面接で第一志望ですかと聞かれた時の答え方!よくある質問も紹介【例文付き】

面接の頻出質問の一つに、「当社が第一志望ですか?」という質問があります。第一志望の企業であれば即答できますが、第一志望ではない場合はどうしたらいいのでしょうか。

この記事では、面接で第一志望ですかと聞かれた場合の答え方をわかりやすく解説します。よくある質問への回答も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

企業が面接で第一志望ですかと聞く意図は?

企業が面接で「第一志望ですか?」と質問する主な理由は、就活生の志望度の高さを確認するためです。企業は採用にかかるコストをできるだけ抑えたいと考えており、この質問から内定を出した場合に本当に入社してくれるかどうかを判断しています。

また、早い段階で就活生の就活スケジュールを把握し、内定を出した場合いつまでに承諾の返事をもらえるかを確認している企業も少なくありません。第一志望に関する質問から他社の応募状況を知り、今後の選考の参考にしています。

ちなみに、企業は就活生が他の企業の選考も受けていることを理解しているため、ここで第一志望だと答えたからといって、必ず入社しなければいけないわけではありません。第一志望かどうかより、具体的なエピソードや話し方などを見られている場合が多いので、そこまで重く捉える必要はないでしょう。

【例文付き】面接で第一志望ですかと聞かれた時の答え方

ここからは、面接で「第一志望ですか?」と質問された場合の回答方法を紹介します。例文も作成したので、ぜひ参考にしてみてください。

【面接で第一志望ですかと聞かれたら1】第一志望です

面接で「第一志望ですか?」と聞かれたら、「第一志望です」と答えるのが無難です。とくに内定が欲しい企業の場合は、第一志望と答えるのがベストでしょう。企業によってはこの回答が採用につながる場合もあるため、はっきりと答えることが重要です。

第一志望の場合の例文

はい、御社が第一志望です。
私は幼少期から絵を描くことが好きで、イラストにまつわる企業で働きたいと考えております。大学ではVRやゲーム開発などのメディア表現を学び、イベント運営や企業とのコラボレーションなども経験しました。
一般的な娯楽の範囲を超え、高い演出性を誇る御社のプロジェクションマッピングを見て以来、私もチームの一員として役に立ちたいと思うようになりました。
第一志望である御社に入社できましたら、プロジェクトメンバーの一員として尽力いたします。

【面接で第一志望ですかと聞かれたら2】第一志望ですが…

第一志望と明言するのを避けたい場合は、「第一志望ですが…」というようにやや濁して回答しても構いません。「第一志望群の一つです」という答え方もありますが、あまりいい印象はもたれないため、下記の例文を参考に伝え方を工夫してみてください。

第一志望群の一つである場合の例文

はい、御社が第一志望です。しかし、正直に申し上げると御社と同じぐらい志望している企業があり、現時点では決めかねているところです。
私は学生時代に飲食店のキッチンでアルバイトをしており、やりがいの大きさから飲食店に就職したいと考えるようになりました。御社のお客様とのコミュニケーションを大切にというコンセプトに惹かれ、第一志望とさせていただいておりますが、もう一社のコンセプトにも惹かれています。そちらはまだ面接を受けていないため、自分がより貢献できそうな企業はどちらか判断したいと考えております。

第一志望ですかの質問に回答する際に意識したいポイント3つ

面接で聞かれがちな「第一志望ですか?」の質問に答える際は、下記の3つのポイントを押さえておきたいところです。志望度の高さをアピールするために、それぞれ意識してみてください。

【第一志望ですかに回答するポイント1】この企業を選んだ理由を述べる

ただ「第一志望です」と答えただけでは、何の説得力もありません。同業他社ではなく、この企業を選んだ理由を述べることで、志望度の高さや真剣度合いが伝わります。

この企業を第一志望に選んだ理由を述べるには、業界・企業研究が欠かせません。企業研究のやり方やチェックすべきポイントについては、こちらの記事をご覧ください。

企業研究の方法7選!具体的なやり方とチェックすべきポイントを解説

【第一志望ですかに回答するポイント2】企業選びの軸を伝える

この企業を選んだ理由とあわせて、企業選びの軸を伝えることもおすすめです。企業選びの軸を述べることで、企業とあなたにミスマッチが生じていないことをアピールできます。

企業選びの軸がぶれてしまうと、ミスマッチによる早期離職のリスクが高まり、企業にとっても就活生にとってもメリットがありません。回答に説得力や一貫性をもたせるためにも、企業選びの軸を組み込んでみてください

【第一志望ですかに回答するポイント3】入社意欲をアピールする

回答の締めとして、改めて「御社が第一志望です」と伝えましょう。最初と最後に結論をもってくる文章構成モデルを「PREP(プレップ)法」といい、簡潔かつ説得力のある主張を実現できます。

「第一志望ですか?」の質問への回答を整理すると、下記の順番で話すのがおすすめです。

PREP法で回答する際の流れ

Point:要点(例:第一志望です)
Reason:理由(例:この企業を選んだ理由、企業選びの軸)
Example:具体例(例:惹かれた事業など)
Point:要点(例:第一志望です)

最後に第一志望であることを述べる際には、自分の強みや長所をアピールすることも可能です。情報の盛り込みすぎには注意が必要ですが、貴重なアピールの場を無駄なく活用しましょう。

面接の第一志望ですかに関するよくある質問(Q&A)

最後に、面接の「第一志望ですか?」の質問に関するよくある質問とその回答を紹介します。「面接で嘘をつきたくない、けれども好印象を与えたい」と悩んでいる就活生は、必ず確認しておいてください。

【第一志望ですかに関するよくある質問1】第一志望と答えてしまったら内定辞退できない?

面接で「第一志望です」と回答したとしても、内定をもらった後に気持ちが変わったり、別の企業への入社意欲が高まったりすることもあるでしょう。その場合は、内定を辞退しても問題ありません

企業は一定数の内定辞退者が出ることを理解したうえで、就活生に対して内定を出しています。就活を進めていくなかで気持ちや志望度が変わったことを伝えれば、人事も納得してくれるので過度に心配する必要はありません。

【第一志望ですかに関するよくある質問2】第一志望ではありませんと答えるのはNG?

第一志望ではない場合でも、「第一志望ではありません」と答えるのはおすすめできません。ほとんどの就活生は第一志望だと答えるため、第一志望ではないと伝えてしまうと著しく志望度の低い就活生という印象をもたれてしまう可能性があります。

また、「第一志望ではなく第二志望です」といった答え方も避けるべきです。嘘をつく必要はありませんが、「まだ悩んでいる」「決めかねている」のような配慮ある伝え方を心がけましょう。

面接で第一志望ですかと聞かれたら「第一志望です」と答えるのが無難

面接で「第一志望ですか?」と質問された場合は、「第一志望です」と回答するのが無難でしょう。第一志望だと伝えたとしても内定辞退は可能なので、より多くの選択肢を確保するためにも第一志望だと答えておきたいところです。

どの企業を第一志望にすればいいのか悩んでいる就活生や、企業選びの軸がぶれてきた場合は、キミスカが提供する自己分析ツール「適性検査」で自己分析をやり直してみませんか。自己理解を深めることで、自分に合った企業が見えてくるはずです。

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