【周りを見て行動できる】自己PRの作り方!評価されやすい書き方を例文付きで解説

就活生のなかには、周りを見て行動できることはアピールポイントになるのか、疑問に思う人もいるでしょう。周りを見て行動できる力は、採用担当者に好印象を与えることができる魅力的な長所です。しかし、伝え方に注意しなければ、採用担当者にマイナスのイメージを与えてしまうことも考えられます。

これから選考が始まる就活生はここで紹介する方法を参考に、効果的な自己PRを作りましょう。

周りを見て行動できることは自己PRに使える!

周りを見て行動できる力は「アピールポイントにならないのでは?」と思う就活生もいるかもしれませんが、状況に合わせた行動をできるので十分に評価されるスキルです。採用担当者に「顧客の要望に柔軟に応えてくれそう」「チームワークを活かしてくれそう」など、プラスのイメージを与えることができるでしょう

しかし、企業によって周りを見て行動できる力の捉え方は異なるため、企業のホームページや事業内容、求人などをしっかり調べたうえでアピールすることが大切です。

「周りを見て行動できる」を自己PRするのに向いている人

まずは、周りを見て行動できる力を持っている人の特徴を紹介します。以下の特徴に当てはまる就活生は、ぜひ自己PRのアピールポイントに選んでみてください。

【周りを見て行動できる人の特徴1】気配りが得意

周りを見て行動できる人は、気配りが得意なことが多いです。視野が広く周囲をしっかり見ているため、相手が求めているものをすぐに判断して行動に移すことができます。

多くの仕事はチームで進めるので、円滑に業務を進めるためにも欠かせないスキルと言えるでしょう

【周りを見て行動できる人の特徴2】他人の気持ちを大切にする

わずかな感情の変化に気付くことができるのも、周りを見て行動できる人の特徴です。自分の言葉遣いや行動に注意しながら、周囲と良好な関係を築いたり、信頼関係を構築したりすることができます。

そのため、周りを見て行動できる力を持つ就活生は、営業や接客業など多くの人と関わる仕事に向いているでしょう

【周りを見て行動できる人の特徴3】行動力がある

周りを見て行動できる人は、困っているメンバーがいたら迷わず手を差し伸べることができます。手伝ったり話を聞いたりするだけでなく解決方法を共に考え、行動に移すことも得意です。

行動力やチームワークを重視する企業では、重宝される人材となるかもしれません

【周りを見て行動できる人の特徴4】コミュニケーション能力が高い

空気を読む力に長けているので、周りを見て行動できる人は周囲とうまくコミュニケーションを取ることができるでしょう

上司や顧客、取引先など、業務を進めるうえではさまざまな立場の人と関わる必要があります。そのため、人見知りせずに他人と関わる力のある就活生は、「入社後に活躍してくれそう」など良いイメージを持たれることが多いです。

自己PRで「周りを見て行動できる」をアピールすると良い職種

周りを見て行動できる力はどのような業務にも活かすことができますが、採用担当者が好印象を特に持ちやすい職種を紹介します。

【周りを見て行動できることを自己PRすべき職種1】販売員・コンサルタント

販売員やコンサルタントは、どのようなサービスを取り入れたらお客様が喜んでくれるか、またサービスを使いたいと思えるかなどを考え、行動に移す力が求められる職種です。客の様子をよく見て、瞬時に要望を汲み取る力のある人に向いています

そのため、周りを見て行動できる力をアピールすることで、採用担当者は「顧客の気持ちを大切にしてくれそう」と思い、好印象を持ってくれるでしょう。

【周りを見て行動できることを自己PRすべき職種2】営業

営業は相手に自社製品やサービスを使った際のメリットを伝え、顧客を増やしていく業務です。顧客から信頼を得たり、良い関係性を築いたりすることが求められます。

周りを見て行動できる力を自己PRすれば、採用担当者は「顧客と適切なコミュニケーションを取ってくれそう」と感じ、高く評価してくれるかもしれません

【周りを見て行動できることを自己PRすべき職種3】一般事務・総務

一般事務や総務は、主に従業員や企業の基盤を支える役割を持っています。企業によりますがさまざまな部署のサポートを同時に行うため、気配りが得意な就活生に向いている業務です周りを見て行動できる力を存分に活かすことができるので、入社後に活躍しているイメージを採用担当者に与えることができるでしょう

ここで紹介した職種は、数ある職業の中の一部です。さまざまな職業の中から自分に適した職種を知りたい、長所を最大限に活かした仕事を選びたい就活生は、キミスカのタイプ別適職検査を受けてみましょう

