面接に最適な靴とは?選び方のコツやお手入れ方法を解説【男女別】

身だしなみは第一印象を左右するため、面接の服装には気を配る必要があります。なかでも靴は重要な要素であり、「靴を見れば人となりが分かる」「性格は足元に出る」といわれることも少なくありません。

そこで本記事では、面接にふさわしい靴の選び方やお手入れ方法を解説します。面接の靴に関する注意点も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

面接の靴はどんなものがおすすめ?

面接で着用する靴は、男性であれば革靴、女性であればパンプスが基本です。男女ともに黒色を基本とし、できるだけ装飾の少ないものを選びましょう。

また、男女ともに清潔感があることや、美しく歩けることも面接の靴を選ぶうえで重視すべきポイントです。

私服指定の面接も革靴を選ぼう

面接によっては私服を指定される場合もありますが、私服指定の場合も男性は革靴、女性はパンプスがおすすめです。男女ともにスニーカーやブーツなどは避け、派手な色や奇抜なデザインの靴は選ばないようにしましょう。

面接時の靴の選び方<男性>

まずは男性の就活生に向けて、面接の靴の選び方を解説します。面接用の靴を購入する際は、以下のポイントを参考にしてみてください。

【面接時の靴の選び方1】色と素材

面接で男性が履く靴は、黒色の革靴がベストです。茶色の革靴はカジュアルな印象が強くなってしまうため、面接では控えたほうがいいでしょう。

また、革靴には本革と合皮の2パターンがありますが、見た目のフォーマルさに大きな違いはないので、どちらを選んでも構いません。就活後も長く履きたい場合は本革、できるだけ価格を抑えたい場合は合皮がおすすめです。

【面接時の靴の選び方2】形

革靴のデザインは幅広く、面接の靴選びで悩むポイントのひとつでしょう。面接に最適な革靴の形は、「ストレートチップ」「プレーントゥ」「Uチップ」の3パターンです。また、面接には紐付きタイプがふさわしく、羽根と甲の部分が一体になった内羽根タイプを選びましょう。

なお、紐なしタイプやローファー、ウィングチップなどはカジュアルな印象を与えるため、面接には不向きです。また、先の尖ったデザインや装飾のついた革靴も避けてください。

【面接時の靴の選び方3】靴下

面接時に着用する靴下は、黒色もしくは紺色で統一しましょう。暗く目立たない色であれば問題ありませんが、迷った場合は黒色の靴下を選んでおけば間違いありません。また、靴下の長さは座った時に素肌が見えないように、ふくらはぎが隠れる長めのものを選びましょう。

ちなみに、ビジネスシーンでは白色の靴下は不適切とされており、派手な色の靴下と同じく避けるべきです。あわせて、ワンポイントの入った靴下も避けるのが無難でしょう。

面接時の靴の選び方<女性>

次は、女性の就活生にふさわしい面接の靴について解説します。デザインやヒールの高さなど、細かいところまで確認しましょう。

【面接時の靴の選び方1】色と素材

女性の就活生の靴は、黒色のパンプスが最適です。素材は本革と合皮の2パターンがふさわしく、入社後もそのまま履きたい場合は本革がおすすめですが、できるだけ価格を抑えたい場合や、雨の日用の靴を求めている場合は合皮を選ぶといいでしょう。

