【人間関係】自己PRの作り方!評価されやすい書き方を例文付きで解説

面接やエントリーシート(ES)などであなたの強みを聞かれることがありますが、人間関係の良さはアピールポイントになるのでしょうか?

本記事では、人間関係の良さをアピールする方法や注意点などを例文付きで詳しく解説していきます。これから出ているいくつかのポイントを掴んで、あなたの魅力が最大限伝わる自己PRを作っていきましょう。

人間関係の良さはアピールポイントになる?

結論から言えば、「人間関係の良さ」はアピールポイントになります。しかし「人間関係の良さ」という表現は曖昧であるため、面接官に意味が伝わりにくい可能性があります。また、人間関係が良いことは、少なからず誰しもに求めるものなので、アピール方法を間違えると魅力的に伝わらない可能性もあるため注意が必要です。

人間関係の良さを自己PRするには

では、人間関係の良さをアピールする時には、どういったポイントをおさえていけば良いのでしょうか。これから詳しく解説していきます。

【人間関係を自己PRするには】企業が見ている所を理解する

魅力が伝わる自己PRを作るためには、まず企業が自己PRを通して「何を知りたいと思っているのか」を押さえておくことが重要です。

企業が自己PRで見ているポイントは以下の3点となります。
1、自社に合う人材か
2、あなたの性格や考え方
3、客観的視点を持てる人なのか

これらの3つの視点から、就活生が自社のビジョンや社風にマッチするかどうかを判断しています。マッチ度が高い人を採用することで早期離職を防ぐことをでき、入社後に活躍してくれる人材の発掘にも繋げられるのです

これらのポイントを含めることで、人事が「採用したい!」と感じさせる可能性がグッと上がります。

【人間関係を自己PRするには】抽象的な表現を避ける

「私の強みは人間関係の良さです」と伝えても、人によって受け取り方が異なる可能性が高く、伝えたい内容が伝わらないこともあるでしょう。その理由は「人間関係の良さ」という言葉が曖昧であるためです。

人間関係の構築力に自信があるのか、人間関係が良好であることに自信があるのか、でアピール内容が変わります。このように、一言で「人間関係」と言ってもアピールしたい内容が異なるため、自分の強みを具体的に言い表せるように準備することがおすすめです。

「自分の強みが、まだよく分からない」「具体的に説明できない…」という方は、キミスカの適性検査を受けてみませんか?質問に答えていくだけで、AIがあなたの性格や、価値観・思考力の傾向、適職などを超精密に分析してくれます。適性検査を受けて、自分の強みを見てみましょう。

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▼適性検査については、こちらの記事も参考にしてみてください。

「適性検査」の受け方・結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

人間関係を自己PRするときのコツ

下記のコツをおさえるだけで、面接官の心をぐっとつかむことができます。1つずつ丁寧に解説していきます。

【人間関係を自己PRするコツ1】強みは〇〇ですと言い切ろう

自分自身で強みを強みだとはっきり言い切ることができますか?就活において、自信を持つことは必須といえるほど重要なものです。

「友達には〇〇が強みだと言われます…」と弱気な人より「私の強みは〇〇です。なので入社後このように活躍していきます」と言い切る人のほうが、やる気や将来性を感じやすいです。面接官は、あなたの強みを聞きたいだけではありません。あなたの強みを聞くことで、自社にメリットがある人なのかやマッチ度が高いか、などを予測しています。

そのため、面接官が自己PRに求めるポイントに沿ったアピールをすることや熱意を伝えることが、自己PRをするうえで最も重要となります。

【人間関係を自己PRするコツ2】キャッチコピーをつけよう

自分の強みを具体的に伝えるために、ダラダラと長く解説してしまう方もいますが、それは逆効果です。ダラダラと話してしまうと強調したいポイントや要点が伝わらず、面接官に何も伝わらない文章になってしまう可能性があります

短文で自分の強みを言い表すためには「キャッチコピー」が効果的です。内容が具体的に伝わりやすくなったり、面接官の興味を引くことができたりするので、効果的だと考えられます。

キャッチコピーの例

・私を一言で表せば「サークルのチアリーダ」です。
・私を一言で表せば「みんなのドラえもん」です。
・私を一言で表せば「一番の相棒」です。

面接官は採用期間に何十名もの学生の面接を行います。そのため、他の就活生に埋もれてしまわないような、印象に残る自己PRをすることで合格への近道になります。自分だけの言葉で強みを伝えられるように準備していきましょう。

