大学生の髪型は基本的に自由ですが、就活中の学生は社会人を意識した髪型にする必要があります。もちろん企業によっては学生の髪型を気にしないところもありますが、どういった髪型だと相手にマイナスの印象を持たれないのでしょうか。
今回はツーブロックが就活でOKなのかを解説するほか、ツーブロックを避けた方が良い業界も紹介します。また、ツーブロックで就活に臨む際のポイントや注意点もお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
就活中はツーブロックOK?
志望企業の社風や業界などによってツーブロックに対する印象が異なり、なかにはマイナスの印象を持たれる可能性があります。そのため、就活ではなるべくツーブロックを避けた方が無難です。
ツーブロックにするかどうか悩んでいる学生は、企業や業界に注目してヘアスタイルをどうするか考えてみてください。髪型は人の第一印象を左右する重要なポイントなので、就活においてはとくに気をつけた方が良いでしょう。
なお、面接で好印象を残しやすい髪型については、以下の記事で紹介しています。髪型で悩んでいる就活生は、一度目を通しておきましょう。
就活でツーブロックを避けた方が良い業界・企業
男性の就活生であれば、清潔感のある短めのヘアスタイルがおすすめです。ただ、学生のなかにはできるだけツーブロックで就活をしたいと考えている人もいるでしょう。
そこで、ここでは就活でツーブロックを避けた方が良い業界・企業の特徴を解説します。
【ツーブロックNGな業界・企業の特徴1】役員の年齢層が高い
近年はツーブロックに対してマイナスの印象を持たれにくくなっていますが、志望企業の役員に高齢の方が多いと、「就活に相応しくない」と思われる可能性があります。
企業文化や社風は社長をはじめとする役員の意向が反映されやすいため、役員の年齢層が高い企業の選考にツーブロックで臨むのは避けた方が良いでしょう。
【ツーブロックNGな業界・企業の特徴2】信用重視で社風が堅い
金融系や公務員など、相手からの信用が重視されるような業界・企業では、ツーブロックの就活生に対してマイナスの印象を持つ可能性があります。
たとえ役員の年齢層が比較的若い場合でも、社外の人から信用を得られるかどうかが業績に関わってくるため、どんな人にも悪い印象を持たれない髪型が好まれる傾向になります。
就活生のツーブロックに寛容な業界・企業
続いては、ツーブロックなど学生の髪型に対して、そこまで気にしない業界や企業の特徴を紹介します。どうしてもツーブロックで就活を進めたい学生は、ここで紹介する業界・企業を参考にエントリー先を検討してみてください。
【ツーブロックOKな業界・企業の特徴1】会社や従業員が若い
ツーブロックNGな業界・企業とは対照的に、会社の歴史や役員・従業員の年齢が若い企業は、ツーブロックに対して寛容な場合が多いです。例えば、ITなどのベンチャー企業であれば、髪型だけでなく服装に関しても入社後はオフィスカジュアルや私服が認められる場合も少なくありません。
ただ、歴史が長く役員の年齢層が高くとも、髪型や服装を気にしない企業もあります。とくに出版や映像などクリエイティブ系の業界であれば、見た目よりもスキル・業務が重視される傾向にあるでしょう。
【ツーブロックOKな業界・企業の特徴2】ファッションも重視している
アパレルや美容など、見た目やファッションを選考時に評価している業界も、ツーブロックの髪型が認められる傾向にあります。こういった業界・企業の場合は、髪型や服装に関してある程度の自由が認められていることが多く、ファッションに興味のある学生にとっては親和性が高いでしょう。
しかし、見た目やファッションの自由度が高いからといって、どんな格好でも良いというわけではありません。志望企業の社風に合わせる必要があったり、社会人として相応しい清潔感も求められたりするため注意が必要です。
就活向きツーブロックのポイントと注意点
ツーブロックに対して寛容な業界・企業の特徴を解説しましたが、志望企業から悪い印象を持たれないためのポイントや注意点も押さえておく必要があります。
ここからは、就活にツーブロックで臨む際の具体的なポイントを見ていきましょう。
【就活向きツーブロックのポイント1】グラデーションカットにする
ひとくちにツーブロックといっても、髪の長さや刈り上げの場所・長さなどが異なります。ツーブロックで就活に臨む場合は、耳元から少しずつ髪が長くなっている「グラデーションカット」がおすすめです。髪の段差が緩やかなので、清潔感があり相手に恐怖感を持たれにくい髪型に仕上がるでしょう。
【就活向きツーブロックのポイント2】刈り上げは6mm以上
両サイドの刈り上げを地肌が見えるほど深くすると、相手に怖がられる可能性があります。刈り上げのときは、地肌が見えにくくなる6mm以上を目安にしましょう。
また、髪が耳にかかるほどの長さだと、就活で重要な清潔感が損なわれる可能性があります。髪の長さは耳にかからない程度が目安なので、証明写真や面接の前に髪の長さを確認しておきましょう。
【就活向きツーブロックのポイント3】ワックスはツヤ感を抑える
ツーブロック以外の髪型にも共通していますが、ヘアセットで使うワックスはツヤ感の出ないものを選びましょう。というのも、髪にツヤ感があると相手から不潔な印象を持たれる可能性があるためです。
ツーブロックの髪型をセットする際は、ハードタイプのワックスがおすすめです。また無香タイプを選ぶなど、ワックスについて詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
ツーブロックで就活したい場合はどうすれば?
ツーブロックの髪型で心置きなく就活を進めたい場合は、ツーブロックでも問題ない企業を探すか、就活の方法を変えてみるのがおすすめです。
【ツーブロックで就活したい場合1】ツーブロックOKな企業を探す
ツーブロックの髪型で面接などの選考を受けたい場合は、ツーブロックOKな企業を探してみるのがおすすめです。しかし、企業の募集要項などには就活時の髪型について記載されていないケースが多いため、「どうやって判断すればいいの?」と思う方もいるでしょう。
実際にツーブロックがOKかどうかは、説明会や面談などの選考と関係のないタイミングで確かめるのがベストです。このほかOB・OG訪問などの機会を活かし、尋ねてみても良いでしょう。
【ツーブロックで就活したい場合2】逆求人サイトを利用してみる
就活サイトや企業の採用ページから気になる企業にエントリーするのが一般的な就活ですが、逆求人サイトを活用してみるのも一つの手です。
とくに逆求人サイト「キミスカ」は、気になった学生に対して企業からスカウトのメールを送るのが特徴です。企業は学生の個性をきちんと見てくれるので、就活生はツーブロックをはじめ、ありのままの自分を評価してもらえるでしょう。また、従来の就活では見つからなかった企業と出会えるチャンスなので、就活の選択肢を広げてみたい学生は、ぜひ活用してみてください。
就活生のツーブロックOKな企業もあるが注意も必要!
近年はツーブロックに対してそれほど悪い印象を持たれることはありませんが、歴史ある企業や役員の年齢層が高い企業では、就活に相応しくないと思われる可能性があります。そのため、ツーブロックで就活に臨む際は、マイナスの印象を持たれる可能性があることも把握しておきましょう。
また、就活中のツーブロックは、カットの仕方や刈り上げの長さにも注意した方が無難です。ツーブロックで就活を進めたい人は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。