「座右の銘は何ですか?」思いがけない質問をされた時の切り返し方と質問の意図って?
時々くる「予想だにしなかった質問」!
選考が始まって、グループ面接や個人面接をする機会も増えてくることと思います。ある程度は企業研究などをして質問される問を想像しながら行くと思います。ですが、そこで来るのが思いがけない質問です。
言われた瞬間は、「え??」という反応になってしまうと思います。まさか聞かれるとは思いませんよね・・・ですが、あえて予想外の質問をすることで学生の素の部分を見たいというのが企業の本音。今回は「座右の銘は?」というまさかの質問例を題材に、企業はその問から何が見たいのか、その切り返しまでを紹介したいと思います。
座右の銘は何かありますか??
もし3次選考や最終選考でこの質問をされたら、どう返しますか?恐らく、質問の答を用意しているか、日頃から座右の銘を持ちながら生活をしていない限り、すぐに出てくるような答えではないと思います。そもそも、座右の銘って何?と思う人も多いのではないでしょうか。
座右の銘とは、自分たちが生きていく上で、自分が目指す「理想」であり、挫けた時の 「希望」であり、常に傍らにおいて「信条」とし、自分を「励まし」てくれるものであり、 また過ちを犯さないように「戒め」とする言葉であります。
引用:http://social-kotowaza.com/
ということはまず、ことわざや四字熟語を知らないと太刀打ち出来ないですよね・・・。
ですが企業は、あなたが四字熟語やことわざをどれだけ知っているか。ということが聞きたいわけではありません。あくまでも聞きたいのはあなたの価値観や日常の中で大切にしたいことです。なので、難しい言葉を選ばなくてもいいのです。それよりも「なぜその言葉なのか」「何をきっかけにそう思うようになったのか」を掘り下げていくほうがよっぽど大切です。
就活用に座右の銘を考えるの?
前文にも書いたように、予想だにしない質問を聞きたい時は、学生のありのままの価値観が知りたいということです。そのため、就活用に用意した座右の銘などど言うのは、人事からすれば本当に思っているかどうかは簡単にわかってしまいます。なので、自分が本当に日頃から思っていることが伝わりさえすれば、それはことわざや四字熟語などの難しい言葉でなくてもいいのです。就活用の座右の銘ではなく、自分自身が日頃から意識していることや、座右の銘を考えてみましょう。これで自分の価値観や、何を大切にしているのかがはっきりすれば、価値観が問われるようなその他の予想外の質問にも太刀打ちできるようになりますよ。
結局企業が知りたいことって??
結局企業が知りたいことは「あなたの価値観や考え方」です。あなたが日頃から何を意識しているか、そして大切なのは「なぜそう思うようになったのか」です。たとえ難しい言葉でなくても、自分自身の考え方や価値観が明確で、それを演説ではなく相手に「伝わるように」話すことができれば、どんな質問でも切り返して太刀打ちできるようになります。もし頭が真っ白になってしまったり、答えが出てこなくなってしまったら、「少々考えさせてください」と真摯に向き合うことも大切です!聞く質問は予想外でも、結局企業が知りたいことの軸はどの質問も同じです。自分と向き合い、冷静に分析することがどんな質問でも切り返せるようになるために必要なことかもしれませんね。