【例文付き】就活面接で逆質問する時のコツと注意点を徹底解説

逆質問とは、面接官に「何か質問はありますか?」と聞かれることを指します。この逆質問は就活の面接の頻出質問であり、準備しておくことで好印象を与えることが可能です。

そこで本記事では、就活における逆質問の役割からそのまま使える例文、逆質問で注意すべき点などを徹底解説します。逆質問で好印象を与えるコツも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

就活での逆質問の役割

就活の面接では、最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。これを逆質問といい、自己PRや志望動機と同じく面接の頻出質問のひとつです。

逆質問はただの雑談にも思えますが、実際は重要な役割を担っています。企業が就活生に逆質問をする主な理由は、以下の3点です。

逆質問をする理由

志望度の高さを知るため
コミュニケーション能力を測るため
就活生の疑問を解消するため

とくに、逆質問で就活生の志望度の高さをはかっている企業は少なくありません。そのため、「質問はありません」と答えるのは避けたいところです。

就活で使える逆質問の例文

ここからは、そのまま使える逆質問の例文を紹介します。アピール別に5パターンまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

【就活面接の逆質問例文1】キャリア

今後のキャリアに関する逆質問は、志望度の高さや入社意欲をアピールしたい場合におすすめです。また、キャリアに関する逆質問はキャリアプランを立てるうえで役に立つので、積極的に聞いておきましょう。

質問例

入社後、最短何年目でリーダー職に就けますか?
入社後、どのようなステップを経て昇進するのでしょうか?
優秀な社員はどのようなキャリアパスを歩んでいますか?
〇〇の仕事を任せてもらうには、どのような経験を積めばよいですか?
マネジャー職に就いている社員の平均年齢を教えてください。
入社から3年経過した若手社員は、現在どのような業務を担っていますか?
独自の研修制度がありましたら教えてください。

【就活面接の逆質問例文2】必要なスキル

入社までに必要なスキルを逆質問することで、成長への意欲をアピールできます。入社後に活躍できるよう、逆質問で聞いた必要なスキルの取得に努めましょう。

質問例

御社で活躍している社員に共通している能力や姿勢はありますか?
入社までに勉強しておくべきことを教えてください。
御社に入社するうえで、ここは覚悟しておくべきだというポイントがあれば教えてください。
入社までに読んでおくべき書籍があれば教えてください。
入社前に取得しておいた方がよい資格はありますか?

【就活面接の逆質問例文3】面接官について

面接官の意見や考えを聞くことも、逆質問の定番質問です。以下の例文を参考に、失礼のない逆質問を準備しましょう。

質問例

〇〇業界では今〇〇が問題となっていますが、〇〇様はどのようにお考えですか?
〇〇様から見て、新入社員が最初につまずくポイントはどこだと思いますか?
〇〇様が入社後にギャップを感じた点があれば教えてください。
〇〇様が感じている御社と競合他社の違いについてお聞きしてもよろしいでしょうか?
〇〇様はどのような部下が入社したら嬉しいと感じますか?

【就活面接の逆質問例文4】企業について

企業理念や社風、価値観など、企業に関する逆質問もおすすめです。企業研究では把握できなかったことを聞くことで、企業理解が深まります。

質問例

御社が〇〇事業を始めたきっかけを教えてください。
今後はどのような事業に力を入れていく予定ですか?
御社の強みは〇〇だと感じていますが、今後さらに強化したいことはありますか?
大きな成果を出している○○プロジェクトの最終目標を教えてください。
御社が取り扱っている○○の市場規模は縮小傾向にあるとのことですが、今後の○○についてはどのようにお考えですか?
御社の課題を教えてください。

【就活面接の逆質問例文5】自己PRにつなげる

逆質問を上手く活用すれば、自己PRにつなげることも可能です。ただし、過度なアピールにならないよう注意しましょう

質問例

私の強みは○○ですが、御社でこの強みを発揮できる機会はありますか?
〇〇の資格を所持しているのですが、御社の仕事で生かすことはできますか?
〇〇を得意としてきましたが、御社ではどのような能力が求められるでしょうか?
これまで〇〇に力を入れて取り組んできましたが、御社で活躍するためにさらに努力すべき点はありますか?
私は○○の性格だと自負していますが、御社にはどのような資質が求められますか?