【人間関係を自己PRするコツ3】エピソードを含めよう

面接官は、面接の場とエントリーシート(ES)などの書類でしかあなたのことを見ることができません。そのため、あなたの強みがどんな場で活かされるのか想像しにくいのが難しいポイントです。

・何を考え
・どのように工夫して
・どう行動したのか

この3つのポイントを含めたエピソードを話すことで、あなたの人柄や強みが伝わりやすくなります

【人間関係を自己PRするコツ4】仕事にどう活かすかを伝えよう

自分の強みを仕事にどう活かすかを伝えることは、長所を活かしてきた過去の経験を話すことと同じくらい重要です。なぜなら「企業は自社に合い、企業の利益に繋がる社員を採用したい」という思いがあるからです。

入社後にやりたいと思うことや成し遂げたいことなどをアピールしていきましょう。

【人間関係を自己PRするコツ5】アピールポイントに合った態度でいよう

自己PRで人柄の良さをアピールしているのに面接の態度が悪く不愛想であったりすると、信ぴょう性のないアピールポイントになってしまいます。

自分の強みが最大限伝わるように、アピールポイントと人柄、態度が一致するように準備していきましょう。

人間関係をアピールする例文

ここからは人間関係の良さを3パターンに分けて、例文とポイントを解説します。

【人間関係の自己PR例文】人間関係の構築力

例文1

私の強みは人間関係の構築力だ。サークルの同期が60人いたが、全員と積極的にコミュニケーションを取り、すぐに誰とでも話せるようになった。その後、先輩とも交流をもち、サークル後に学年問わず食事に行く機会もあった。そんな時に先輩から「以前まではこんな交流はなかった。これは(自分の名前)の輪を作る力だ」と言われた。周りの人に、学年を問わず気持ちの良い交流が生まれたことで、サークルの雰囲気も良くなり練習参加人数も増え、自分が3年生になる頃には活動日の参加者がグンと増えた。これは歴代トップであり、数値にすると83%の参加率であった。私が1年生の時の参加率は51%であったため、32%アップできた。このように、私には人間関係を良好にして、輪を作る力がある。貴社に入社後には、取引先の企業やお客様と良い関係性を築けるよう努め、営業トップを目指していきたい。

会社は小さな社会だという声もあるほど、人間関係は重要となってきます。そのため、自分から積極的に様々な社員と繋がっていくことができる力は求められるものの1つであるでしょう。また、お客様とやり取りするような営業職の場合、信頼関係を築きあげていく力は、さらに重要になります。

【人間関係の自己PR例文】コミュニケーション能力の高さ

例文2

私は売り子のように「誰にでも明るく声をかけられる」ことができることが強みだ。サークルでは、学年問わず全員とコミュニケーションをとり、メンバーが楽しめるように関わっていた。その結果として、学年問わずメンバーが悩み事を相談してくれるようになったり、イベント時にはまとめ役とを任されたりするようになった。普段から関わりを大切にしているため「〇〇のいうことなら素直に聞ける」と言ってもらえることもあった。これらの経験から、集団で何かを成し遂げていくにはコミュニケーションが重要であり、自分のコミュニケーション能力は大きな武器になると考えた。貴社に入社後は、会社の様々な人と積極的にコミュニケーションをとり、誰からでも仕事を任せたいと思われるような人を目指し、どんどんスキルアップしていきたい。そしてキャリアアップをしていき、マネージャーなどの役割を持てるように成長したい。

コミュニケーションが大切という言葉だけでは「当たり前だ」と突き返されてしまう可能性があります。そのため、そのコミュニケーション能力を今後の仕事でどのように活かしていきたいと思っているのかまで具体的に話すことがポイントです

人間関係の良さが求められる業界とは?

人間関係の良さは、どこの業界:企業でも求められるものではありますが、必須となる業界は以下の通りです。

・営業職 ・観光業界 ・ホテル業界 ・医療福祉業界 ・銀行員 ・商業 など

関わり方や求められる人物像は業界・企業によって異なってくるので注意しておきましょう。自分が行きたい企業が明確になってきたら企業研究をしっかりとして、求められる人物像と自分がマッチするのか確認することが重要です。

魅力が伝わる自己PRで効果的にアピールしよう

ここまで自己PRのポイントや人間関係の良さをアピールする時のコツなどを細かく解説していきました。自分の良さをきちんと伝えるためには具体的に話すことなど、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。また、自己PRではあなたの魅力を伝えるということだけでなく、企業の求める人物像に合わせるということも重要です。

自己分析に悩んだ時には自己分析ツールを活用したり、友人や家族に他己分析をお願いしたりしながら、自分の魅力を見つけていきましょう。