1】最初に結論を述べる

自己PRをまとめる上でまず心がけたいのが、最初に結論を述べることです。人事担当者がエントリーシートで自己PRを見た時や、面接で自己PRを聞いた時に、冒頭に最も伝えたい事柄が述べられていないと、結論に至るまでの内容が読み取りづらくなります。結論が最初にわかっていると、後に続く話の着地点が明確になり、要点が伝わりやすくなります。これは、社会人が話を有利に進めるためにしばしば用いられる話し方ですが、就活における自己PRでも効果を発揮します。

【自己PRのまとめ方2】結論に結びつくエピソード

自己PRを作成する上で、不可欠といってもよいほど重要なのが自身のエピソードについて書くことです。自己PRの結論に結び付くエピソード(経験)をしっかりと伝えることで、内容の信憑性を高めることができます。一方で、無根拠に「私は~という部分に自信があります」とアピールするだけの自己PRでは、自身の魅力が伝わらず、他の学生との差別化が難しいでしょう。
自己PRの根拠となるエピソードは、より具体的にわかりやすくまとめるようにしましょう。その事柄が起こっていた時に抱えていた課題や、問題に立ち向かうためあなたが取った試み・工夫について、相手にわかりやすいように伝えます。

【自己PRのまとめ方3】それが仕事にどう活かせるか

自己PRで自分の長所や他者と比べて秀でている部分を伝え、最後にその経験で得たことを、どのようにして仕事に活かすことができるのかを伝えます。
しかし、応募しようとしている企業の事業内容や職種の仕事内容をしっかりと理解していないと、自身のスキルをどうやって仕事に活かすかを伝えることはできません。逆にこれを具体的に説明できるということは、企業のことをしっかりと調べて研究しているという印象を与え、この企業に就職したいという熱意のアピールにもつながります。

【自己PRのまとめ方4】締め方を工夫する

ここまで自己PRのまとめ方について話してきましたが、最後に重要なポイントがあります。それは、自己PRをどういった言葉で締めくくるかということです。
たとえば、小説やドラマなどは、スタートのつかみや中盤の盛り上がりがどんなに魅力的でも、結末の締め方が悪いと、物語自体がぼんやりしてしまい、筆者や作り手が伝えたかった事柄の本質が伝わりづらくなります。同じように自己PRでも、強い印象が残る締め方はとても大切です。締め方として、いくつかのおすすめのパターンがあるので、ご紹介します。

入社したいという強い意欲を伝える締め方

学生も複数の企業の内定を受けていることが多く、企業側が内定を出しても、入社を辞退して他社への入社を選択することもあります。企業側としても、内定を受諾し入社する可能性が高い学生に、内定を出したいと思っています。そのため、企業に対して特別な思い入れがあるなど、強い入社意欲を伝えることは大きな効果があります。

自分の強みを再アピールする締め方

他者とは違う特徴的な強みといえる部分がある場合、最後の締めでも再アピールすることをおすすめします。特に集団面接の場合は、他の学生も一緒に面接をするので、面接官としても、学生一人ひとりの印象がぼんやりしてしまうことがあります。そんな時に、一番印象に残りやすい締めに自分の最もアピールしたい強みを持ってくることで、面接官に強い印象を残すことができます。

入社後の自分が活躍するイメージを伝える締め方

企業側が採用活動をする上での大前提として、自社で活躍する人材が欲しいという希望があります。「入社後に自分が具体的にどう活躍するか」というイメージを伝えることで、印象を良くできる可能性があります。

会社の求める人材と自分の長所との共通点をアピールする締め方

面接官は、その学生が自社のどの部署にマッチする可能性があるか、イメージをしながら面接していることが多いです。そのため、事前に求人情報や会社説明会でチェックした、企業の求めている人物像と自分の長所の共通点をアピールすることも有効といえます。

自己PRを上手く作れない時は?

