【ESで短所】短所の探し方から書き方までポイント別に詳しく解説!回答例付き

エントリーシートで短所を聞かれたぞ。でも短所ってどうやって伝えればいいんだろう?と悩む皆さん必見です!そもそもなんで企業は短所なんて聞くのか?という根本の疑問からESの書き方のコツまで、詳しく解説します。短所を効果的に伝えることは確かに難しいです。皆さんの中にはむしろネガティブイメージを企業に与えてしまうのではないかと心配している方もいらっしゃるでしょう。だからこそ、この記事を読み、ポイントをしっかり押さえることで、書類選考を突破しましょう。最後には、短所の回答例も紹介するのでぜひ最後まで読んでください。

企業が短所を問う意図

そもそも企業は私たち就活生の短所を聞くことで、なにを見ているのでしょうか?そこを分からなくては、相手の意図に沿った回答をすることは難しいです。

【企業が短所を問う意図1】自分の弱みを客観的に分析できているか

相手の短所を聞くことで、企業はその学生がきちんと自己分析ができているかを測ることができます。この世に完璧人間は存在しません。周りからそう思われているような人ですら、しっかりと分析をすれば短所、弱みがあるものです。自分自身のことをちゃんと知っているのか?業はこれを見ています。

【企業が短所を問う意図2】自分の短所をどのように改善しているか

自分の短所を知っているだけでは不十分です。企業は短所に向き合う強さ(精神力)、その短所を解決するための方法(思考力)、そしてそれを実践に移せているのか(行動力)、こうした要素を学生が持ち合わせているのかを企業は見ています。特に、効果的な解決策を考えられているのかという対処のプロセスに焦点が置かれています。

短所を上手く言語化するコツ

自分の短所が漠然としたイメージではあるけど、それを上手く言葉に表せない。そんな方は以下の方法を試してみてください。

【短所を見つけるコツ1】短所のリストから探す

自分の中でゼロから見つけ出すのは大変ですので、リストから自分らしいものを探し出してみてください。

自己主張が強い

我が強い、一人よがり、自分の意見を貫き通す、周りに耳を傾けない、負けず嫌い、プライドが高い、目立ちたがり、ナルシスト、自信過剰、頑固、こだわりが強い

計画性がない

行き当たりばったり、マイペース、時間に無頓着、考えるより即行動、タイムマネジメントが苦手、特定のことに没頭してしまう、時間を忘れて物事に取り組んでしまう

ネガティブになりやすい

プレッシャーに弱い、失敗を避けようと考えすぎる、臆病、自信がない、心配性、慎重、堅実、気持ちの切り替えが苦手

人前で主張することが苦手

繊細、内向的、人前に出ることが苦手、意見を言えない、周りに合わせる、控えめ、シャイ、引っ込み思案、流されやすい、一人で抱え込んでしまう、中心になるのが苦手

 

他にも短所の種類はたくさんありますが、このように体系的に考えてみると良いでしょう。短所は長所の裏返しと言われるように、長所から自分の短所を探してみるのも良いでしょう。

自己PRの長所別例文35選!キミスカが厳選した自己PRにしやすい長所とは?

【短所を見つけるコツ2】自分なりに工夫したうえで失敗した経験から考える

いくつか失敗した経験を挙げていくと、自分に足りない共通点が見えてきます。しかし、失敗した経験とだけ聞かれても、なかなか解像度が低いですよね。コツは、「自分なりに工夫したけど失敗したこと」を探してみることです。自分なりに努力してみたけど失敗した、自分のせいで失敗した、こうした経験は自分の弱みを知る絶好の素材です。

大きな失敗を経験したことがない/思いつかない人は、周りと比べてできていなかったことを想像してみると分かりやすいと思います!

【短所を見つけるコツ3】思い切って友人に尋ねる

「客観的」な性格や短所を一番知っているのは自分ではなく、あなたの周りにいる方々です。ここは積極的に友人、両親、先生等の周りの意見を募り、素直に吸収しましょう。「〇〇さん、相手の話を遮るのは良くないよ。」自分では気づいていなかった一面を指摘され、思わずハッとした経験がある方は、それらを参考にするのも良いです。

ES 短所の書き方のコツ

ここで紹介する書き方のコツを押さえているかいないかでES突破率が格段に変わるため、この二点だけでライバルと大きく差をつけましょう。

【ES 短所の書き方のコツ1】企業に合った表現にする

企業が求める人物像を意識しましょう。企業にはそれぞれカラー、特有のカルチャーが存在します。そのため、その企業に就活生は相性がいいのか、を人事は常に気にしています。特定の短所がその業界と相性が悪くなる可能性を考慮してください。

挑戦が求められる企業

大学生のAさんとBさんを比較してみましょう。

・Aさん「一人で突き進んでしまうのが短所です。」

・Bさん「物事を進める際に慎重すぎてしまうのが短所です。」

この場合、Aさんの短所はこの企業に悪影響でしょうか?挑戦を良しとする企業において、Aさんはむしろ大歓迎といえるような人材でしょう。しかし、Bさんの短所は企業のカルチャーと相性が悪いものであり、採用を見送る企業もあるでしょう。

