![長所は自己分析で見つかる!具体的なやり方やES・面接での伝え方を紹介](https://kimisuka.com/contents/wp-content/uploads/2025/02/993ca74b9fc4f98c62ce3ac6424bfe5d-1024x678.jpg)
就活でよく聞かれる「長所」は、自己分析を通じて見つけるのがおすすめです。しかし、就活生のなかには「自己分析ってどうやるの?」「どんな長所を伝えればいいの?」と疑問に思っている方もいるでしょう。
今回は自己分析で長所を見つけるべき理由をはじめ、就活に使える長所の一覧や、ES(エントリーシート)・面接で伝える際のポイントと例文を紹介します。長所に関するよくある質問にもお答えしているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
自己分析で長所を見つけるべき理由とは
就活では企業から「あなたの長所を教えてください」と聞かれることは珍しくありません。自覚している長所を伝えても問題ありませんが、就活生であれば自己分析をして長所を見つけるのがおすすめです。
なぜ自己分析をして長所を見つけたほうが良いのか、以下で詳しく見ていきましょう。
【長所を自己分析で見つけるべき理由1】志望企業に合わせたアピールができるため
企業は、長所に関する質問を通じて、以下のポイントを確認しています。
入社後に活躍してくれそうな人材なのか
自社の雰囲気や社員とマッチしそうか
社内の雰囲気や社員の人柄、業務に必要なスキルなどは、企業ごとに異なります。そのため、長所を伝える際は、自分の長所のなかから企業にマッチするものを選ぶことが大切です。
自己分析を行えば自身の長所が複数見つかるので、企業に好印象を与えるアピールをするためにも自己分析は欠かさず行っておきましょう。
【長所を自己分析で見つけるべき理由2】就活全体で役立つため
長所を見つけるために自己分析を行えば、幅広いシーンで分析結果が役立つため、就活を効果的に進められます。例えば、自己分析を行うことで以下を明らかにすることが可能です。
長所・短所
強み・弱み
価値観
就活の軸
長所・短所をはじめ、強み・弱みはESや面接でのアピールポイントになります。また、自分だけの価値観や就活の軸を把握しておくことで、マッチ度の高い企業を見つけやすくなるため、企業選びの際にも役立つでしょう。
長所を見つける自己分析のやり方
自己分析を行うことで志望企業に合ったアピールがしやすくなり、強みや就活の軸などを見つけることが可能です。ただ、学生のなかには「自己分析ってどうやるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
ここでは、就活生におすすめの自己分析のやり方を4つ紹介します。複数のやり方を試すことで自己理解を深められるので、時間がある方はいくつか組み合わせて自己分析をしてみてください。
【長所を見つける自己分析のやり方1】自己分析ツールの活用
効率よく自己分析を行いたい人は、自己分析ツールを活用しましょう。自己分析ツールとは、自分の強み・弱みから価値観までを客観的に把握するためのツールのこと。
さまざまなツールがリリースされていますが、おすすめはキミスカの自己分析ツール「適性検査」です。150の質問に答えていくだけで、性格や意欲、思考力といった9つの客観的な分析結果が出力されます。問題数が多い分、細かい部分まで診断できるのは嬉しいポイント。また、適職診断では自分に合った職務も提案してくれるため、就活において非常に役立つでしょう。
キミスカの自己分析ツールについて詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
【長所を見つける自己分析のやり方2】自分史を作る
自身の過去・現在・未来の流れを明確にしたい場合は、自分史を作成してみましょう。自分史とは、過去から現在の経験をまとめたもののことで、小学校・中学校・高校・大学までの年表を作成します。
