面接のドタキャンや 連絡なしは絶対にNG! 今すぐすべき対応とは?

面接を連絡なしでドタキャンする行為は、信頼を損ない、今後のキャリアに悪影響を与える可能性があります。本記事では、面接をドタキャンしてはいけない理由や今すぐ取るべき対処法について詳しく解説します。

社会人としてのマナーとして覚えておきたいポイントや、面接辞退の連絡にそのまま使用できる例文も載せているので、ぜひ最後までご一読ください。

面接を連絡なしでドタキャンしてはいけないのはなぜ?

面接を予定していたのに、突然キャンセルしてしまうのはどんな状況でも好ましいものではありません。特に、連絡なしでのドタキャンは自分自身にとっても相手にとってもよくないことばかりです。

ここでは、連絡なしでの面接のドタキャンがどうしていけないのかを解説します。

【ドタキャンがNGな理由1】社会人としてマナー違反となるから

面接の日程を決める際は、お互いの時間を尊重し合うのが基本です。あらかじめ予定を立て、その予定に合わせて行動することが社会人としてのマナーとされています。

連絡なしでのドタキャンは、相手の時間や労力を無視する自分勝手な行為とみなされます。つまりは、社会人としてのマナー違反となるため、連絡なしでのドタキャンは避けるべきなのです。

【ドタキャンがNGな理由2】信頼性を失ってしまうから

面接を約束したにも関わらずその約束を破ってしまうと、相手からの信頼性を失うことにつながります。

会社は面接を通じて、応募者の信頼性や責任感を見極めようとしています。連絡なしのドタキャンは、応募者への信頼性を下げ、無責任であると評価されてしまうでしょう。

どうしても都合が合わなくなった場合は、早めに面接の日程変更をお願いするなど、適切な行動を取る必要があります。

【ドタキャンがNGな理由3】日程変更に応じてもらえなくなるから

連絡なしでのドタキャンが頻繁に続くと、会社側は次回の面接日程に対して柔軟な姿勢を取りにくくなります。面接日程の調整は、会社側も労力を要するものです。信頼を失った応募者に対しては、日程調整に労力を割きたくなくなるのも無理はないでしょう。

連絡なしで面接ドタキャンしてしまう就活生の「よくある事情」とは?

就活生が連絡もなしに面接をドタキャンする理由は、主に3つ挙げられます。それぞれの理由について詳しく説明するので、ご自身に当てはまるかどうかチェックしてみてください。

【面接をドタキャンする事情1】他社から内定をもらった

本命の会社から内定をもらった場合や、条件の良い会社から内定をもらった場合、他の会社との面接を辞退したいと考える学生もいるでしょう。内定をもらった会社への就職を決意しているのであれば、たとえ他の会社の面接を受けても採用を辞退することになるため、時間も労力も無駄になってしまいます。

また、内定はもらっていないものの、応募している会社への志望度が低かったり、最初から採用を望んでいなかったりする場合も、面接直前でキャンセルしたくなる理由となり得ます。

【面接をドタキャンする事情2】他社の面接日が被ってしまった

複数社に応募している場合、面接日がたまたま重なることがあります。その場合、一方の会社の面接日を変更してもらうか、キャンセルせざるを得ない状況になるでしょう。

面接日の変更も面接のキャンセルも、会社に連絡しなければいけません。「連絡したくない」「なんと説明したら良いかわからない」といった理由から、面接をついついドタキャンしてしまう方がいます。

【面接をドタキャンする事情3】直前になって面倒になった

面接前に会社について事前リサーチを行う方は多いです。インターネット上には膨大な情報があるため、ポジティブな情報もあればネガティブな情報もあるでしょう。

給与面や福利厚生、会社の雰囲気などに対してネガティブな口コミを見つけた場合、その会社に対する興味や意欲が低下してしまう恐れがあります。場合によっては、面接に行く気力すら失われてしまい、面接をドタキャンする方がいるようです。

また、リサーチ結果に関係なく「応募したものの、面接に行くのが面倒になった」という場合も少なくありません。

【連絡なしはNG!】面接をドタキャン・辞退したい場合に取るべき行動とは

面接をキャンセル・辞退する場合、社会人として適切な対応を取ることが求められます。しかし、面接が初めてだったり、面接の辞退連絡をしたことがなかったりすると、緊張してどうして良いかわからなくなる方もいるでしょう。

そこで、ここからは面接をドタキャン・辞退したい場合に取るべき行動を3つピックアップしました。「なぜこのような行動をしなければいけないのか」という理由も解説しているので、併せてチェックしてみてください。

【面接をドタキャンしたいときの行動1】できるだけ早く会社に連絡する

面接をドタキャン・辞退しなければいけなくなった場合は、できるだけ早く会社に連絡をしましょう。迅速かつ丁寧な連絡は、相手に対する礼儀として重要です。

また、時間が経てば経つほど、会社はあなたと面接をするための準備を進めるでしょう。相手の時間や労力を奪ってしまうため、面接の辞退が決まった時点で連絡することが大切です。

