面接で困る質問
「他社の選考を辞退してもらえるなら、弊社で内定を出します。どうされますか？」
究極の質問ですね。面接中の企業が第1志望であれば、迷わず「御社が第1志望なので、他社はすべて辞退します」と答えてください。より早く内定をゲットできる可能性があります。
ここで困るのが、まだ選考を受けたい企業が残っている学生です。ここは面接時期や業種を考えて冷静に応えましょう。
面接官の意図とは
この面接官の発言は、いわゆる「囲い込み」というものです。
「囲い込み」とは、自社の内定者が辞退するのを防ぐため、内定承諾書を書かせたりする企業の活動を指します。
特に、内定出しの時期が早い金融業界などで行われています。
面接官の使命は、優秀な学生をより多く採用することです。内定を出した後に辞退されれば、社内で居心地が悪くなります。できるだけ内定辞退されることを防ぐ苦肉の策をといえるでしょう。
ですから、就職活動を終了することを約束しなくても、不合格にされることは少ないと思います。本当に採用したい学生なら、他の企業の選考が終わるまで待ってくれます。
ただし、企業の採用活動が終盤の場合、より早く内定を受託した学生が有利になることもあるので、時期には十分配慮しましょう。
返答は無理のない範囲で
上記で述べたように、第1志望の会社なら内定を受けることを快諾しましょう。
まだ受けたい企業がある学生は、「最後まで納得いくまで就職活動をしたいので、今選考中のA社の結果が出るまで待っていただけませんか」など、正直に答えましょう。
しかしながら、採用スピードの速い外資系企業は内定承諾をすぐに答えないと内定を逃すことがあります。
また、採用活動も終盤の時期だと、企業も内定を快諾してくれる学生を優先することがあるので、返答にはくれぐれも注意してください。
