面接の入退室マナーとは?絶対に失敗しない方法をパターン別に解説!

面接時の入退室に不安を抱いている就活生は実際多くいます。面接特有のマナーである部分も多いため、普段通りに入室するとマナー違反とみなされてしまう可能性もあるでしょう。
この記事では面接室への完璧な入り方と出方を様々なパターンに分けて解説いしていきます。

面接室に入室するときの流れ《面接官が既にいる場合》

面接官が既に部屋にいる場合の入室マナーを見ていきましょう。基本的な動作を一つずつ丁寧に確認していくことで、自信を持って面接に臨めます。

【面接官が既にいる場合の流れ1】ドアをノックをする

面接室のドアの前で一度立ち止まり、ノックをしましょう。ノックは「失礼します。〇〇大学の〇〇(名前)です。」と一言添えてから、3回ドアを叩きましょう。ノックが軽すぎたり、回数が多いと落ち着きのない印象を与えてしまうため注意が必要です。

【面接官が既にいる場合の流れ2】面接室に入る

「どうぞ」と促されたら、ドアを開けて「失礼いたします」と挨拶をしながら入室します。このとき扉を勢いよく開けたり大きな音を立てたりしないように注意しましょう。また背筋を伸ばし、目線は面接官に向けたまま入室します。

【面接官が既にいる場合の流れ3】面接官にお辞儀をする

入室後、面接官の方を見てから一礼します。この時の一礼は会釈ではなく、腰から45度ほどに曲げる丁寧なお辞儀を心がけましょう。お辞儀をするタイミングは入室直後と自分の名前を名乗った後が一般的です。

【面接官が既にいる場合の流れ4】椅子の真横に立つ

面接官から着席を促されるまでは椅子の真横に立って待ちましょう。このとき姿勢を正して立つことが大切です。また視線は面接官の目を見て話すことが基本ですが、緊張してしまったら、面接官のネクタイや胸元を見るようにすると良いでしょう。

【面接官が既にいる場合の流れ5】椅子に着席する

「おかけください」と促されたら、「失礼いたします」と一言添えてから着席します。着席する際は、椅子の背もたれにもたれかからず、背筋を伸ばして浅めに座りましょう。また、足を組んだり、貧乏ゆすりをするなど、落ち着きのない行動は避け、リラックスしながらも、緊張感を持って面接に臨むことが大切です。

面接室に入室するときの流れ《面接官が後から来る場合》

面接官がまだ部屋にいない場合の入室マナーについて解説します。面接官が不在でも、気を抜かずに丁寧な対応を心がけましょう。

【面接官が後から来る場合の流れ1】案内された部屋に入る

面接官が不在の場合でも、部屋の前で一度立ち止まり、ノックをしてから入室するのがマナーです。「失礼いたします」と一言添えることも忘れずに行いましょう。

【面接官が後から来る場合の流れ2】椅子の横に立って面接官を待つ

案内された部屋に入ったら、椅子の横または後ろに立って面接官を待ちましょう。もし案内をしてくれた人が「座ってお待ち下さい」と言ってくれたとしても、立って待つのが無難です。

【面接官が後から来る場合の流れ3】面接官が来たら挨拶をする

面接官が来たら挨拶をします。このときのポイントはハキハキと大きな声ですることです。挨拶は「〇〇大学の〇〇(名前)と申します。本日はよろしくお願いいたします。」と伝えましょう。

【面接官が後から来る場合の流れ4】椅子に着席する

面接官に着席を促されたら、「失礼いたします」と一言添えてから着席します。着席後も、背筋を伸ばし、良い姿勢を保つように心がけましょう。

面接室から退室するときの流れ

面接が終了したら失礼のないように退室する必要があります。退室時のマナーも合否を左右する重要な要素になるので、気を抜かないよう注意しましょう。

【面接室から退室するときの流れ1】椅子から立つ

面接官から「本日はこれで終了です」といった発言があったら、「本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました」とお礼を述べます。その後、一呼吸置いてから椅子から立ち上がりましょう。

【面接室から退室するときの流れ2】ドアの前でお辞儀をする

ドアの前まで移動し、面接官の方を向き直ってから最後にもう一度丁寧なお辞儀をしましょう。退室する際も「失礼いたします」の一言を添えるのを忘れないようにしましょう。

集団面接時の入退室マナー

集団面接の場合、個人面接とは異なる点もあるため注意が必要です。周囲への配慮を忘れずに行動しましょう。

【集団面接時の入退室マナー1】待機室でスマホはNG

個人面接と違い、人数が揃ってから一斉に入室するため、待機室が設けられていることがほとんどです。その際にいくら暇だからと言って、スマホをいじったりするのは控えましょう。ここでは自己分析用にまとめたノートや企業研究に用いたものなどを読み、面接前の最終チェックをする場として活用しましょう

【集団面接時の入退室マナー2】2番目以降に入室する場合はノック不要

先頭で入室する人は個人面接同様、3回のノックが必要になりますが、前の人に続いて入室する場合はノック不要です。「失礼いたします」と言って開いているドアから入室してください。

【集団面接時の入退室マナー3】最後に入退室する場合はドアをゆっくり閉める

最後に入退室する場合はあなたがドアを閉めなければいけません。音を立てないよう、両手でドアを支えながら静かに閉めましょう。

面接の入退室でミスをしないための対策

面接の入退室時において、緊張してしまったり焦ってしまったりすることがあります。ここでは、入退室でミスをしないためのポイントを紹介します。

【入退室でミスをしないための対策1】直前に入退室時のマナーを再確認する

面接会場に向かう電車の中や面接前に通された待機室などで入退室時のマナーを再確認しておきましょう。直前にチェックすることで、自信を持って動けることでしょう。それに伴い、面接当日までに入退室時の流れを自分なりにまとめておきましょう。直前にチラ見できるサイズの紙にまとめるのがおすすめです。

【入退室でミスをしないための対策2】本番を想定した練習をしておく

入退室のマナーは、頭で理解していても、実際にやってみると戸惑ってしまうことがあります。事前に、部屋の広さや椅子の位置などを想定しながら、家族や友人に協力してもらい、本番を想定した練習をしておくと良いでしょう。

1回覚えてしまえば面接の入退室は意外と簡単!

面接における入退室マナーは、社会人としての基本的なビジネスマナーを習得する上で非常に重要です。これらのマナーを身につけることで、面接官に好印象を与え、自信を持って面接に臨むことができます。しっかりと準備しておきましょう。