では、こちらの場合はどうでしょう。
ミスをしないことが良しとされる企業

先ほどと同じAさんとBさんの短所を見てみると、先ほどと受け取られ方が全く異なります。例えば、お金を扱う仕事は大きな責任が伴う仕事であり、ミス一つで信用問題に発展しかねません。

・Aさん「一人で突き進んでしまうのが短所です。」

・Bさん「物事を進める際に慎重すぎてしまうのが短所です。」

この場合、Aさんの短所はこうした仕事には不向きです。しかし、Bさんの短所はこうした業務にフィットしており、まさに企業が求めている人材です。

御覧の通り企業によって、短所の捉え方は180度変わります。

とはいえ、自分と相性が悪い企業に就職すると、後々苦労するかもしれません。こうした不安がある人は、以下の記事を参考にしてみてください。

この会社に入社していいの?直感的に合わないかも!面接で抱いた違和感の正体とその解決法

【ES 短所の書き方のコツ2】言葉のニュアンスに気を配る

自分の本来の姿と、相手が思い描いたあなたの姿には、時に大きなずれが生じてしまいます。せっかく短所への向き合い方を上手に説明できたのに、言葉一つですべて台無しになってしまうこともありますから、誤って受け取られてしまうことには細心の注意を払いましょう。

・自分の短所は、時間にルーズなところです。

・自分の短所は、作業に没頭するあまり時間をよく忘れてしまうことです。

二つとも時間にルーズなことを表していますが、どちらの印象が良いでしょうか?おそらく前者のほうが余計にマイナスな印象を持たれる可能性があると思います。同じ短所を示す際も、相手に与える印象は伝え方次第で大きく変わります。

“NG” 短所の注意点

【”NG” 短所の特徴1】短所を改善する行動について触れていない

記事の始めで説明したとおり、企業があなたの短所を聞く意図の一つに、短所の解決過程を知りたいということがあります。その過程に一切触れることなく、短所を伝えただけでは不十分です。短所克服への行動を伝えることで、イメージアップを狙いましょう。

【”NG” 短所の特徴2】表面的な短所

表面的な短所を選んでしまうと、改善点もどうしても表面的になってしまいます。人事の方々は膨大なESを毎年チェックしているエキスパートですので、あなたが本当に自分自身を分析できているのかすぐに疑われてしまいます。本人の信念や生き方にかかわるような短所と言うと大げさかもしれませんが、もっと根っこにあるような自分の弱みを正直に書きましょう。

「エントリーシート」短所の回答例

最後に、エントリーシートにおける短所の回答例を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

会社によって文量は異なるので、回答欄の大きさや指定に合わせて答えてください。目安としては300文字弱と言われています。

【回答例1】完璧主義

私の短所は完璧主義すぎる一面があることです。学業に真剣に取り組むあまり、時には細かいところにこだわりすぎて、課題の進め方に時折遅れが生じることがあります。それがストレスになり、他の仕事にも悪影響を及ぼすこともあります。

現在はこの課題に向き合い、例えばゼミでのプロジェクトでは、どの部分を優先すべきか見直して、より効率的に進める方法を考えています。そして、友達と協力して、完璧を目指すことと進捗のバランスをとるトレーニングをしています。そうすることで、完璧主義の弱点を克服し、仕事の進め方をより効果的に改善したいと思っています。 (265文字)

【回答例2】初対面の人との関係構築が苦手

私の短所は、初対面の人との関係構築が苦手であることです。初対面の人と話す際は、内気さや緊張から積極的なコミュニケーションが難しいと感じます。

そこで、この課題に真剣に向き合い、克服するべく精力的に取り組んでいます。最近では、相手に興味を持ち積極的に質問することや、趣味などの共通点を見つける努力を通じて、自然な会話を可能にしています。 また、学内外の活動によく参加し、様々な人との交流を通じて関係構築のスキルを向上させています。

これらの経験から、初対面の人との交流に自信を持ち、協力関係を築く力を高めています。今後も意欲的なアプローチを継続し、短所を克服するための機会を最大限に活用していきます。 (299文字)

【回答例3】複数の仕事を同時進行するのが苦手

私の課題は、複数の仕事を同時に進めることに苦手意識があることです。いくつものタスクを同時にこなすと、効率が下がり、ストレスを感じることがあります。

現在はこの課題に真摯に向き合い、克服のための努力を惜しまず取り組んでおります。例えば、タスク管理ツールや優先順位の設定を活用して、計画的に作業をしています。また、仲間とコミュニケーションを密にし、ゼミでのプロジェクト進捗を共有して協力体制を築いています。このように、全体の進捗を見失わないよう心がけています。 (229文字)

まとめ

以上の内容が、就活生の短所を聞いてくる企業の意図と、それを踏まえたうえでの効果的な書き方です。「短所」というシンプルな問い一つでも、深く考えなければいけない要素がこのように沢山あるのです。

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