面接の日程が決まったにもかかわらず、スーツの汚れやほつれを見つけたり、季節に合ったスーツがなかったりと、面接で着用するスーツを用意できていない場合はどうしたらよいのでしょうか。
本記事では面接用のスーツがない場合の対処法や、面接でスーツ以外を着用する時の注意点を紹介します。まだ面接用のスーツを用意できていない就活生は、ぜひ参考にしてみてください。
面接はスーツが基本
就活の面接では、スーツを着用するのがマナーです。私服指定でない場合は、基本的にスーツを着用しなければいけません。
また、面接に限らずインターンシップや会社説明会、座談会などの就活関連のイベントはすべてスーツの着用がマナーとされています。
面接用スーツがない場合の対処法
面接で着用するスーツがない場合は、どうするべきなのでしょうか。ここからは、面接用スーツがない場合の対処法を4つ紹介します。
【面接用スーツがない場合の対処法1】レンタルする
面接用のスーツがない場合は、スーツのレンタルサービスを活用しましょう。レンタルサービスであれば豊富なスーツの中から就活向けのスーツを選べるので、スーツで面接に参加することが可能です。
スーツのレンタルサービスには、スーツを購入する場合と比べて比較的リーズナブルな価格でレンタルできるというメリットがあります。しかし、スーツの試着ができない場合がほとんどであり、レンタル期間を過ぎてしまうと延滞金が発生する場合があるので注意が必要です。また、レンタルサービスを利用する際は面接に間に合うように、余裕をもって予約する必要があります。
【面接用スーツがない場合の対処法2】友人に借りる
すぐに面接用スーツを用意しなければいけない場合は、スーツを持っている友人に借りることも視野に入れましょう。ただし、他者のスーツは体型に合わない場合もあるので、なるべく着用時の違和感が少なくなるように体型の近い友人に貸してもらうのがおすすめです。
【面接用スーツがない場合の対処法3】所持している服で揃える
ジャケットやワイシャツ、スラックスなど手持ちの服でコーディネートを組むこともできないことはありません。その場合はオフィスカジュアルを意識し、なるべくシンプルかつ落ち着いた色の服を選びましょう。
しかし、新卒採用の面接ではスーツの着用が基本とされており、オフィスカジュアルではマナー違反だと判断される可能性があります。とくにスーツ必須と指定があった場合は、オフィスカジュアルでは参加が認められないこともあるので注意してください。
【面接用スーツがない場合の対処法4】買いに行く
面接用スーツがない場合は、できるだけ早く買いに行くのがベストです。就活中は面接だけでなく、あらゆる場面でスーツの着用が基本となります。面接当日までに買いに行く時間を確保できる場合は、早いうちにスーツを購入しておきましょう。
面接用スーツはスーツ専門店やデパートのほか、オンラインショップでも販売されています。スーツ専門店では就活生向けのスーツがセット販売されているので、迷った場合はスーツ専門店を訪れてみてください。
面接でスーツ以外を着用する時の注意点
面接用スーツが用意できず、スーツ以外を着用する場合はどのような点に注意すべきでしょうか。以下に面接でスーツ以外を着用する時の注意点を挙げたので、それぞれ見ていきましょう。
【面接でスーツ以外を着用する注意点1】TPOに合っているか
スーツ以外を着用して面接に参加する場合は、TPOに合っているかどうかを意識しましょう。基本的には清潔感のあるオフィスカジュアルを心がけ、私服に見えるようなカジュアルな服装は避けるべきです。
【面接でスーツ以外を着用する注意点2】体型に合っているか
TPOに合わせたオフィスカジュアルであっても、体型に合っていない服装ではだらしなく見えてしまいます。清潔感や爽やかな印象を与えられるように、体型に合ったジャケットやワイシャツ、スラックスなどを選びましょう。
【男性】面接用スーツのポイント
ここからは、男性の就活生に向けて面接用スーツのポイントを解説します。面接用スーツを購入する際は、以下のポイントを押さえましょう。
【面接用スーツのポイント男性1】スーツ
基本的に、スーツはジャケットとパンツのセットになっています。色は黒や濃紺など落ち着いた色が一般的であり、就活生向けのリクルートスーツを選んでおけば間違いありません。
サイズは店員さんに測ってもらうのがベストですが、ジャケットはお尻が隠れる程度の長さ、パンツは靴を履いた状態で甲に裾がかかる程度の長さが一般的です。
【面接用スーツのポイント男性2】ワイシャツ
ワイシャツは白の無地で統一しましょう。色や柄のついたワイシャツはカジュアルな印象が強く、面接に最適とはいえません。
また、夏場は「クールビズOK」と指示がある場合もありますが、念のため長袖を着用しておくのがベターです。
【面接用スーツのポイント男性3】靴
靴は黒の革靴が定番であり、デザインは「ストレートチップ」「プレーントゥ」「Uチップ」の3タイプが基本となります。また、面接には紐付きタイプが適しており、紐なしタイプやローファーなどは避けるべきです。
また、革靴を選ぶ際には内羽根タイプという、羽根と甲の部分が一体になったデザインを選んでください。
【面接用スーツのポイント男性4】カバン
A4サイズの書類を折らずに入れられる、大きめのカバンがおすすめです。色は黒を基本とし、床に置いた時に自立する手提げタイプを選びましょう。
素材は革か合皮がおすすめですが、軽さと耐久性に優れているナイロン素材でも構いません。
【女性】面接用スーツのポイント
続いて、女性就活生の面接用スーツのポイントを見ていきましょう。女性の就活生は、ぜひ参考にしてみてください。
【面接用スーツのポイント女性1】スーツ
女性のスーツにはスカートタイプとパンツタイプがあり、どちらを選んでも構いません。色は黒か濃紺を基本とし、柄のない無地のものを選びましょう。
丈はスカートとパンツで異なり、スカートの場合は膝が半分ほど隠れる長さ、パンツの場合はパンプスのヒールが少し隠れる長さが基本です。
【面接用スーツのポイント女性2】インナー
インナーはワイシャツでもブラウスでも構いませんが、どちらにせよ白で無地のものを選びましょう。襟型はレギュラーとスキッパータイプの2種類あり、レギュラータイプは落ち着いた印象を演出でき、スキッパータイプは活発な印象を演出できます。
【面接用スーツのポイント女性3】パンプス
女性の就活生の靴は、黒のパンプスが基本です。ヒールの高さは3~5cmとし、ヒールのないパンプスやヒールが高すぎるパンプスは選ばないようにしましょう。
また、つま先のデザインはラウンドトゥとスクエアトゥが定番です。素材に関しては革か合皮を基本とし、エナメル素材のパンプスは選ばないようしましょう。
【面接用スーツのポイント女性4】カバン
カバンに関しては、男性の就活生と同様のポイントを押さえておけば間違いありません。A4サイズの書類をスムーズに入れられる大きさで、床に置いた時に自立する手提げタイプがおすすめです。
また、素材は革か合皮かナイロンが定番ですが、軽さにこだわるならナイロン素材が最適でしょう。
面接用スーツがない場合は購入を検討しよう
面接で着用するスーツがない場合は、早いうちに購入するのがベストです。就活では面接以外にもスーツの着用が必須となる場面が多々あるので、ぎりぎりになって困らないためにも準備しておきましょう。
スーツを購入する際は色や素材に注意するだけでなく、自分の体型に合っているかどうかも重視すべきです。身だしなみは第一印象を決める重要な要素となるので、とっておきのスーツを着用して面接に臨みましょう。