就活では志望動機や自己PRなどの説得力を高めるために、具体的なエピソードを伝えることが欠かせません。自分史を作っておけば、強み・弱みなどに関連する自身の経験が明らかになるため、自己理解を深めるだけでなくES・面接に応用できるでしょう。
自分史の具体的なやり方については、以下の記事で解説しているので、気になる方は参考にしてみてください。
【長所を見つける自己分析のやり方3】モチベーショングラフの作成
自分史と似た自己分析の方法として、モチベーショングラフもおすすめです。これは今までのモチベーションの浮き沈みをグラフにまとめることで、自身の価値観や性格、強み・弱みなどを理解する手法です。
また、自分がどんな時にモチベーションが上がるのかを理解できるほか、譲れない価値観がわかることで就活の軸を明らかにできるため、自己理解を深めることができます。
モチベーショングラフの特徴ややり方は、以下の記事を参考にしてみてください。
【長所を見つける自己分析のやり方4】他己分析をしてみる
周りの人に尋ねる他己分析を通じて自己分析を行うことも可能です。
他己分析とは、家族や友人など周りの人たちに自分がどう見られているかを尋ね、自身の魅力や欠点を浮き彫りにします。自分史やモチベーショングラフの作成では、主観的な分析結果になることも珍しくありませんが、他己分析では客観的な意見をもらえるのがメリットです。
自分では気づけなかった一面が見つかる可能性があるため、他己分析をまだ行っていない人はぜひ試してみてください。
【一覧50選】自己分析で見つかる長所の例
ここまで自己分析を中心に解説してきましたが、実際にどういった長所が見つかるのでしょうか。
長所は人によって異なりますが、企業に好印象を持たれやすい長所の例を以下にまとめました。
傾聴力
コミュニケーション能力
伝達力
発信力
相手の立場で考える力
観察力
共感力
説得力
チームで調整する力
人間関係を築く力
実行力
最後までやり抜く力
粘り強さ
主体性
向上心
責任感
課題解決力
着実に進める力
積極性
忍耐力
分析力
判断力
論理的思考力
洞察力
クリティカルシンキング(批判的思考力)
問題発見力
創造的思考力
先見性
計画力
戦略的思考力
適応力
臨機応変な対応力
多様性を受け入れる力
柔軟性
ストレス耐性
自己変革力
新しい環境に溶け込む力
未知の状況に挑む力
スケジュール管理能力
几帳面さ
正確性
作業効率が高い
調整力
優先順位をつける力
資料やデータを整理する力
学び続ける姿勢
探究心
好奇心
自己成長意欲
向学心
志望職種と相性の良い長所とは
自己分析を行えば複数の長所を見つけられる可能性が高いですが、「どれをアピールすればいいの?」と疑問に思う学生は少なくないでしょう。伝える長所によっては、マッチ度の高い人材として評価してもらえます。
以下に志望職種と相性の良い長所をまとめたので、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
事務 | ・調整力 ・正確性 ・几帳面 ・作業効率が高い |
企画 | ・分析力 ・情報収集力 ・発想力 ・論理的思考力 ・地道に取り組む力 |
営業 | ・傾聴力 ・コミュニケーション能力 ・伝達力 ・発信力 ・相手の立場で考える力 |
技術 | ・分析力 ・学び続ける姿勢 ・チームワーク力 ・最後までやり抜く力 |
販売・サービス | ・気配り ・傾聴力 ・提案力 ・適応力 ・臨機応変な対応力 |
専門 | ・論理的思考力 ・スケジュール管理能力 ・プレゼンテーション能力 ・向学心 |
金融 | ・責任感 ・情報収集力が高い ・判断力 ・倫理観 |
クリエイティブ | ・俯瞰力 ・感受性の高さ ・創造力 ・発想力 ・努力家 |
IT | ・論理的思考力 ・アイデア力 ・情報感度の高さ ・コミュニケーション能力 |
医療 | ・探究心 ・向学心 ・責任感 ・情報伝達力 ・気配り |
【例文付き】自己分析で見つけた長所の伝え方
ESや面接などで長所を伝える際は、PREP法を活用するのがおすすめです。PREP法とは結論・理由・具体例・結論の順に伝えるフレームワークのことで、相手は論理的に理解しやすくなります。
