【就活】面接の電話に出れなかったときの対処法!電話・メールの例文と印象アップの方法

就活中は頻繁に企業とやり取りをする必要があるため、タイミングが悪く大切な電話に出られないことは決して珍しくありません。なかには、面接の結果や通知に関する電話に出られなくて「印象が悪くなったかな」と不安になる学生もいることでしょう。

企業からの不在着信があったときは、気づいた時点で早めに対応することが大切です。この記事では、面接の電話に出られなかったときの対処法と連絡時の例文・ポイントを紹介します。

面接の電話に出れなかったら落ちる?

企業からの電話に出られなかった場合、面接の評価に悪い影響は出るのでしょうか。

まずは、電話に出られなかったときの選考への影響についてみてみましょう。

電話に出られないことが原因で落ちることはない

電話に出られなかったからといって、それだけで人事からの印象が悪くなったり面接の合否が変わったりすることはありません。また、その先の選考が不利になることもありません。

そもそも、人事は学生が就活しながら授業やアルバイトなどに参加していることを理解しています。企業からの電話に出られない学生は多いので、過度に不安を抱かなくても大丈夫です。

電話に出られなかったときはその後の対応が大切

電話に出られなかったことを気にする必要はありませんが、人事担当者は用事があって連絡してきているため、できるだけ早く対処することが大切です。

このときに素早く丁寧な対応ができれば、マナーが備わっている学生だと好印象を抱いてもらえます。反対に、対応によっては印象が下がって次回の面接評価に加味されることもあるので、対応の仕方には注意が必要です。

面接の電話に出れなかったときの対処法と例文

面接の電話に出られなかったときは、素早く「折り返しの電話」もしくは「お詫びのメール」をしましょう。

ここでは、各対処法のポイントと連絡時の例文を具体的に紹介します。

【電話に出れなかったときの対処法1】折り返しの電話をする

企業からの連絡に気づいたら、すぐに折り返しの電話をかけましょう。連絡をするのが遅くなると、選考への意欲が低いと思われてしまうおそれがあります。

留守番電話が残っている場合は、内容を確認してから折り返します。たとえ、留守番電話に「あらためて連絡します」とメッセージが残っていても、気づいた時点で学生から折り返すのがマナーです。

ただし、就業時間外に電話をかけると迷惑になってしまうので、タイミングには注意が必要です。就業時間外に不在着信に気づいたときはメールを入れておくか、翌日あらためて電話しましょう。

【折り返し電話の例文】

お世話になっております。
御社の選考を受けております、〇〇大学の(フルネーム)です。

本日〇時ごろに人事部の〇〇様からお電話をいただき、折り返しの連絡をいたしました。
〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。

(取り次ぎ後)
お忙しいところ恐れ入ります。
先ほどご連絡をいただきました、〇〇大学の(フルネーム)です。
お電話に出られず、大変失礼いたしました。

本日〇時ごろにいただいたお電話のご用件について折り返しの連絡をいたしました。
ただいまお時間よろしいでしょうか。

【電話に出れなかったときの対処法2】お詫びのメールを送る

すぐに折り返しの電話ができないときは、お詫びのメールを送っておくと丁寧な印象を与えられます。単に電話に出られなかったことを詫びるだけではなく、「すぐに電話ができない理由」と「いつ折り返しの電話ができるか」を伝えることが大切です。

電話でもらった連絡は、電話で返すことが基本です。メールを送るときは、文面だけで用件を済ませようとしないように注意しましょう。

【お詫びメールの例文】

件名:お電話をいただいた件とお詫びのご連絡

本文:
〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
貴社の選考を受けております、〇〇大学の(フルネーム)です。

先ほどご連絡をいただきましたが、
お電話に出ることができずご連絡が遅れてしまいまして申し訳ございません。

貴社の就業時間を過ぎてから着信に気づきましたので、
メールでご連絡いたしました。
本日お電話させていただくのはご迷惑かと存じますので、
明日あらためてお話する機会を頂戴できますと幸いです。

明日は9時から15時までの間であればいつでも対応が可能なので、
〇〇様のご都合のよろしいお時間に折り返しのご連絡をさせていただけますでしょうか。

大変恐縮ではございますが、ご対応可能なお時間をご教示くださると幸いです。
引き続きよろしくお願い申し上げます。

面接電話に折り返しの電話をするときのポイント

面接の電話に出られなくてあとから企業へ連絡するときは、4つのポイントを意識する必要があります。

ここでは、印象アップのために知っておきたい対処のコツを説明します。

電話するタイミングに気をつける

企業に折り返しの電話をするときは、タイミングに注意が必要です。

始業直後や終業直前、お昼休憩の時間はバタバタするので連絡を避けるべきです。11時から12時前、14時から終業30分前などの時間に連絡すると迷惑をかけにくくなります。また、就業時間外も避けましょう。

電話に気づいたのが終業時間後の場合は、翌日の連絡になっても構いません。ただし、24時間以内に連絡するのがマナーなので、翌日のなるべく早いタイミングに電話するか、お詫びのメールを入れておくようにしましょう。

筆記用具とメモを用意しておく

不在着信に気づいてすぐに折り返しの電話ができたとしても、慌ててしまったり用件を忘れてしまったりすれば、印象ダウンにつながるおそれがあります。

電話するときは、筆記用具とメモを用意して落ち着いて対応できる体制を整えておきましょう。また、手元にスケジュール帳を用意しておくと、次の面接の日程調整をスムーズに行えます。

電話に適した環境で連絡する

電話を折り返すときは、静かで電波状況のよい場所に移動しましょう。メモが取れない状況や聞き取りにくい状況で折り返しの連絡をすると、かえって印象が悪くなってしまう可能性があります。

落ち着いて話せる環境にいないときは、無理してすぐにかけ直す必要はありません。静かに話せてメモが取れる状況になってから連絡しましょう。

面接を意識した話し方をする

相手の顔が見えない電話だからこそ、話し方や言葉遣いが印象を大きく左右します。折り返しの電話をするときは、面接を受けているときと同じように明るくハキハキと喋り、丁寧な言葉遣いを意識しましょう。

電話だと緊張してしまう場合は、話したい内容のメモや台本を用意しておくと安心です。また、事前に何度か練習してからかけ直すと緊張しにくくなります。

面接の電話に出れなかったらすぐに対処しよう

面接の合否や日程を調整する電話に出られなくても、それ自体が合否に影響を与えることはありません。むしろ、慌てず丁寧に対処すれば印象アップを狙うことも可能なので、この記事で紹介したポイントを押さえて落ち着いて対処してみてください。

できるだけ素早く折り返しの連絡をすることで意欲の高さをアピールできますが、状況によっては、急ぐことでマイナスの印象を与えてしまうこともあります。周囲が騒がしいときや手元にメモがないときは、落ち着いて対応できる体制を整えてから電話をかけましょう。