エントリーシート資格欄の書き方とは?書くべき資格や資格がないときの対処法を解説

この記事では、資格欄の書き方や注意点などを解説していきます。

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一般的に、資格の有無が合否に直結することは少ないです。資格を持っていることはアピールポイントにはなりますが、必ず求められるものではないことを認識しておきましょう。また手当たり次第、資格を記入することは控えた方が良いです。以上のことを踏まえて、解説していきます。

エントリーシートの資格欄は合否に関わる?

就活生の中には、「資格が多い方が優秀な人材だと思われそう」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。ところが実のところ、専門職でもない限り基本的に資格は合否に影響しません。

特にメジャーで難しくない資格は保有している就活生も多いため、持っているからといって就活が有利になることはほとんどないのです。新卒採用の資格欄は、「ガクチカのネタや志望度のアピールに役立つ」程度に認識しておきましょう。

ただし、募集要項に必須資格が明記されている求人では、当然資格の有無が選考に関わります。金融なら証券外務員、経理なら簿記検定、営業なら運転免許など、業務に関連するものは取っておくと通過率がアップしますよ。

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エントリーシートに書くべき資格

合格した資格を手当たり次第に全て書き出すことは、就活においては危険な行為です。資格がぎっしりと書かれていると、「一貫性がない」「他にアピールできる強みがないのでは?」と思わせてしまう可能性があるためです。

実は就活では書くべき資格とそうでない資格があるのです。まずはじめに、就活で書くべき資格について解説します。

【ESに書くべき資格】TOEICや英検など語学関連の検定

ビジネスシーンでも生かせるレベルの語学力がある場合、TOEICのスコアや英検などの語学関連の検定は選考でプラスに評価されることが多いです。

TOEICなら650点以上、英検などの検定では2級以上が評価されやすい傾向にあります。メイン業務で英語を使う企業では、TOEICスコア800点以上が最低条件だとされることもあります。

一般的な資格の有効期限は、試験から2年間です。したがって、検定などを受けたのが2年以上前であれば、再受験しておくことをおすすめします。

【ESに書くべき資格】日商簿記

日商簿記も、資格欄に書くべき資格です。なかでも、2級以上であればプラス評価の対象になります。

事務系の職種なら3級でも評価されますが、人によっては「日商簿記3級程度の知識は一般常識」と判断することもあります。書いておいて損はないですが、大きくプラスにはならないことを理解しておきましょう。

財務に関わる職種を志望する就活生なら、やはり2級以上を持っていることが好ましいです。

【ESに書くべき資格】運転免許

転勤がある営業職や車を使って移動する機会が多い職種の場合、運転免許が必須になっていることがあります。求人によっては、運転免許の有無だけで不合格になってしまうことも。そのため運転免許を持っている就活生は、どんな職種志望でも記入しておくことをおすすめします。

就活の時点で運転免許を持っていない方は、取得予定月を書いておきましょう。「○年○月 普通自動車運転免許 取得予定」とあれば、人事は運転免許を持っていると考えて選考を進めてくれますよ。

【ESに書くべき資格】パソコン関連の認定資格

MOSなどのパソコン関連の認定は、どの業種職種でもパソコンが欠かせない現代において非常に有効です。パソコンを使った日常業務ができるとアピール可能なうえに、難易度も高くないので、余裕があったら取っておきたい資格です。

他にも、CADやITパスポートなど、応募する業界で求められる資格がある場合は忘れずに書いておいてください。入社してから勉強し始める方も多いため、入社前に大きく差がつけられるでしょう。

エントリーシートで書く必要がない資格

次に、エントリーシートに書かなくても良い資格について解説していきます。以下に挙げられるものは、記入する必要はありません。

大学レベルに達していない級の検定など(英検3級など)
業務とは関連のない趣味やスポーツの資格

上記の資格をテーマにガクチカなどで話したい時は、「趣味・特技」の欄に書くことをおすすめします。資格を手当たり次第にたくさん書くと、軸がブレていると判断されることがあるためです。もちろん、趣味やスポーツの資格でも業務と関連性があるものは記入して構いません。

エントリーシート資格欄の正しい書き方

ここからは、資格欄の正しい記入方法を解説していきます。

【ES資格欄の正しい書き方】正式名称で書く

履歴書やエントリーシートなど、ビジネス関連の書類に資格を記入する際は、必ず正式名称で記入してください。よく書かれる資格の正式名称をまとめておいたので、しっかりと確認しておきましょう。