自己PRを書こうとしても「アピールポイントが分からない」「上手くまとめられない」という悩みを抱えていませんか?その悩みは、キミスカの適性検査を受けて自己分析・自己理解を深めることで解決できるかもしれません。

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自己PR例

【自己PR例】
私の長所は、努力することを惜しまず挑戦し続けるという点です。その長所が活かされたのが、幼少期から習っているバレエの練習中に転倒して大怪我をしてしまった時です。医師からは、以前と同じようにバレエをすることは、難しいといわれました。
しかし、諦めることなく1年間根気強くリハビリをしたことで、またバレエの舞台に立つことができました。この経験から、ほとんど可能性がないことでも、諦めずに努力することで、成果を出すことができるということを学びました。私の努力することを惜しまず、挑戦し続けるという長所を活かして、御社の開発部門で、今までにない新しい商品の開発に貢献していきたいと思っています。

自己PRをまとめる際の注意点

上記で説明したことを守って自己PRをまとめることで、人事が惚れるような魅力的な自己PRになります。しかし、以下で説明する注意点を守らずに作成してしまうと、人事担当者を惚れさせる自己PRにならないこともあります。自己PRをまとめる際には、注意すべき点があることも覚えておきましょう。

【自己PRのまとめ方注意点1】文字量を考える

自己PRをまとめる上で、適切な文字量に収めることは大切です。面接で自己PRをするために与えられる時間は、だいたい1~2分です。1分の長さは、言葉で伝える場合は200文字といわれています。1分200文字のパターンと、2分400文字のパターンの2通りを用意しておきましょう。

また、自己PRをだらだらと長時間語ることで、悪い印象を与えてしまう可能性があります。長すぎる自己PRは、要点がどこにあるのかわかりづらく、聞き手側も集中力が途切れてしまう可能性があります。時間を具体的に指定された場合、時間内に終わらせることはもちろんですが、時間を指定されなかった場合でも1~2分以内のちょうどいい長さで終わらせるよう心がけましょう。

【自己PRのまとめ方注意点2】結論を最後に話すのはNG

先程、結論を最初に書くことを説明しましたが、それが絶対というわけではありません。しかし、最もやってはいけない自己PRのまとめ方は、結論を最後に持ってくるというまとめ方です。結論に触れることなくそのままエピソードを語って、最後に結論を持ってくると、聞き手側が聞いているうちに要点を見失い、理解できないということが発生します。

それではせっかくの自己PRが、まったくアピールできない無駄なものになってしまいます。「私の長所は〇〇なところです」と冒頭に伝えることを忘れないようにしましょう。

自己PRにキャッチコピーを付けると更に良い

自己PRを効果的なものにするために、キャッチコピーを付けるという方法があります。キャチコピーを付けることで、十分な自己分析ができていることをアピールできます。キャッチコピーがなかなか浮かばないという人は、まず自己分析をして、そこから自分の長所を探すことをおすすめします。ここで注意が必要なのは、理想をキャッチコピーで語ってはいけないということです。こうなりたいというのではなく、ありのままの自分をキャッチコピーで表現しましょう。キャッチコピーの言い回しを工夫することで、人事担当者を惹きつけることができます。

  • 「向上心とは私の為にある言葉です」
  • 「私は努力の積み重ねから作られています」
  • 「金メダル級の折れない心を持っています」

まとめ

自己PRを上手にまとめる方法について話してきました。自己PRで人事担当者が見ているのは、学生が自社で活躍できる要素を持っているか、ということです。それを効果的にアピールする自己PRにするためには、初めに結論を述べ、次に具体的なエピソード、最後にその経験で得たものを仕事でどう活かせるかという手順を守って作成することが大切です。

しかし、注意点をしっかりと守らないと、効果的にアピールすることができなくなってしまいます。必ず注意点を意識して、自己PRをまとめるようにしてください。盛り込むことで、より効果が発揮されるキャッチコピーも、面接する企業や職種に合わせて工夫することで、より人事担当者に刺さる内容になります。そして忘れてはいけないのが、自己PRの所要時間を適切な時間に調整するということです。自己PRをより良いものにするための、さまざまなテクニックを用いて、就活を有利に進めてください。

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