チャートやグラフで自分の強みを分かりやすく分析してくれるため、これから選考が始まる就活生は以下の記事を参考にぜひ試してしてみてください。

キミスカ適性検査の受け方と結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

「周りを見て行動できる」を自己PRするときの例文

周りを見て行動できる力をアピールするときは、最初に長所を一言で述べ、次に強みを裏付けるエピソードを伝えましょう

エピソードでは、その時に生じた課題と自分が取ったアクションを取り入れるのがポイントです。最後は自分の行動の結果や得られたものを伝え、入社後にどのように貢献できるかを述べて締めくくると、具体的な自己PRに仕上がります。

自己PRの作り方に悩んでいる就活生は、ここで紹介する例文を参考にしてください。なお、以下の記事では自己PRの構成について詳しく解説しています。ES(エントリーシート)の作成時にも役立つので、あわせて確認しておきましょう。

自己PRを作文する時は構成を意識しよう!読まれるコツと作成法を解説

【周りを見て行動できることを自己PRする例文1】ボランティア

例文

私は他人の気持ちを汲み取り、気配りできることが強みです。
私は大学に入学後、さまざまなボランティア活動に参加してきました。その中でも特に印象的な活動は、○○年に起きた震災の復興活動です。震災直後、私はボランティアの仲間とすぐに現地へ行くことを決めました。現地に着いてからは被災者の方の意見を聞きながら、壊れた家屋を片付けたり、ゴミを拾ったりして復旧が早まるように努めました。
ある時、私は被災者の方達が、寂しそうな顔をしているのに気が付きました。私は仲間と話し合い、被災者の方と新聞紙スリッパを作ったり、いっしょに食事を取ったりして会話の機会を増やすことにしました。1週間後に帰るときは皆さんの笑顔が増え、「震災があって不安だったけれど、元気と勇気をもらえた」というお言葉を頂きました。
貴社に入社後も私の長所を活かし、困っている方がいらっしゃったら積極的に手を差し伸べ、業務が円滑に進むようサポートを行います。

【周りを見て行動できることを自己PRする例文2】ゼミ

例文

私は率先して行動できることが強みです。
私は3年生のときのゼミで、2月の研究発表会に向け、メンバーで1つの研究テーマを調査することになりました。まずは各自で研究を進めたのですが、メンバーの出席率が悪く、10月時点で発表準備がほとんど終わっていない状態でした。「研究発表会に間に合わない」と思った私は、各メンバーに進捗を確認したり、出席率が悪い方には事情を聞いたりしました。
すると、「全体でどこまで進んでいるのか分からない」「研究に行き詰まっている」という意見が多く見られたので、私は進捗がわかるように表を作成したり、教授とフィールドワークに行く機会を作ったりなどの工夫を行いました。その結果、研究発表会は無事に間に合い、さらに学校全体で3位の結果となり賞状を頂くことができました。
貴社に入社後も、壁に当たったときは周りの意見を聞きながら解決方法を考え、積極的に行動することで問題を乗り越えていきます。

自己PRで「周りを見て行動できる」をアピールするときの注意点

 

最後は、周りを見て行動できる力をアピールするときに気を付けたいポイントをまとめました。

【周りを見て行動できることを自己PRするコツ1】自ら動いたエピソードを入れる

「周りを見て行動できる」と伝えると、採用担当者によっては消極的なイメージを持つ可能性があります。主体的に動いた経験が乏しいように感じ、入社後に活躍できるか不安に思ってしまうかもしれません。

自ら考えて動いた経験など、行動力もアピールできるエピソードを選ぶことでプラスの印象を与えることができるでしょう

【周りを見て行動できることを自己PRするコツ2】選考時の態度に注意する

周りを見て行動できる力を自己PRするときは、自分の行動に注意することが大切です

企業からのメールの返信が遅かったり、面接時に相手の話を遮ったりすると、「本当に周りを見て行動できるのか」と疑問を持たれることが考えられます。選考時は社会人としてのマナーをしっかり守りつつ、態度でも自分の長所をアピールするように心掛けましょう。

【周りを見て行動できることを自己PRするコツ3】他の言葉に言い換える

に「周りを見て行動できる」と伝えても曖昧な言葉なので、採用担当者によって捉え方が変わってしまうかもしれません。そのため、周りを見て行動できる力を自己PRするときは、以下の例を参考に他の言葉に言い換えることがおすすめです

「周りを見て行動できる」の言い換え例

臨機応変な行動ができる
他人の気持ちを汲み取るのが得意
サポート力がある
率先して行動できる
視野が広く全体を把握できる

企業が求める人材や自分の特徴に合わせて言い換えることで、自分が意図した通りのイメージを採用担当者に与えることができるでしょう。

周りを見て行動できる力は自己PRに最適な強み!

周りを見て行動できることは、自己PRで十分に評価されるスキルです。採用担当者に「コミュニケーション力が高い」「気配りができそう」のように、プラスの印象を与えることができます。

しかし、伝え方によっては受け身なイメージを持たれてしまうため、ここで紹介した注意点や例文を参考に、効果的な自己PRを作成してみてください。