なお、エナメル素材のパンプスはカジュアルな印象が強いので、フォーマルな面接の場では避けるべきです。

【面接時の靴の選び方2】形

基本的には装飾品のないシンプルなパンプスがおすすめですが、ストラップ付きのパンプスでも問題ありません。

ただし、金融業界をはじめとする一部の業界においては、ストラップ付きのパンプスでは不適切とされる場合があるので注意が必要です。

【面接時の靴の選び方3】ヒールの高さ

面接で履くパンプスのヒールの高さは、3〜5cmがベストです。ヒールのないフラットパンプスや、ヒールが高すぎるハイヒールを選ぶのはおすすめできません。

また、ヒールの細いピンヒールは安定性に欠けるため、面接ではヒールが太めのチャンキーヒールを選ぶのがおすすめです。

面接で履くパンプスのヒールの高さについて、詳しくはこちらのページをご確認ください。

就活用パンプスのヒールの高さは?歩きやすい靴選びのポイントを解説

【面接時の靴の選び方4】ストッキング

女性の就活生は、靴下ではなくストッキングを着用します。ストッキングの色は本来の肌の色に近いベージュを選び、色付きタイプやラメ・柄の入ったタイプは着用しないようにしましょう。

ちなみに、ストッキングは伝線しやすいため、必ず予備のストッキングを持ち歩くようにしてください。予備のストッキングを忘れてしまった場合は、出先のコンビニでも購入しておくといいでしょう。

面接用の靴をキレイする方法

ここからは、面接用の靴のお手入れ方法を解説します。お手入れの仕方や頻度によって靴のもちのよさが変わってくるので、できるだけ長く着用するためにもこまめなお手入れを心がけましょう。

【面接用の靴をキレイする方法1】革靴用のクリームを塗る

靴に付着した汚れやほこりを落としたら、専用のクリーム塗って靴を磨きましょう。合皮の場合はクリームを塗る必要はありませんが、ツヤを出したい場合は少量であればクリームをつけても問題ありません。

【面接用の靴をキレイする方法2】濡れたら水分を拭きとる

雨や雪で靴が濡れてしまった時は、できるだけ早く表面の水分を拭きとってください。靴の中まで濡れている場合は、新聞紙を入れて水分を吸いとりましょう。

革靴やパンプスを濡れたまま放置すると、シミや臭いの原因となります。また、カビやひび割れが発生してしまう可能性もあるので、必ず正しい方法で乾かしましょう。

【面接用の靴をキレイする方法3】壊れていないか確認する

面接当日までに、靴の状態を確認しておくことも忘れてはいけません。革靴の底が剥がれてきていたり、パンプスのヒールがすり減ったりしている場合はメンテナンスが必要です。

靴の修理は街の修理店へ依頼するか、状態がひどい場合は買い替えを検討しましょう。

面接の靴で注意したいケースとは

最後に、面接の靴に関する注意点を状況別に紹介します。面接当日までに、一通り目を通しておきましょう。

【面接の靴で注意したいケース1】雨が降っている場合

雨の日は靴が汚れやすくなるため、面接前に汚れや水滴を拭きとれるようにティッシュやウェットティッシュなどを準備しておくのがおすすめです。面接会場に着いてから汚れに気づいて慌てることのないように、あらかじめバッグの中に汚れを拭きとれるグッズを入れておきましょう。

【面接の靴で注意したいケース2】靴を履き間違えた場合

靴を履き間違えていることに気づいた場合は、時間に余裕があるなら革靴やパンプスを購入するのがベストです。しかし、面接会場に着いてから気づいた場合や、面接の時間が迫っている場合は、正直に面接担当者に伝えて謝罪しましょう。

【面接の靴で注意したいケース3】靴が壊れてしまった場合

面接会場へ向かっている途中に靴が壊れてしまった場合は、靴を履き間違えた場合と同じく出先で購入するのがおすすめです。時間がない場合は、途中で靴が壊れてしまった旨を面接担当者に伝えておけば問題ありません。

面接の靴は清潔感を意識しよう

面接時に着用する靴は、男性の就活生の場合は革靴、女性の就活生の場合はパンプスが基本です。男女ともに黒色を選び、シンプルなデザインのものを選んでおけば間違いありません。

面接の靴で重要なポイントは、清潔感があるかどうかです。面接に適した靴であっても、汚れや水滴がついていれば好印象をもってもらうことはできません。こまめなお手入れを心がけ、足元から良い印象を与えましょう。