ご利用企業様の声「オルビス株式会社」

村山さん:20卒採用より現職の人事へ参画。前職ではキャリアアドバイザーや人事を経験。オルビスの今後の展望を聞き、「ここちを美しく」というブランドメッセージを幹に、ブランドビジネスへ転換していく経営方針に共感し、入社を決めた。

採用に対して感じていたことはありますか?

19卒まではナビ中心の採用を行っていました。つまり、オルビスに興味のある学生をターゲットに採用していました。2018年に第二創業期を迎え、採用においても変革を進めるにあたり、オルビスを選択肢に入れていないような優秀な学生さんにも接触したいと考えていました。
将来的には就職活動を始める前の学生さんも含めオルビスを知ってもらい、理念への共感を軸とした採用活動をしていきたいと思っています。新卒一括採用ではなく、通年で優秀な学生さんと接触していかなければ、今後さらに激化する採用市場で人材を獲得していくのは難しいと思います。

ダイレクトリクルーティングの導入のきっかけは何ですか?

これまでのように応募を待つだけではなく、積極的に採用市場にアプローチしていくという戦略のもと、ダイレクトリクルーティングの導入を決めました。
こちらからスカウトをすると、早期から就職活動に動いている学生さんや、オルビスに興味を持っていないような方にもアプローチができます。
特にキミスカは、スカウトとイベントがあるので、オフラインとオンライン両方のアプローチができる点を魅力に感じ、導入をしました。

実際に導入してみていかがでしたか?

ターゲットとしていた人材の採用ができましたが、選考フローはこれまでと大きく変更が必要でした。19卒までは、説明会や面接の日程を事前に決め、応募者に日程を合わせてお越しいただくフローでしたが、ダイレクトリクルーティング経由の学生さんですと、エントリーの時期もそれぞれになりますので、個別性の高い対応が増えました。

どんな学生に会えるようになりましたか?

スカウト経由とイベント経由で若干会える学生さんが違うように感じました。イベントに参加している学生さんの方が、ベンチャー志向が多かった印象です。スカウト経由でお会いした学生さんは比較的、企業規模にこだわりがなかったです。共通していたのは、早期から自分の考えや軸を持っていて、やりたいことが明確な方が多かったです。

御社に興味を持っていない学生へアプローチをするにあたり、口説いたり興味を持ってもらうためにしていることはありますか?

まず選択肢のひとつに入っていくコミュニケーションは必要ですが、無理やり引き込んだりはしません。採用は企業が一方的に選ぶものではないので、学生さんと対等であることを意識しています。考え方ややりたいことがマッチしているかを双方が確かめ、納得して決めてもらうようにしています。

選考時に工夫しているポイントはありますか?

お互いの理解が深まるような接点作りを心がけています。説明会では、ブランドメッセージである「ここちを美しく」を体感できるような空間作りをし、代表直々に経営理念について話しています。また、面接では学生さんの本質を捉えるために、行動そのものよりも、その背景にある価値観の深堀りをしています。選考の過程で学生さんの希望に応じて現場社員との面談の機会を用意することもあります。オルビスには魅力的な社員が多くいますし、若手にも大きな裁量があるので、社員がどんな風に活躍しているか、実際に会って感じてもらうようにしています。
ちなみに、20卒の内定者に聞いてみたところ、入社を決めた理由で多かったのは、「理念への共感」「選考での対等な関係性」「論理と感性のバランス」でした。

貴社に合う学生の特徴はありますか?

新卒採用だけではなく、オルビスが採用するすべての方に共通しますが、「独創性」と「共創性」が大きな特徴だと思います。「独創性」は常識にとらわれず、あたりまえに対して疑問を持ち、自ら問いを立てられる人材。「共創性」は立場や肩書にとらわれず、自他の価値観の違いを受容し、フラットに周囲を巻き込める人材と定義しています。周りの価値観を受容しながら自己表現できるような人は、入社してからも活躍していただけると思います。

キミスカをおすすめするならどんな企業ですか?

採用市場における企業認知を変えたい企業にはおすすめです。企業イメージを変え、これまでと異なるタイプの人材を獲得するのは難しいですが、スカウト型の場合、自分たちだけでは会えない学生さんにもアプローチできるので、採用リブランディングをしている企業は利用してみると良いかもしれません。

学生へメッセージをお願いします。

キミスカに登録している学生さんは、元々軸を持っている方が多いと思いますので、自分らしいファーストキャリアを納得して決めてほしいです。人生100年時代と言われるこれからの時代、仕事に費やす膨大な時間で何を成し遂げたいのか、どのように生きていきたいのか、しっかり自分と向き合って考えてみてください。それが見えてくれば、自分らしく働ける環境とも出会えると思います。