「就活をしない」という選択のメリットとデメリットを就活サービスが解説する

大学生活の折り返し地点を過ぎると、長かった学生生活も終わりに近づいていきます。その先は、ほとんどの人が何らかの仕事をしていくことになるため 、必死になって就職活動に取り組む人も多いはず。

しかし、果たして本当に就活はしなくてはいけないものなのでしょうか。誰もが当たり前のようにしている「就活」をしないという選択肢について考えてみましょう。

就活をしないのも選択肢の 一つ

人が生きていくには、ある程度のお金がかかります。仮に自給自足の生活をしていても、電気やガスなどのインフラにまったく頼らず生活していくのは難しいでしょう。年金や健康保険など、日本人である以上払わなければならないものもあります。文化的な生活を楽しむにも、お金は必要です。ただし、必ずしもどこかに勤めるだけがお金を稼ぐ方法ではありません。

就活をしないなら何するの?

2019年の総務省統計局の調査によると、日本人の雇用者率は89.3%。9割近くの人がどこかに雇われていることを踏まえると、会社員以外の稼ぎ方が思いつかないのは無理のないことかもしれません。
以下の内容を元に、就活しない場合 はどのような進路があるかを考えてみましょう。

【就活をしない場合の進路】①フリーランス・起業

最初に考えられる進路の 一つが、フリーランスになる、または起業するという選択肢です。やりたいことがはっきりしている人にとって、就活は回り道かもしれません。大学在学中にライティングやプログラミングなどの専門スキルを習得しお金を得られるようになれば、必ずしも就活は必要ないと考えられます。

【就活をしない場合の進路】②世界中を旅する

実際のところ、二十歳そこそこでやりたいことが明確になっている人は少数派。だからこそ、就活に悩みを感じる人が多いのではないでしょうか。そのようなときには、世界を見てみるのもよい経験になります。旅行資金が貯まるまで仕事をして旅に出てみるのもよいですし、ワーキングホリデーを活用すれば海外で働く経験もできます。年齢制限があるワーキングホリデーは、若いときにしかできない経験です。外に出てみると、これまでの自分の世界観や悩みがいかにちっぽけなものであったかがよく分かります。そうして得た経験は、これからの大きな糧となるでしょう。

【就活をしない場合の進路】③家業を継ぐ

実家が自営業をしている場合は、実家を継ぐという選択肢も考えられます。家庭によっては、両親が継ぐことを期待している場合もあるでしょう。株式会社ユニクロを創業した柳井正氏のように、実家の仕事を引き継いで、理想の仕事、理想の会社を作り上げることも可能です。

【就活をしない場合の進路】④大学院

まだまだ勉強したい気持ちのある人は、大学院に進学するのもよい選択です。職種によっては、学部卒では応募条件を満たさないものもあります。ただし、院卒人材を敬遠する企業があることも知っておきましょう。大学院に進学するなら、修了後は専門性の高い仕事に就くことや、海外を視野に入れることも考えてみてください。また、大学院は大学より修了のハードルが高くなります。明確な目的がなければ論文を仕上げることは難しいので、就活を先送りにするために進学すると、後悔することになるかもしれません。

【就活をしない場合の進路】⑤フリーター

よいイメージを持つ人の少ないフリーターも、立派な選択肢の 一つです。俳優や声優など、オーディションがあるような夢を持っている場合は、時間に融通が効く仕事でないと両立は難しい でしょう。明確な夢や目標を持っている人にとって、フリーターは現実的な進路となり得ます。

就活をしないメリット

次に、就活しなかった場合のメリットを見ていきましょう。

【就活をしないメリット①】時間に縛られない

就活しなければ、学生の本分である勉強に精を出すことができます。勉強だけでなく、若いときにしかできないことにチャレンジも可能です。若いときの経験は、まさにプライスレス。

