面接の持ち物をメールで確認したい!例文付きで送信文や返信の仕方を解説

企業によっては面接当日の持ち物について事前に知らせてくれることもありますが、「これも必要なのかな」と不安に感じる就活生もいるでしょう。面接の持ち物について確認する場合、電話だとつながりにくかったり人事担当者の負担になったりするため、メールで問い合わせるのがおすすめです。

今回は面接の持ち物をメールで確認する時の内容を例文付きで解説します。また、メール送信時にチェックしておきたいポイントも紹介するので、あわせて確認しておきましょう。

面接の持ち物を確認する時のメール例文

日程調整や選考通過などの連絡をメールで受けている場合は、返信形式で持ち物を確認すれば問題ありません。ただ、初めてメールを送る場合は新規でメールを作成する必要があります。ここでは、それぞれのシーン別に送信メールの例文を紹介するので、ぜひご自身の状況に合った例文を活用して持ち物を確認しましょう。

面接の持ち物を返信メールで確認する場合

すでに人事担当者とメールでやり取りしており、持ち物を確認したい時のメール文を紹介します。新規メールを作成する必要はないので、返信形式でメールを送りましょう。

件名:Re:面接日程のお知らせ

本文:
株式会社○○○
人事部 ○○(担当者名)様

お世話になっております。
7月14日11時に面接のお約束をいただいております
〇〇大学の〇〇〇〇(氏名)です。

面接に関して1点お伺いしたいことがあり、ご連絡いたしました。
面接当日は「履歴書」「エントリーシート」の他に持参する物はございますか?

ご多用の中たいへん恐れ入りますが、ご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

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○○大学 ○○学部 ○○学科
○○○○(氏名)
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:*************@***.***
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学生のなかには、面接の日程をすり合わせている段階の人もいるでしょう。そのような場合は、日程調整に関する回答文を書いてから「面接当日は履歴書や職務経歴書のほかに持参するものはございますか?」と記載すれば、問題ありません。

なお、面接の日程調整をメールでやり取りする際の例文は、以下の記事で紹介しています。持ち物の例文と合わせて確認しておきましょう。

面接日程メールの返信文は?例文付きでマナーや書き方のポイントを解説

面接の持ち物を新規メールで確認する場合

新規メールで持ち物確認の問い合わせを行う場合は、メールの内容が一目で分かるような件名にすることが重要です。以下の例文を確認してみましょう。

件名:【ご質問】面接当日の持ち物について(○○大学 ○○○○)

本文:
株式会社○○○
人事部 ○○(担当者名)様

お世話になっております。
6月15日13時に面接のお約束をいただいております
〇〇大学の〇〇〇〇(氏名)と申します。

面接当日の持ち物をお伺いしたく、ご連絡いたしました。

・履歴書
・エントリーシート
・筆記用具、手帳

上記の他に必要なものがございましたら、ご教示いただけますと幸いです。

お忙しいところ大変恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

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○○大学 ○○学部 ○○学科
○○○○(氏名)
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:*************@***.***
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メールで面接の持ち物を確認する際のポイント

目的が持ち物の確認だからといって、油断してはいけません。企業へ問い合わせのメールを送る場合は、社会人としてのマナーを守る必要があります。

メールが合否に直結することはありませんが、場合によってはマイナスの印象を持たれることもあるため、ここで紹介するポイントも十分に確認しておきましょう。

【面接の持ち物を尋ねるメールのポイント1】できるだけ返信形式で送る

冒頭でも解説しましたが、面接の持ち物を確認する場合はできるだけ返信形式で送ることが重要です。返信形式であれば人事担当者がメールのやり取りを手軽にさかのぼれるほか、どの学生から送られてきたメールなのかも分かります。新規メールで送る場合、件名が分かりづらいものだと就活生のメールかどうかが分からず、他のメールに埋もれて見落とされる可能性もあるでしょう。

また、企業から送られてくるメールには、CCで他の社員のメールアドレスが含まれている場合もあるため、返信形式で送る際は「全返信」でメールを送るのもポイントです。

【面接の持ち物を尋ねるメールのポイント2】用件は1つのメールにまとめる

面接を控えた学生からすれば、持ち物だけでなく当日の流れや質問内容など、気になることは数多くあるでしょう。しかし、メールのやり取りは面接ではないため、簡単なことを質問するだけに留めることが大切です。

また、人事担当者は毎日のようにたくさんの学生と連絡を取っているため、細かいことを数回に分けて質問すると、返信対応をする人事の時間を奪うことになりかねません。面接が始まる前から「効率の悪い学生だな」とマイナスの印象を持たれる可能性もあるため、確認したいポイントはできるだけ1通のメールにまとめましょう。

このほか、誤字脱字に気をつけたり、言葉遣いなどにも気をつけたりしなければなりません。ビジネスメールのマナーについては、以下の記事を確認しておきましょう。

就活やインターンで企業からメールが来た!使える「返信テンプレ」まとめ【例文あり】

【面接の持ち物を尋ねるメールのポイント3】送信のタイミングに注意

持ち物の確認に限った話ではありませんが、企業側にメールを送る時は送信するタイミングに気をつけなければなりません。まず普段から意識してもらいたいのは、メールを送信する時間帯です。メールは24時間いつでも送ることができますが、早朝や深夜のほか、終業後に送るのは控えましょう。

また、持ち物に関するメールを面接直前に送るのも避けた方が無難です。人事担当者から「ギリギリに準備をする学生なのかな」という印象を持たれる可能性があります。問い合わせのメールを送るのであれば、面接の数日前で営業時間内にしましょう。

【面接の持ち物を尋ねるメールのポイント4】返事が来たらお礼メールを送る

メールでのやり取りはコミュニケーションの一つでもあるため、メールマナーを守るだけでなくお礼の言葉を伝えることも大切です。面接の持ち物について企業から返事をもらった場合は、24時間以内にお礼のメールを送りましょう。

【回答に対するお礼メールの例文】

Re:Re:【ご質問】面接当日の持ち物について(○○大学 ○○○○)

本文:
株式会社○○○
人事部 ○○(担当者名)様

お世話になっております。
〇〇大学の〇〇〇〇(氏名)です。

この度は急な質問にもかかわらず、
丁寧にご回答いただき誠にありがとうございます。

面接当日は身分証と印鑑が必要とのこと、承知いたしました。

取り急ぎ、回答のお礼を申し上げます。
当日はどうぞよろしくお願いいたします。

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○○大学 ○○学部 ○○学科
○○○○(氏名)
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:*************@***.***
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メールで面接の持ち物を確認して本番に備えよう!

企業からの指示がなくとも、面接でES(エントリーシート)や履歴書の提出を求められることがあります。そのため、指定された書類に含まれていなくとも上記の2つは持っておくのが無難です。

また、面接で自分の魅力を伝えるためにも、徹底的に準備しましょう。質疑応答の練習だけでなく、清潔感のある身だしなみやビジネスマナーなど、やるべきことはたくさんあります。もちろん忘れ物はマイナスの印象を持たれる可能性が高いので、不明点があれば早めに確認しておきましょう。