いざ就活を始めたものの、「就活が気持ち悪い」「企業も学生も嘘ばかり…」と感じてしまい、就活に対して前向きになれない学生も少なくありません。
そこで本記事では、就活を気持ち悪いと感じる理由や、今すぐ試したい対処法を紹介します。就活に疑問を抱いている学生は、ぜひご一読ください。
就活を気持ち悪いと感じているのは君だけじゃない
大学3年生の3月になると、ほとんどの大学生が就活を始めます。その決まりきった様子や、いわゆる就活生らしい出で立ちに辟易し、気持ち悪いと感じる学生も少なくありません。
しかし、気持ち悪いと感じながらも、就活を進めなければ後で困るのはあなた自身でしょう。こうしたもどかしさを抱えている学生は、まず就活を気持ち悪いと感じる理由を明確にしてみてください。
就活を気持ち悪いと感じる理由5つ
そもそも就活を気持ち悪いと感じる学生は、なぜそう思うのでしょうか。ここで気持ちを整理し、就活を気持ち悪いと感じる理由を明らかにしてみましょう
【就活が気持ち悪い理由1】企業も学生も嘘をついているから
企業も就活生も嘘をついていると感じてしまい、就活に気持ち悪さを覚える学生は少なくありません。たしかに、就活では企業も就活生も良いことしか言わないことがほとんどです。弱みや短所といっても、結局はアピールにつなげられることを選びます。
正直、ES(エントリーシート)や面接で多少の嘘をついたとしても、嘘がバレることは稀です。これは企業側にもいえることで、たとえ企業が嘘をついていても、学生にすべてを見抜くことはできないでしょう。
【就活が気持ち悪い理由2】全員同じスーツと髪型だから
就活ではリクルートスーツに暗い色の髪、ナチュラルメイクがマナーとされています。同じような服装とヘアメイクでコーディネートしている学生たちを見たり、普段の自分とはかけ離れた姿でいなければいけなかったりと、個性を出せない風潮を気持ち悪いと感じることもあるでしょう。
企業によっては私服を指定される場合もありますが、それでも基本はある程度形式の決まったオフィスカジュアルを心がけなければいけません。
【就活が気持ち悪い理由3】質問への回答がテンプレ化されているから
面接ではさまざまな質問をされますが、質問に対する回答がテンプレ化されていることを気持ち悪いと感じることもあるでしょう。企業が求めているような好印象を与える回答を意識するあまり、みんな同じような回答になってしまうのは仕方ないことかもしれません。
だからといって、オリジナリティあふれる回答をすると「マナーがなっていない」「奇をてらっている」と判断される可能性もあり、テンプレ化されていない回答をするのは容易ではないでしょう。
【就活が気持ち悪い理由4】顔採用があるから
就活で顔採用を行う企業は、少なからずあります。とくに集客効果や営業結果を狙う業界・企業では、容姿を重視した採用が行われがちです。
顔採用された就活生がいると聞かされると、結局は性格や能力よりも顔が重要なのかと気持ち悪く感じてしまうこともあるかもしれません。そんな時は、こちらの記事の対策やよくある質問を読んでみてください。
【就活が気持ち悪い理由5】学生が企業に媚びを売っているから
就活では一つでも多く内定を獲得するために、人事に媚びを売るような回答や振る舞いをする就活生もいます。その姿を見ていると、就活という一連の作業に気持ち悪さやネガティブな気持ちを抱いてしまい、就活に嫌気がさすこともあるでしょう。
就活を気持ち悪いと感じた時の対処法
なぜ就活を気持ち悪いと感じてしまうのかが理解できたら、さっそく就活を気持ち悪いと感じないための対策を講じましょう。
ここでは就活を気持ち悪いと感じた時の対処法を4つ挙げているので、取り組みやすい方法から試してみてください。
【就活が気持ち悪い時の対処法1】逆求人型の就活サイトを利用する
就活を気持ち悪いと感じるのは、等身大の自分では評価されないと感じているからではないでしょうか。その場合は、逆求人型の就活サイトを利用してみるのがおすすめです。
なかでも就活生の3人に1人が利用する新卒採用特化のダイレクトリクルーティングサービス「キミスカ」は、プロフィールを記入するだけで企業からのスカウトが届くことから好評を得ています。あなたに魅力を感じた企業からメッセージが届くので、気持ち悪いと感じることなく就活を進められるはずです。
【就活が気持ち悪い時の対処法2】個性を評価してくれる企業を選ぶ
同じような服装や髪型、テンプレ化された回答などに疑問を抱いている場合は、個性を評価してくれる企業を選ぶのがおすすめです。例えば、オシャレが好きな学生はアパレル企業、発想力や独自の考え方を生かしたい学生はクリエイティブ職やデザイナー職など、あなたらしさを見てくれる企業は必ずあります。
とはいえ、就職するということは組織に属して働く必要があるので、協調性が求められることは忘れてはいけません。個性を評価してもらい場合でも、協調性やマナーは身につけておくべきです。
【就活が気持ち悪い時の対処法3】自由な社風の企業の選考を受けてみる
最近はベンチャー企業をはじめ、自由な社風の企業も増えています。勤務時間帯や勤務場所などの働き方、服装や髪型など、さまざまな面で自由度の高さを強調している企業の選考を受けてみると、就活に対する視野が広がるはずです。
ただし、社風が自由だから楽だろうと思い込むのはおすすめできません。自由な分、一人ひとりに大きな責任が伴うことも少なくないので、まずは会社説明会やインターンシップに参加して雰囲気を見てみるのがよいでしょう。
【就活が気持ち悪い時の対処法4】入社後の自分をイメージする
気持ち悪いと感じながら就活を進めるのではなく、ここで一度立ち止まり、就活の軸や将来のビジョンについてじっくり考えてみるのもよいかもしれません。企業に入社した後の自分をイメージしてみて、充実した日々を送っている姿が思い浮かぶのであれば、少し休んでから就活を再開してみましょう。
もし入社後の自分に良いイメージが湧かず、就活への気持ち悪さが消えない場合は、就活以外の選択肢も考えてみてもよいかもしれません。
就活が気持ち悪いなら他の選択肢も考えてみては?
どうしても就活が気持ち悪いと感じてしまうのであれば、選択肢を広げてみるのも一つの手です。最近は就職せずに起業する人や、特技を生かしてフリーランスとして活躍する人も少なくありません。
また、大学院に進学したり、就職後に生かせる資格を取得したりと、今後の長い人生のために勉強を続ける学生もいます。
つらく厳しい就活から逃げるためではなく、今後の人生を考えたうえで就活しないという選択をとることは、いけないことではありません。鬱々とした気分を抱えたまま就活を続けているのなら、就職以外の選択肢をとった人に話を聞きに行ってみてもよいかもしれませんね。
就活が気持ち悪いのは仕方ない部分もある
同調圧力の強い日本では、これからも気持ち悪いと感じる就活が続くことでしょう。とくに新卒一括採用のシステムが続く限り、就活を気持ち悪いと感じてしまう学生が出てくるのは仕方ないことなのかもしれません。
とはいえ、そんな状況に辟易して暗い気分で就活をしていても、良い結果は得られないでしょう。この記事で紹介した対処法を試したり、就活以外の選択肢を検討したりして、あなたが望む未来を思い描いてみてください。