一方、就活すると就活中も社会人となった後も、会社の都合に振り回される生活が待っています。フレックス制を導入している企業もありますが、給料と引き換えに会社の決めた時間の労働を求められる会社員に、平日の自由時間はほとんどありません。その反面、みんなが休みになる土日祝日や盆正月はどこも混雑していて、料金も高くなりがちです。このことは、会社員が生活を楽しむには、より多くのお金が必要になるということでもあります。会社員を選択するということは、自ら時間もお金も不自由な生活を選んでいると言えるでしょう。

【就活をしないメリット②】②人間関係で悩むことが少ない

会社は選べても、上司や同僚は選べません。就職すると多かれ少なかれ人間関係のトラブルに悩むことになるでしょう。人は誰もが人間関係と無縁ではいられませんが、フリーランスや経営者になれば、会社員より付き合う人を選べます。人の悩みの9割は人間関係に由来するものといわれています。人間関係の悩みが減れば、人生の満足度はアップするでしょう。

就活をしないデメリット

これまで就活しないメリットをお伝えしてきましたが、もちろんデメリットもあることをお忘れなく。メリットとデメリットの両方をふまえてよく考えてみましょう。

【就活をしないデメリット①】収入が不安定

就職とは、自分の時間やスキルと引き換えに毎月一定額の給料をもらうこととも言えます。就職しない働き方は、収入の不安定さとトレードオフであることを認識しておくことが大切です。

【就活をしないデメリット②】社会的信用が得られない

クレジットカードを作ったり、住宅ローンを組んだりするには会社員の方が有利です。収入の高さではなく「毎月安定して返済できるかどうか」を重視する金融機関の考え方も知っておくとよいでしょう。

【就活をしないデメリット③】社会人としての常識やマナーが身につきにくい

会社員 であれば、社会人としての常識やマナーに関する教育を受けられ ます。しかし、一度も就職せずにフリーランスになった人や会社を起こした人は、会社員に比べてビジネスマナーを知る機会が少ないでしょう。そのため、実家を継ぐことを決めている人も、一度就職して他社や世の中のことを学んでおくとよいかもしれません。大人になると、周囲の人がマナーや常識を教えてくれることないものです。そうした意味では、自分で勉強できなければ「就職しない働き方」を選ぶのは難しいと考えられます。

【就活をしないデメリット④】 再就職が難しい

フリーターも立派な選択肢であることを紹介しましたが、単に「就職したくない」という理由で、フリーターを続けるのは要注意。特に理由もなくフリーターを続けていても、スキルや経験を身につけることは難しいでしょう。就職したいと思ったときには、すでに仕事に就くことすら難しい年齢になっている可能性も。ただし、はっきりした目的があって就活しない選択をするなら、デメリットの影響も小さくなるでしょう。

就活しない選択をする前にもう一度考えてほしいこと

誰にとっても、就活は大変なものです。しかし、世の中のあるゆるものはトレードオフの関係にあることも忘れずに。目標が明確であれば、収入の不安定さなどは取るに足らないデメリットかもしれません。一方、やりたいことが定まっていない人にとって、収入が不安定な状況は受け入れがたいことのはずです。若いというだけで、この国には多くの選択肢があります。新卒で就職しておくのは、リスクの低い選択であるといえるでしょう。就活が嫌になっても簡単に投げ出さず、長い人生の中で、就活をどのように位置づけるかを考えてみてください。

ただし、前向きに就活しない選択をしている場合は、しっかり行動して自分の選択を正解にしていきましょう。

【就活をしない】仕事の位置づけを考えよう

就職しないという選択肢は、ありえます。ただし、それは明確な目的がある人の場合。就活の有無に関係なく、大切なのはライフプランの中で、どのような働き方をしたいかということです。一日の中で、仕事の時間は大きな割合を占めています。

就活でどうすればよいか分からなくなったら、自己分析をやり直してみてください。やりたいことが見えていないとしたら、それはまだまだ自分との向き合い方が足りていないせいかもしれません。もし、就活しないと決めたなら、その選択が正解となるようにしていきましょう。

こちらの記事で自己分析のやり方を詳しく解説しています。ぜひ一読してみてください。

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