就活を有利にする逆質問の作り方

逆質問を作る場合は、まず徹底的に企業研究を行うことが大切です。企業理念や業務内容、サービスおよび製品といった基本的な情報をはじめ、将来の展望についても調べましょう。

また、自己分析の結果を逆質問に落とし込んでいく作り方もおすすめです。自己分析の結果をもとに逆質問を作れば、逆質問を自分の強みや長所をアピールできる場として活用できます。

就活面接の逆質問で印象をアップさせるコツ

ここからは、面接の逆質問で好印象を与えるコツを紹介します。逆質問の内容が印象を左右することもあるので、自己PRや志望動機と同じく気を抜かずに準備しましょう。

【就活の逆質問で印象アップするコツ1】働くイメージを与える

就活の逆質問では、あなたが実際に働いているイメージを持ってもらう必要があります。そのためにはキャリアや必要なスキルに関して、できるだけ具体的な質問を心がけることが大切です。

抽象的な逆質問では、入社後の姿をイメージしてもらうことはできません。将来を見据えた質問や、長期的に働きたいという姿勢を伝えましょう。

【就活の逆質問で印象アップするコツ2】意欲をアピールする

逆質問は入社意欲をアピールできる貴重な場であり、意欲的に逆質問することで志望度の高さを伝えることが可能です。逆質問は面接官に質問する機会ではありますが、同時に自分をアピールする場であることを覚えておきましょう。

【就活の逆質問で印象アップするコツ3】お礼を伝える

逆質問の回答をもらった後は、「お答えいただきありがとうございます」「御社の○○について、より一層理解が深まりました」などお礼の言葉を述べましょう。感謝の気持ちを伝えることで、印象をアップさせることが可能です。面接官に一緒に働きたいと思ってもらえるように、礼儀やマナーを大切にしてください。

就活面接の逆質問で注意すべき点

最後に、逆質問の注意点を3つ紹介します。逆質問の内容によっては、マイナスの印象を与えてしまう場合もあるので気をつけましょう。

【就活面接の逆質問で注意点1】調べて分かることは聞かない

企業のホームページやパンフレットなどに書かれていることを質問すると、「企業研究が甘い」「入社意欲が低い」と思われる可能性があるので注意してください。逆質問では、調べても分からなかったことや疑問に感じたことを聞きましょう

【就活面接の逆質問で注意点2】すでに聞いたことを質問しない

準備していた逆質問の内容について面接内で説明があった場合、同じ内容を逆質問するのは控えるべきです。すでに聞いたことを質問してしまうと、話を聞いていなかったのではないかと思われてしまいます。

このようなケースを想定して、逆質問は最低でも5個程度は準備しておくと安心でしょう。

【就活面接の逆質問で注意点3】休暇について深掘りしない

「連休は取れますか?」「有給休暇の取得率は?」など、休暇について深掘りすると仕事への意欲が低いと判断される可能性があるので注意が必要です。同様に、給与や待遇について逆質問することも避けるべきでしょう。

就活の逆質問は事前準備が成功のカギ!

就活の面接で逆質問の時間を設けている企業は多く、事前の準備が必要不可欠です。逆質問は企業理解の深さや自分の強みをアピールできる場ではありますが、アピール方法を誤ると企業研究の甘さが露呈したり、入社意欲が低いと思われたりする可能性があるので注意しましょう。

キミスカ就活研究室では、面接の逆質問に関するさまざまな情報を発信しています。逆質問についてより深く知りたい就活生は、ほかの記事もあわせてチェックしてみてください。