    • TOEIC:TOEIC公開テスト
    • 英検:実用英語技能検定
    • 日商簿記:日本商工会議所簿記検定
    • MOS Excel:Microsoft Office Specialist Excel
    • MOS Word:Microsoft Office Specialist Word
    • 運転免許:普通自動車免許
    • 漢検:日本漢字能力検定
    • 秘書検定:秘書技能検定
    • 宅建:宅地建物取引主任者
    • FP:ファイナンシャル・プランニング技能士 

    正式名称で書かないと、「就職活動を軽く考えている」という印象を残してしまう可能性もあります。提出前に、再度確認しておいてくださいね。

    【ES資格欄の正しい書き方】西暦・和暦を統一させる

    エントリーシートに限らず、ビジネス文書では書類全体を通して西暦もしくは和暦を統一してください。年号が統一されていない書類は非常に読みにくく、マイナスの印象を残してしまう可能性があるためです。

    したがって、資格に合格した年を書く時も年号には十分に注意してください。履歴書の学歴や職歴に関しても同様のことが言えるので、意識しながら書くようにしましょう。

    【ES資格欄の正しい書き方】勉強中もしくは取得見込みの資格も書ける

    エントリーシートの資格欄は、取得済みの資格のみならず取得見込みの資格も書いて構いません。志望企業に関連する資格を勉強中の就活生は、忘れずに記入しておきましょう。記入する際は、「○年○月 (資格名)取得見込み」と書きます。

    ただし、業務とは関わりのないものや、取るつもりがないのに取得見込みとアピールすることはやめましょう。面接で質問された時、答えられなくて嘘がバレてしまう可能性が高いです。

    【ES資格欄の正しい書き方】上位の級を記入する

    取得済み資格は、上位の級のみを記入するようにしましょう。たとえば、日商簿記の3級と2級を持っているケースでは、エントリーシートに書くのは2級のみで構いません。

    資格欄は、他の質問欄とは違って無理に埋める必要はありません。下位の級も書くと非常に見にくくなってしまうため、必要な情報だけを書き込むようにしてくださいね。

    【ES資格欄の正しい書き方】資格を持っていない場合は「特になし」と記入する

    資格を何も持っていない就活生は、正直に「特になし」と書きましょう。新卒の場合、企業は就活生の今のスキルよりも今後の成長に期待して採用します。そのため、資格がないからといってマイナスに働くことはないので安心してくださいね。

    資格欄以外にも、自己PRや志望動機などあなたの魅力を伝えられるところはたくさんあります。もちろん勉強中の資格があれば話のキッカケになるので、忘れずに記入しておきましょう。

    エントリーシートで資格を書く時の注意点

    最後に、エントリーシートの資格欄を書く時に意識してほしい注意点について解説していきます。内定を左右する注意点もあるので、必ずチェックしておいてくださいね。

    【ES資格欄の注意点】嘘は絶対につかないように

    エントリーシートに限らず、就活に関する書類では絶対に嘘をつかないようにしましょう。内定後に嘘が発覚した場合、内定取り消しや解雇になる可能性もあります。

    業種にもよりますが、よほどの専門職でない限りは資格が合否を左右することはありません。嘘はつかず、ありのままのあなたらしさをしっかりと伝えていきましょう。

    【ES資格欄の注意点】合格後、未取得の資格は「合格と記入」

    資格の中には、試験に合格しても資格の発行や登録までに時間がかかる資格があります。有名なものだと、宅建がこれにあたります。

    この場合、資格名の後ろに「合格」とだけ記入しておきましょう。合格のみで取得していない場合でも、十分アピールになります。

    【ES資格欄の注意点】仕事に役立つ資格から書く

    エントリーシートでは、仕事に役立つものから順番に資格を書いてください。

    1日に何通もの応募書類に目を通す人事は、全ての書類を端から端まで読んでいるわけではありません。そのため一目見てすぐに分かるように、仕事に関わる重要な情報から書くことはマナーの一環なのです。

    ぱっと見た時に仕事に関わる資格が目に入ると、あなたに興味を持ってもらえる確率がアップします。事務であればMOSや簿記、営業であれば語学系の資格などの資格をはじめに書いてください。

    エントリーシートで資格を正しくアピールしよう!

    エントリーシートの資格欄は、ガクチカや熱意を伝える上で役立つ項目。業種にもよりますが、資格の有無で合否が大きく左右されることはないため、嘘をつかず正しい情報を記入することが大切です。

    資格欄には、勉強中の資格も書き込むことができます。今資格がない方は、今から仕事に役立つ資格の勉強をして人事にアピールすることもおすすめです。その頑張りは就職活動だけではなく、入社後も必ず役に立ちますよ。