大学生の髪型は基本的に自由ですが、就活が始まると社会人を意識した髪型にする必要があります。しかし、具体的にどういった髪型にすれば良いのか、心配な学生もいるでしょう。
そこで、本記事では就活中の男性が押さえておくべき髪型のポイントを解説します。面接官に好印象を残す髪型の具体例も紹介しているので、髪型に悩む学生はぜひ参考にしてみてください。
面接で好印象を与える髪型のポイント3つ
就活では、見た目が与える第一印象も重要な評価対象です。企業や職種によっては取引先と会って商談することもあるため、髪型をはじめとする身だしなみが重視されることは珍しくありません。
就活におすすめの髪型はいくつかありますが、共通して企業側に好印象を与える髪型は以下の3つを意識しましょう。
清潔感
さわやかさ
フレッシュさ
これらのポイントを押さえた髪型にする場合、髪は短髪あるいは分け目を作っておでこを出したり、襟足や耳周りなどは短くしたりと、すっきりとした長さを心がけてください。
面接で理想的な就活男子の髪型
面接では具体的にどういった髪型で臨むのが良いのでしょうか。ここでは、男子就活生におすすめの髪型を3つ紹介します。
【理想的 就活男子の髪型1】ショートレイヤー
就活生だけでなく、すでに会社員として働いているビジネスマンにも多い髪型がショートレイヤーです。トップを短めにし、毛先に向かって長めにカットしていくのが特徴的。
手軽にスタイリングでき、万人受けする髪型の一つなので就活生らしい清潔感を印象付けやすいでしょう。
【理想的 就活男子の髪型2】刈り上げベリーショート
できるだけ短髪にしたい人や、ヘアセットに時間をかけたくない人は、刈り上げベリーショートがおすすめです。体育会系の人やスポーツをしている人に多い髪型で、襟足を刈り上げて髪は全体的に短くカットすれば、快活さあふれる印象に仕上がります。
【理想的 就活男子の髪型3】ツーブロックベリーショート
「就活にツーブロックって大丈夫?」と不安に感じている学生もいますが、注意点にさえ気をつければ問題ありません。特にツーブロックベリーショートは顔の形や髪質に関係なくマッチしやすいため、就活用の髪型で悩んでいる学生におすすめです。
ただし、業界や企業によってはツーブロックがマイナスの印象につながる場合もあります。ツーブロックに関する注意点などは、以下の記事を参考にしてみてください。
男子学生が注意すべき髪型・就活ヘア
就活中の男性におすすめの髪型を紹介しましたが、耳やおでこが出る程度の短髪であれば、それほどマイナスの印象を持たれることはありません。しかし、髪型によってはマイナス評価につながる可能性もあるため、ここで紹介する髪型や就活ヘアの注意点を把握しておきましょう。
【就活男子が注意すべきこと1】ロン毛
ロン毛は就活で避けたい髪型の一つです。人によっては「髪を切るのが面倒な学生かも」「身だしなみを気にしないのかな」と、だらしなさや不潔な印象を持たれる可能性があります。また、ロン毛の範囲は人によって異なる場合もあるため、できるだけ短髪のヘアスタイルで臨むのが無難でしょう。
【就活男子が注意すべきこと2】パーマ
学生のなかにはパーマをかけている人もいますが、就活生の髪型としてはふさわしくありません。もちろん、髪型を整えるための縮毛矯正やストレートパーマ、天然パーマの人などであれば問題ありません。しかし、面接官によってはパーマに対して「不真面目だ」と感じる場合もあるため、クルクルと丸みのあるパーマは避けましょう。
なお、志望企業などによっては、パーマをかけた髪型でもマイナスの印象を持たれない場合もあります。どうしてもパーマで就活をおこないたい学生は、以下の記事を参考にしてみてください。
【就活男子が注意すべきこと3】金髪などの染色
就活中は、金髪や茶髪といった過度な染色は控え、できるだけ黒髪で臨みましょう。髪の毛を染めたまま就活をしていると、面接官から「学生気分が抜けてないのでは」と思われるかもしれません。
ただ、アパレル業界やIT企業のなかには染色しても問題ない場合もあります。就活は黒髪の短髪で臨むのがベストですが、染色して面接を受けたい人は企業選びの時点で確認しておきましょう。
就活での髪型でよくある質問
続いては、就活中の男性が抱きがちな疑問にお答えしていきます。
【就活での髪型でよくある質問1】地毛が明るい色だけど大丈夫?
学生によっては地毛が黒というよりも茶色に見える人もいますが、わざわざ地毛を染める必要はありません。しかし、地毛が明るい色の人は少なく面接官に誤解される可能性もあるため、心配な方は黒に染めておくか、履歴書の特記事項に「髪色は手を加えていない地毛の状態です」などと記載しておきましょう。
【就活での髪型でよくある質問2】ワックスは付ける必要があるの?
ワックスは清潔感のある髪型に整えやすいほか、移動中に髪型が崩れるのを防いでくれます。ただ、髪型によっては付けなくても良いケースもあるため、無理に使う必要はありません。もしワックスを使用する場合は、無香料のもので付けすぎないことがポイントです。
ワックスを使う際のコツや注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。
【就活での髪型でよくある質問3】業種や企業によって髪型は変える?
髪型によって相手に与える印象が異なりますが、業種や企業によって髪型を変える必要はありません。志望企業に合わせて慣れない髪型にするとヘアセットに時間がかかったり、違和感のある仕上がりになったりする可能性もあるでしょう。
就活中は髪型からも清潔感やフレッシュさを感じてもらうことが重要なので、黒の短髪で自分に合った髪型を見つけてみてください。
髪以外にも意識したい男子の身だしなみ
就活中の身だしなみは、髪型だけを意識すればいいわけではありません。髭(ひげ)や眉毛なども整える必要があるため、髪や顔まわりの清潔感もチェックしておきましょう。
【髪や顔周りの男メンテナンス1】髭
学生や社会人のなかには髭を伸ばしている人もいますが、就活中の髭は不潔な印象をもたれるためNGです。剃り残しがあると「寝坊したのかな」「身だしなみに気を配らない人なのかな」などと思われる可能性もあるため、面接当日は自宅を出る前に丁寧に剃っておきましょう。
【髪や顔周りの男メンテナンス2】眉毛
就活中は眉毛の手入れも重要です。ただ、あまりにも細くしてしまうと、「頼りない」「時代遅れ」といった印象を持たれるかもしれません。
眉毛を整える際は細くするのを意識するのではなく、ボサボサになっている部分を剃ったり抜いたりする程度で十分です。
【髪や顔周りの男メンテナンス3】肩
意外と見落としがちなのが肩まわりです。肩の上にフケや抜け毛があると、相手から不潔な印象を持たれてしまうでしょう。また、ヘアスプレーやワックスの使い方によっては、白い粉が落ちてしまうこともあります。
肩まわりは自分では気付きにくいかもしれませんが、不潔な印象を持たれないよう注意しておきましょう。
まとめ
就活中の髪型に悩む方は少なくありませんが、前提となるのは社会人に相応しいかどうかです。髪型から清潔感やフレッシュさを感じさせるためにも、本記事で紹介したように黒の短髪を意識しましょう。
もちろん、どんな髪型が合うかは人によって異なります。面接官から好印象を持ってもらえる髪型を意識して、自分にぴったりなものを探してみてください。