【分析力】自己PRの作り方!評価されやすい書き方を例文付きで解説

ビジネスに必要な能力の一つに、「分析力」があります。分析力は研究職をはじめ、幅広い業界・企業で求められる要素であり、自己PRの題材にぴったりです。

本記事では、自己PRで分析力をアピールするコツや基本の書き方、例文を紹介します。自身の強みを分析力だと自覚している就活生は、ぜひ参考にしてみてください。

「分析力」は自己PRの題材として最適

分析力はビジネスに必須のスキルであり、自己PRのテーマに最適です。分析力を強みとしてアピールする場合は、論理的な思考ができることや、データを基に正しく解釈できることなど、具体的に述べることで伝わりやすくなります。

企業が求める分析力とは?

一口に分析力といっても、分析力という言葉は抽象的であり、さまざまな要素が含まれています。そこで分析力をアピールする場合は、企業が求める分析力を把握しておくことがおすすめです。

企業が求める分析力をかみ砕くと、下記のような能力を指します。

分析力の具体的な能力

情報を収集する力
データを読み解く力
論理的な思考力
分析から課題解決までの行動力

自己PRで分析力をアピールする際は、ただ「分析力があります」と述べるのではなく、具体的な表現を用いることで評価されやすいアピールとなります。

分析力が評価されやすい職種

分析力は社会人に求められるスキルであるため、業界・企業問わず評価されるでしょう。なかでも下記の職種の場合、分析力は業務に直結するため高評価を得られることは間違いありません。

分析力を活かしやすい職種

研究職
システムエンジニア
マーケター
経理
データアナリスト

研究職はもちろんのこと、マーケターや経理といった職種にも分析力が求められます。ただし、これらの職種の場合は回答を深掘りされる可能性が高いので、自身の強みである分析力を詳しく説明できるようにしておく必要があるでしょう。

自己PRで分析力を効果的にアピールするコツ4つ

ここからは、自己PRで分析力をアピールするコツを解説します。下記の4つのポイントを押さえて、他の就活生との差別化を図りましょう。

【自己PRで分析力を伝えるコツ1】PREP法を用いる

就活で受ける質問には、結論から述べる「PREP(プレップ)法」で回答するのが基本です。最初に結論を述べることで、自身の主張を効率よく伝えられます。

PREP法はPoint・Reason・Example・Pointの頭文字を取ったもので、結論→理由→具体例→要点の順番で伝える文章構成モデルです。入社後、プレゼンや商談の際にも活用できるので、今のうちにマスターしておきましょう。

【自己PRで分析力を伝えるコツ2】数字を使って具体的に伝える

自己PRで分析力をアピールする場合は、数字を用いて結果や成果を伝えるのがおすすめです。数字を用いることで具体性や信頼性が高まり、分析力のアピールに説得力が生まれます。

例えば、「アルバイト先の売上を〇%向上させた」「成績を〇点アップさせた」など、数値による変化を述べることでより効果的なアピールとなるでしょう

【自己PRで分析力を伝えるコツ3】言い換え表現を使う

単に「私の強みは分析力です」と答えるのではなく、自身の分析力を詳しく説明することが大切です。他の就活生との差別化を図るためにも、下記のような分析力の言い換え表現を活用してみましょう。

分析力の言い換え例

論理的思考力がある
洞察力がある
観察力がある
課題解決能力がある
要点をつかむ力がある

【自己PRで分析力を伝えるコツ4】仕事に活かす方法を伝える

どれだけ優れた強みがあったとしても、仕事に活かせなければ効果的なアピールとはいえません。分析力をどう活かせるのか、どの業務で活かしたいと考えているかを伝えて、あなたを採用するメリットを感じてもらいましょう。

分析力をテーマに自己PRを作る注意点

続いて、自己PRで分析力をアピールする際に気をつけたいことを紹介します。せっかくのアピールが台無しになってしまわないように、あらかじめ注意点を押さえておきましょう。

【分析力を自己PRする注意点1】企業が求める人物像を意識する

自己PRを作成する前に、企業が求める人物像を把握することが大切です。企業が求める人物像からかけ離れたアピールをしてしまうと、自社には合わないと判断されかねません。

嘘をついてまで無理やり企業が求める人物像に合わせる必要はありませんが、企業に応じて分析力を言い換えたり、エピソードを変えたりして、評価されやすい自己PRに仕上げましょう

【分析力を自己PRする注意点2】分析結果だけ伝えるのはNG

分析力をアピールする際に、結果や成果のみ伝えるのは避けるべきです。数字を用いて結果や成果をアピールすることは重要ですが、それだけではあなたの人柄が伝わりません。

企業は自己PRから、あなたの人柄や考え方、価値観などを見ています。大切なのは結果より過程なので、何を考え、どう行動したかを中心にまとめましょう。

【分析力を自己PRする注意点3】専門用語を多用しない

自己PRで分析力をアピールする場合、専門用語が出てくることは仕方ありません。しかし、専門用語を多用すると話が分かりにくくなるだけでなく、伝える力に欠けると判断される可能性があります。

専門用語を多用するのは避け、分かりにくい用語は説明文を追加したり、一般的な用語に言い換えたりして、伝わりやすさを意識してみてください。

分析力の自己PR例文

分析力で自己PRを作成するコツや注意点を把握したところで、分析をテーマにした自己PRの例文を見てみましょう。2つの例文を参考に、あなたの強みを最大限にアピールできる自己PRを作成してみてください。

【分析力の自己PR例文1】インターンシップ

例文

私の強みは、長期インターンシップで培った実践的な分析力です。
私はWEBマーケティングの長期インターンシップに参加し、サービスの分析やSNSの分析・運用を経験しました。なかでもSNSアカウントのフォロワー数を伸ばす業務に注力し、競合他社のSNSアカウントやインフルエンサー間の流行りを分析することで、300人のフォロワー数を3万人にまで増やすことに成功しました。
この分析力を活かし、貴社に入社後も地道な業務に誠実に取り組み、ブランドの知名度や売上向上に貢献したいです。

【分析力の自己PR例文2】アルバイト

例文

私の強みは、瞬時に要点をつかむ分析力です。
私はスーパーマーケットでアルバイトをしており、お客様に商品の場所や調理方法を聞かれることが多々あります。さまざまなお客様の要望を聞くうちに、すばやく要点をつかんでお客様が求めることを提示することができるようになり、社員の方からお客様対応に割く人員を5割減らせたと褒めていただきました。
貴社においても、お客様ファーストの接客を心がけ、分析力を活かしたサービスを提供して顧客満足度の向上に貢献したいです。

自己PRでアピールしたい強みを変えたい場合は?

自己PRでアピールする強みを分析力から変更したい場合は、改めて自己分析をやり直すことをおすすめします。自己分析によって自己理解を深めることで、あなたの本当の強みが見えてくるはずです。

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キミスカ適性検査の受け方と結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

自己PRで分析力をアピールするコツは数字を用いること

分析力はビジネスに欠かせない要素の一つであり、効果的にアピールすれば高評価を得られます。具体的には、数字を用いて結果や成果をアピールしたり、言い換え表現を活用したりして、あなたの強みである分析力を詳しく説明することが大切です。

ただし、分析力をアピールする場合は専門用語の多用に注意してください。マイナスの印象をもたれないように、分かりやすさを意識した自己PRに仕上げましょう。