【面接をドタキャンしたいときの行動2】辞退する理由を話せる範囲で伝える

面接を辞退する理由は、できるだけ具体的に伝えるよう心がけましょう。ただし、個人的な内容や家族に関する情報などはプライバシーを尊重し、話しすぎないことも大切にしてください。

また、例えば「会社の口コミをリサーチしていて、不評だったから面接を辞退しよう」と考えた場合、そのまま相手に伝えると失礼な行為になってしまう恐れがあります。

こちらの都合でキャンセルすることに変わりはないため、相手を不快にさせないように「一身上の都合で辞退させていただきたいです」と伝えるなど、配慮を忘れないようにしましょう。

【面接をドタキャンしたいときの行動3】謝罪の気持ちを伝える

面接をキャンセルする際には、どんな理由であっても「相手に対する謝罪の気持ち」を忘れずに伝えましょう。相手の時間や労力を無駄にすることになることを理解し、謝罪の言葉を添えることで、相手に対する敬意を示します。

「面接に行けません」「辞退させてください」とだけ伝えられた場合と、「面接の機会をいただいたにも関わらず、辞退する形になってしまい大変申し訳ありません」と謝罪された場合では、相手の受け取り方が変わるでしょう。

こちらの都合で面接をキャンセルするのだという意識を持ち、謝罪の言葉を伝えてみてくださいね。

面接をドタキャン・辞退する場合の連絡方法

面接をドタキャンしなくてはいけなくなったときや、何らかの理由で辞退することを決意したときは、メールか電話で会社に連絡しましょう。どちらの連絡手段でも、相手に面接に行けなくなったことが伝われば問題ありません。

ただし、前日や当日に急遽行けなくなった場合は、迅速に連絡できる電話がおすすめです。ここでは、メールや電話で連絡する方法を解説します。それぞれで活用できる例文も載せていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【面接をドタキャン・辞退したいときの連絡方法1】電話の場合

電話での連絡が最も迅速かつ直接的な方法です。相手の都合を考慮し、営業時間内に電話で連絡しましょう。

電話で面接を辞退する場合の例文をまとめましたので、どのように話したら良いかわからない場合にご活用ください。

【電話で辞退する場合の例文】

学生:お忙しいところ恐れ入ります。◯◯大学の△△(ご自身の氏名)と申します。面接の件でご連絡したのですが、人事部の△△様はいらっしゃいますでしょうか?

(担当者に代わってもらう)

学生:お世話になっております。○○大学の△△(ご自身の氏名)です。お忙しいところ恐れ入ります。本日は、面接の件でご連絡いたしました。今お時間よろしいでしょうか?

(担当者が問題ないと回答)

学生:ありがとうございます。□月□日□時より面接のお時間をいただきありがとうございます。大変申し訳ないのですが、一身上の都合により面接を辞退させていただきたいと考え、ご連絡いたしました。

(辞退の理由を尋ねられた場合)

学生:他社から内定をいただき、就職活動を終了することになったのが理由です。お忙しい中、面接のお時間をいただいたにも関わらず大変申し訳ありません。

(辞退について理解していただけた場合)

学生:大変お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。お忙しいところありがとうございました。それでは失礼いたします。

【面接をドタキャン・辞退したいときの連絡方法2】メールの場合

メールの場合は営業時間に関係なく送信できますが、面接を辞退することが決まった時点でできるだけ早く連絡しましょう。メールには面接に行けなくなった理由はもちろん、丁寧な謝罪の言葉を添えることが大切です。

また、メールで連絡してから数日経っても連絡がない場合や、面接当日になっても返信がない場合は、先方がメールを確認していない可能性があります。このようなときは、会社に電話をし、「面接辞退についてのメールをお送りしたのですが、ご確認いただけているでしょうか?」と確認を取りましょう。

メールに記載する内容を例文としてまとめましたので、お悩みの方はご活用ください。

【例文】

・件名:面接辞退のご連絡(キミスカ大学 山田太郎)
・内容:
株式会社◯◯◯
人事部 △△様

お世話になっております。
キミスカ大学 社会学部の山田太郎です。
9月13日14時にお約束していた面接についてですが、一身上の都合により辞退させていただきたくご連絡いたしました。

お忙しい中、貴重なお時間をいただいたにも関わらず、辞退することになってしまい大変申し訳ありません。

本来ならば直接お伺いしてお詫びすべきところですが、メールでのご連絡になってしまったことを重ねてお詫び申し上げます。

最後になりましたが、貴社の益々のご発展を心より申し上げます。

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キミスカ大学 社会学部 社会学科
山田 太郎
電話:090-0000-0000
e-mail:xxx_xxxx-xx@xxxx.co.jp
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連絡なしの面接ドタキャンは社会人のマナーとして避けよう!

面接を連絡なしでキャンセルすることは、社会人としてのマナー違反であり、信頼を失う原因となります。常に相手の立場に立ち、丁寧な対応を心がけることが重要です。

面接を辞退する場合はぜひ本記事を参考にし、ドタキャンするのではなく適切な対応ができるようにしましょう。