また、PREP法を使って伝えることで、コミュニケーション能力の高さや要点をまとめる力などのアピールにもなります。社会人になってからも報連相やプレゼンなどのシーンで使えるため、今のうちにマスターしておくのがおすすめです。
それでは、PREP法を使った長所の例文を見てみましょう。
私の強みは、探究心があることです。高校時代にとあるCMのコピーライティングを見て、広告に興味を持つようになりました。
コピー年鑑を見るだけでなく、普段の生活の中で目にするあらゆるテキスト情報やコピーを見ながら、効果的な広告技法を勉強してきました。
大学の ゼミでは広告に関する研究をするだけでなく、ゼミの友人と広告研究の会報誌を作って研究成果を発表しました。
その結果、書店大賞をいただく機会につながりました。入社後は探究心を生かして、興味を持ったことについての知識や理解を深めて、積極的に仕事に取り組んでいきたいと考えております。
私は1度やると決めたことは投げ出さず、目標を達成する力があります。そう思ったきっかけは大学の部活動です。
私はサッカー部へ入部しましたがあまり実績のない部活で、大会で賞を取った経歴もありません。
しかし、私がキャプテンになってからはどうしても結果を残したいと思い、チームマネジメントに力を入れ練習にも取り組みました。
結果として最後の大会でベスト4に入ることができ、初めて賞状をもらうことができました。 入社後もこの経験を活かし、目標に向かって努力を惜しまず突き進もうと思っております。
なお、ESや面接で伝える長所は1つに絞りましょう。複数の長所を伝えてしまうと、話が長くなったり内容が薄くなったりする可能性があるためです。また、業務に関連のあるものが望ましいですが、「時間を守る」「嘘をつかない」といった当たり前のことは避けましょう。
自己分析で見つかる長所に関するQ&A
最後に、就活生の長所に関するよくある質問にお答えしていきます。
【自己分析・長所に関するQ&A1】強みとは違うの?
長所と強みは似たようなイメージを持つかもしれませんが、就活においては以下のように分けて考えましょう。
強み:仕事に活かせる自分の強み
長所:企業にアピールできる性格・人柄
就活では「あなたの強みは何ですか?」とストレートに聞かれる場合があるほか、「自己PRをしてください」という質問でも強みを伝えることになります。適切な回答ができるよう、ES(エントリーシート)作成や面接を受ける前にそれぞれの違いを把握しておきましょう。
【自己分析・長所に関するQ&A2】自己分析以外の見つけ方は?
長所を見つける場合は強みや弱み、価値観なども見つけられる自己分析がおすすめですが、このほかにも見つける方法があります。
自分が自然と行っていることを整理してみる
自分が熱中していることから考えてみる
周りの人に褒められた経験がないか思い返してみる
過去の成功体験から考えてみる
自分のこれまでの行動や経験から長所を見つけ出すことが可能です。例えば、アルバイトで人から言われる前に行動できる人は主体性が長所と言えるかもしれません。
自己分析で見つからなかった場合は、ぜひ上記のやり方を試してみてください。
【自己分析・長所に関するQ&A3】短所しか見つからなかった場合は?
人によっては短所しか見つからないこともあります。その場合は、短所を裏返して長所に言い換えてみましょう。長所・短所や強み・弱みはどちらも表裏一体です。短所が「諦めが悪い」場合は、「忍耐力がある」という長所に言い換えられます。
長所・短所の言い換え例は以下の記事にまとめているので、気になる方は目を通しておきましょう。
自己分析で強みを見つけて魅力的にアピールしよう!
長所を見つけたい場合は自己分析を行うのがおすすめです。というのも、自己分析は長所だけでなく短所や強み・弱み、就活の軸なども明らかになるため、就活のさまざまなシーンで役立ちます。
ただ、長所を見つけた場合に適切な伝え方をしなければ、企業の印象に残らないかもしれません。本記事で紹介したポイントを参考に、自分らしい長所をアピールしてみてください。