面接当日に体調不良になった時は?対処法や連絡方法を解説

就活をしていると、面接の日に体調不良となることも珍しくありませんが、体調を崩してしまったときは無理をして行く必要はありません。企業側へ連絡を入れ、面接に参加できないことを伝えるほか、日程調整が可能かを尋ねましょう。

本記事では、体調不良になった時の連絡方法をはじめ、体調を崩したときのNG行動や体調不良を防ぐコツを解説します。

面接日に体調不良になったら落ちる?

就活生のなかには「体調不良で面接に参加できなかったら、選考に落ちるのでは?」と不安に思う人もいるでしょう。しかし、体調不良で面接に参加できなかったとしても、必ず不合格になるとは限りません。もちろん無断で面接を欠席するのはNGですが、適切な行動を取ればチャンスはあるため、企業側に連絡を入れるのがおすすめです。

面接当日に体調不良になった時の連絡方法

どれだけ体調管理に気をつけていたとしても、体調を崩してしまうこともあります。しかし、体調不良のまま参加しても普段通りの受け答えをするのは難しいでしょう。そこで、体調を崩してしまった場合は、企業側へ不参加の連絡を入れるのがおすすめです。

ここでは、面接当日に体調不良になった時に企業側へ連絡する方法として、電話・メールの2パターンを紹介します。

【面接当日の連絡方法1】電話で連絡する

体調不良が理由で面接不参加の連絡を入れる場合は、電話で伝えるのがおすすめです。ただ、早朝など営業時間外は電話がつながらない可能性が高いため、必ず営業時間内に電話をかけましょう。電話で連絡するときは、以下の内容を伝えることが重要です。

電話で伝えること

大学名と氏名
面接実施予定の日時
面接に参加できなくなった旨、現状
日程の再調整が可能か

また、電話をかけた時は窓口の人に担当者名を伝えるか、新卒採用担当者につないでもらいましょう。電話での伝え方を例文で説明します。

就活生就活生

お世話になっております。私、○○大学のキミスカ太郎と申します。本日〇時より面接のお約束をさせていただいておりましたが、体調不良により欠席したくご連絡いたしました。採用ご担当の○○様はいらっしゃいますでしょうか?

採用担当採用担当

はい、○○です。どうされましたか?

就活生就活生

お忙しいところ恐れ入ります。○○大学のキミスカ太郎です。誠に申し訳ないのですが、急な体調不良により本日の面接にお伺いすることが難しくなりました。直前のご連絡となってしまい大変申し訳ありません。可能であれば、別の日程に変更していただくことは可能でしょうか。

 

電話で欠席・リスケの連絡をしたあとに、改めてお詫びのメールを送れば丁寧な印象を与えられます。リスケのやりとりをメールでおこなう場合などは、お詫びの内容を含めることで、感謝と入社意欲の高さも伝えられるでしょう。

【面接当日の連絡方法2】メールで連絡する

面接当日に連絡する場合は電話で伝えるのがおすすめですが、担当者につながらなかったり、話すことが難しかったりする場合はメールで伝えましょう。

メール例文

【件名】
面接辞退のご連絡/〇〇大学 キミスカ太郎

【本文】
株式会社〇〇
人事部 採用担当 〇〇様

いつもお世話になっております。
〇〇大学4年生のキミスカ太郎です。

先ほどお電話したところ、〇〇様がご不在でしたのでメールにてご連絡いたしました。

急なご連絡となり大変申し訳ございませんが、昨晩から発熱が続いているため
本日○時からの面接の日程を変更させていただくことは可能でしょうか。

以下の日程であれば体調も回復しているかと存じますが、下記の日時以降も調整可能でございます。

・〇月〇日(火)11:00~15:00
・〇月〇日(水)10:30~17:00
・〇月〇日(木)13:00~18:00

ご多用のなかお手数をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。
何卒よろしくお願い申し上げます。

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○○大学 4年生
キミスカ 太郎
TEL:090-0000-0000
Mail:entry@xxx.com
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面接当日に体調不良になった時のNG行動

面接当日の体調不良は、企業側へ連絡して日程変更を願い出るのがベストですが、避けるべき行動についても把握しておきましょう。

【面接日の体調不良時のNG行動1】無断欠席

企業側へ面接不参加の連絡を入れるのは緊張するかもしれませんが、無断で欠席するのはNGです何も連絡せずに面接を欠席するのはマナー違反であり、企業側からマイナスの印象を持たれてしまいます。

【面接日の体調不良時のNG行動2】無理して参加する

体調不良の状態で無理をして面接に参加するのも避けましょう。たとえ少しの体調不良だったとしても、面接本番で自分らしい回答ができない可能性があるほか、インフルエンザなどの感染症にかかっていた場合は、企業やほかの就活生に迷惑をかけてしまいます。

【面接日の体調不良時のNG行動3】だらだら説明する

体調不良で面接の日程変更を願い出る際、担当者にだらだらと説明するのも避けたい行動です。企業側に面接当日の欠席を伝えるときは、要点を簡潔に伝えるようにしましょう。というのも、面接当日は採用担当者も忙しくしている可能性が高いため、長々と説明しているとマイナスの印象を持たれかねません。

【面接日の体調不良時のNG行動3】無理なお願いをする

採用担当者に面接不参加の連絡を入れるとき、無理なお願いをするのはNGです。例えば、オンライン面接に変更できないか相談して企業側から断られた場合、「なんとかお願いします」と無理強いするのは避けましょう。

企業側に迷惑をかけてしまう可能性が高いため、体調不良で面接を休む際は丁寧な姿勢で企業側とすり合わせることが大切です。

面接日に体調不良を起こさないコツ

面接当日に体調不良となってしまうのを避けるために、就活中はここで紹介する3つのコツを実践しましょう。

【面接日に体調不良を起こさないコツ1】体調管理をする

人それぞれ就活の期間は異なりますが、就活中にベストコンディションを保つためには体調管理が重要です。バランスのとれた食事や適度な睡眠をしっかりととり、規則正しい生活を心がけましょう。

なお、厚労省が発表した「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」では、適正な睡眠時間は6時間以上が目安と記載されています。個人差はありますが参考にしてみてください。

【面接日に体調不良を起こさないコツ2】感染症予防をする

体調管理だけでなく、感染症にかからないよう予防しておくことも肝心です。手洗いやうがいを徹底するなど、普段から意識して感染症予防に努めましょう。

【面接日に体調不良を起こさないコツ3】前日は早く寝る

面接前日は緊張して眠れなくなるかもしれませんが、早く寝るように心がけましょう。よくある質問やES(エントリーシート)の内容を最終チェックしたい場合は、翌朝に早く起きてからおこなうのもおすすめです。

面接日に体調不良を起こした時は電話で連絡しよう

面接当日に体調不良となった場合は、すぐに企業側へ連絡をしましょう。連絡をする際は電話がベストですが、声が出ないなどの場合はメールでも構いません。たとえ体調不良で面接の日程変更を願い出ることになっても、不採用になるとは限らないため、ベストコンディションで臨めるよう調整することが大切です。

就活中に体調不良を感じた場合は、ぜひ本記事で紹介したポイントを参考にしてみてください。