就活の選考で必ず受けることになる面接。自分の魅力をアピールできる絶好のチャンスですが、就活生のなかには頭が真っ白になってしまい、「面接官からの質問にうまく答えられなかった」と後悔する人は少なくありません。
そこで、本記事では面接で頭が真っ白にならないための対策を紹介します。また、面接本番で言葉が出てこない時の対処法や避けたい行動も紹介するので、面接が不安な学生はぜひ参考にしてみてください。
面接で頭が真っ白になる就活生は多い
面接では志望企業の人事担当者や役員と直接話すことになるため、緊張のあまり頭が真っ白になる学生は少なくありません。特に志望度の高い企業の面接となると、「失敗できない」と考えてしまい、いつも以上に緊張することもあるでしょう。
面接で頭が真っ白になったからといって、必ず不合格になるとは限りません。しかし、場合によってはNG行動をとってしまい、面接官にマイナスの印象を持たれることもあるため注意が必要です。
面接中に頭が真っ白になると低評価につながる可能性も
面接中に頭が真っ白になる学生は少なくありませんが、だからといって油断してはいけません。頭が真っ白になった状態で質疑応答を続けていると、「面接の準備をしてこなかったのかな」「入社後もうまく話せないのでは?」と思われる可能性があります。
そのため、面接で頭の中が真っ白になった経験がある人はもちろん、これからの面接で頭が真っ白になる可能性がある人は、原因を把握したうえで対策を講じましょう。
面接で頭真っ白な時に避けたい行動
面接本番で頭が真っ白になったとき、以下のような行動をとるのは避けましょう。
黙ってしまう
質問の意図とズレた回答をしてしまう
まとまりのない回答をしてしまう
面接官からの質問に答えるために数秒ほど考えることは問題ありませんが、質問されたときに黙ったままになるのは避けましょう。また、質問の意図とズレた回答や、まとまりのない回答をすると「コミュニケーション能力が低いのかな」と思われかねません。
落ち着いて対応すればマイナスの印象を持たれることはないので、面接を受けるときは焦って行動しないようにしましょう。
「面接で頭真っ白…」よくある原因3つ
多くの学生が面接で緊張してしまいますが、適切な対策・対処を行うためにも原因を把握することが大切です。ここでは、面接で頭が真っ白になりがちな就活生のよくある原因を3つ紹介します。
【面接で頭真っ白になる原因1】極度に緊張してしまった
友達や家族との会話ではスムーズに話せている人も、面接になると頭が真っ白になってしまうことがあります。その原因の一つとして挙げられるのが、過度な緊張です。「うまく話せるだろうか」「不採用になったらどうしよう」といったプレッシャーから、緊張してしまう学生は少なくありません。
人は緊張によって血流が悪くなり、うまく考えられなくなるケースもあるため、不安やプレッシャーから頭が真っ白になってしまいます。
【面接で頭真っ白になる原因2】想定外の質問をされた
面接では、志望動機やガクチカ(学生時代に頑張ったこと)など定番の質問を投げかけられることがほとんどです。しかし、事前に回答を考えていなかった質問をされたり、企業や面接官によっては予測しづらい質問をしてきたりすることもあります。
頭が真っ白になる原因はいくつかありますが、想定外の質問に対して何と答えればいいか分からず、面接の手応えがない就活生も少なくありません。
【面接で頭真っ白になる原因3】対策・準備が足りていなかった
就活を成功させるためには、自己分析や業界・企業研究といった準備だけでなく、ES(エントリーシート)や履歴書、適性検査、面接などの対策が欠かせません。しかし、面接の準備・対策が足りていないために、本番になって頭が真っ白になる学生もいます。
面接で頻出の質問をはじめ、想定外の質問をされたときも準備・対策をしていれば落ち着いて対応できますが、準備不足の人ほど頭が真っ白になりやすいため、注意が必要です。
