寝坊や電車の遅延など、予期できないトラブルによって面接に遅刻してしまうこともあるかもしれません。「面接に遅刻=不採用」と決めつけてしまい、諦めてしまう方もいるのではないでしょうか?この記事では、面接に遅刻しそうな時にするべきことや、状況別の電話連絡例、注意点などを解説していきます。
万が一、面接に遅刻しそうな場合でも、落ち着いて行動できるよう、本記事の内容を参考にしてみてください。
面接に遅刻=100%不合格というわけではない
面接に遅刻してしまうと「もう不合格だろう…」と落胆してしまうかもしれません。 しかし、面接に遅刻=100%不合格というわけではありません。企業によっては、遅刻に対するペナルティを設けていない場合もあります。重要なのは、遅刻に対する適切な対応と、誠意を見せることです。
面接の遅刻は選考にどれくらい響く?
「面接の遅刻は、選考に影響するのか」という疑問を持つ人も多いでしょう。結論としては、遅刻が選考に与える影響は、企業や担当者、そして遅刻の理由や程度によって異なります。
【遅刻の影響度1】遅刻してない学生と比べると不利にはなる
企業側もやむを得ない事情で遅刻してしまう可能性があることを理解しています。そのため数分の遅刻や、電車遅延などのやむを得ない理由であれば、大きなマイナスにはならないことが多いでしょう。ただしどんな理由であれ、時間を守れなかったという事実は残ります。特に時間厳守を求める企業であれば、遅刻によって印象が悪くなってしまう可能性も否めません。
【遅刻の影響度2】理由次第では影響がないこともある
例えば事故や自然災害など、自分ではどうしようもない理由で遅刻してしまった場合、企業側も責めることはできません。このような場合は正直に理由を説明し、誠意を持って謝罪すれば選考に影響しない可能性が高いでしょう。
面接の遅刻はどれくらい待ってくれるのか
遅刻連絡をした際に気になるのは、「企業側はどれくらい待っていてくれるのか」ということでしょう。残念ながら、これに対する明確な答えはありません。企業や担当者によって対応は異なり、遅刻の理由や程度によっても対応が変わる可能性があります。
一般的には、10分程度の遅刻であれば待ってもらえることが多いようですが、30分以上となると面接自体が難しいと判断される可能性が高くなります。
面接に遅刻しそうな時にするべきこと
では、実際に面接に遅刻しそうな場合、どのような行動をとるべきなのでしょうか?落ち着いて行動するために、以下の2点を意識しましょう。
【遅刻しそうな時にすること1】遅れるとわかったタイミングですぐに電話する
面接に遅刻しそうな場合は、企業に連絡することが最優先事項です。
遅刻が判明した時点で、すぐに電話で一報を入れましょう。メールでの連絡は、企業側が確認するのが遅くなってしまう可能性があるため、避けた方が無難です。
電話連絡を先延ばしにすればするほど、企業側に失礼な印象を与えてしまうため、できるだけ早く連絡しましょう。
【遅刻しそうな時にすること2】遅刻しても実施可能かを確認する
電話連絡をする際は、企業側が、遅刻しても面接を実施してくれるかどうかを確認しましょう。企業側の都合によっては、面接を別日に変更せざるを得ない場合もあります。
面接の遅刻連絡をする時に伝えるべき内容とは?
企業に電話連絡をする際は、以下の4点を伝えるようにしましょう。
【遅刻の連絡で伝えるべき内容1】大学名・氏名・面接予定時刻
まずは、担当者がすぐに誰だと分かるように、大学名・氏名・面接予定時刻を伝えましょう。
【遅刻の連絡で伝えるべき内容2】遅刻理由と想定到着時刻
遅刻の理由と、到着予定時刻を伝えましょう。この際、遅刻の理由を簡潔に、かつ具体的に伝えることが重要です。嘘や言い訳はせずに正直に説明しましょう。
【遅刻の連絡で伝えるべき内容3】遅刻してしまうことへの謝罪
遅刻によって迷惑をかけてしまうことへの謝罪は必須です。謝罪の言葉は簡潔で誠意のこもった言葉を選びましょう。
【遅刻の連絡で伝えるべき内容4】面接実施可否の確認
企業側の都合を確認することも忘れずに行いましょう。「本日は、予定通り面接可能でしょうか。」 「もし難しい場合は、別日程で調整をお願いできますでしょうか。」 など、企業側の意向を確認する言葉を添えましょう。
面接に遅刻しそうな時の連絡例
状況別に面接遅刻の連絡を電話でする時の例を紹介します。
【遅刻の連絡例1】1~2分遅刻する場合
「本日は○時からの面接でお世話になります。〇〇大学の〇〇です。 申し訳ございません。ただいま到着が1~2分ほど遅れてしまいそうで… 到着次第、改めてお電話差し上げます。 大変申し訳ございません。」
【遅刻の連絡例2】公共交通機関の遅延で遅れる場合
「本日は○時からの面接でお世話になります。〇〇大学の〇〇です。 申し訳ございません。ただいま〇〇線の遅延により到着が○時○分頃になりそうです。 本日は予定通り面接可能でしょうか。 もし難しい場合は別日程で調整をお願いできますでしょうか。お忙しいところ 恐縮です。よろしくお願い致します。」
【遅刻の連絡例3】30分以上遅れてしまう場合
「本日は○時からの面接でお世話になります。〇〇大学の〇〇です。 誠に申し訳ございません。〇〇(理由)のため、到着が30分以上遅れてしまいそうです。 本日はこのまま面接に伺ってもよろしいでしょうか。 もし難しい場合は別日程で調整をお願いできますでしょうか。 お忙しいところ恐縮です。よろしくお願い致します。」
面接に遅刻する時の注意点
面接に遅刻する際に注意すべき点を5つ解説します。
【遅刻する時の注意点1】謝罪をしないのはNG
遅刻連絡の際、謝罪の言葉を伝えないのはNGです。遅刻によって企業側に迷惑をかけてしまうことを理解し、誠意を持って謝罪しましょう。
【遅刻する時の注意点2】理由を言い訳っぽく話さない
遅刻の理由を長々と話したり言い訳がましく伝えたりしてしまうと、企業側に悪い印象を与えかねません。簡潔に事実のみを伝えるようにしましょう。
【遅刻する時の注意点3】嘘はつかない
遅刻の理由を隠すために嘘をついてしまうのは絶対にやめましょう。後々嘘が発覚した場合、企業側からの信用を失ってしまいます。
【遅刻する時の注意点4】バックレるのは絶対にやめよう
遅刻によって面接を諦めてしまい、連絡せずにバックレてしまうのはNGです。無断欠席は企業側に多大な迷惑をかけるだけでなく、あなたの印象を著しく損ねてしまいます。
【遅刻する時の注意点5】到着想定時刻は余裕を持って伝える
到着予定時刻は余裕を持って伝えるようにしましょう。焦って到着時刻を伝えてしまい、さらに遅刻してしまうと企業側に「時間を守れない人」という印象を与えてしまいます。
面接に遅刻しそうになっても焦らずに対応しよう!
面接に遅刻しそうになったらまずは企業に電話連絡を入れ、誠意を持って謝罪することが大切です。落ち着いて行動して誠実な対応を心がけましょう。
遅刻をしたけど受かったという人は沢山います。遅刻したからといって、あまりネガティブに考えすぎず、面接中はあなたの魅力や思いを企業にぶつけることだけに集中しましょう!