面接で頭が真っ白にならないための対策
「面接本番で頭真っ白になりそう」と不安な学生は、ここで紹介する3つの対策を試してみてください。
【面接で頭真っ白にならないための対策1】回答を考えておく
面接では定番の質問がある程度パターン化されています。もちろん、企業や面接官によっては予想外の質問をしてくることもありますが、基本的に面接の序盤は自己紹介や志望動機、ガクチカなどを聞かれることがほとんどです。
たとえ面接で緊張したとしても、定番の質問に答えていくうちに心も落ち着いていくので、不安な方は定番の質問に答えられるようにしておきましょう。面接で頻出の質問は以下の記事にまとめてあります。自分なりの回答を考える際に役立ててください。
【面接で頭真っ白にならないための対策2】模擬面接を行う
面接本番で頭が真っ白にならないよう、模擬面接も行っておきましょう。たとえ事前に回答を考えていたとしても、面接本番は入退室のマナーや言葉遣い、身だしなみなどさまざまなポイントが見られています。
本番で「間違えた」と思ってしまうと、質疑応答の際に頭が真っ白になることもあるので、模擬面接で一通りの流れを確認しておきましょう。模擬面接は家族や友達に手伝ってもらえますが、大学のキャリアセンターで受けるのがおすすめです。面接本番を想定した深掘りの質問をしてくれるほか、面接のアドバイスももらえます。
【面接で頭真っ白にならないための対策3】気持ちに余裕を持つ
面接に慣れていなかったり、志望度の高い企業の面接を受けたりすると、どうしても焦りや緊張を感じる人は少なくないでしょう。ある程度の緊張感は必要ですが、過度な緊張から面接で頭が真っ白になってしまうこともあるため、気持ちに余裕を持つことが肝心です。
頻出質問への回答を考えたり、模擬面接をしたりしているのであれば「ここまで準備したから大丈夫」と気楽に構えてみてください。気持ちに余裕が生まれることで、あなただけの魅力をアピールできるでしょう。
面接で頭真っ白になった時の対処法
最後に、面接中に頭が真っ白になってしまった時の対処法を紹介します。
【面接で頭真っ白になった時の対処1】正直に伝える
どれだけ準備・対策をしていても、面接本番で頭が真っ白になることもあります。そのようなときは、面接官に正直に伝えるのも一つの手です。就活生が緊張しているからといって落とされることはないので、「すみません、緊張で頭が真っ白になってしまい…」と伝えてみましょう。
良いように見せようと強がってしまうと、余計に緊張してしまうかもしれません。むしろ正直に話すことで気持ちが楽になり、面接で自分らしく話せる場合もあるため、思い詰めすぎないよう気軽に臨んでみてください。
【面接で頭真っ白になった時の対処2】深呼吸してみる
面接中に緊張してしまったら、深呼吸してみましょう。ゆっくりと呼吸することで心身ともにリラックスでき、脳に酸素が送られて思考がクリアになることもあります。
また、焦っていると早口になってしまうので、深呼吸が終わって話すときはゆっくりと自分のペースで話すことも意識してみてください。
【面接で頭真っ白になった時の対処3】少し待ってもらう
想定外の質問などで頭が真っ白になったときは、少し待ってもらっても問題ありません。ただ、何も言わずに考え込むのは避けましょう。「少し考える時間をいただけますでしょうか」と断り、1分以内を目安に気持ちを落ち着けて回答を考えるのがおすすめです。
面接で頭真っ白になっても自分らしさを大事にしよう
就活の面接は誰しも緊張してしまうものです。人によっては緊張せずに本番でうまく受け答えができる人もいるかもしれませんが、周りと比較する必要はありません。
緊張して頭が真っ白になるのは悪いことではなく、それだけ真面目に取り組んでいるということです。面接で緊張してしまう人は、ぜひ本記事で紹介した対策・対処法を参考に自分らしい姿をアピールしてみてください。