【状況別例文あり】面接のお礼メールはいつ送る?書き方や注意点を徹底解説

今日の面接、手応えがあったような、なかったような…。面接を終えた後、結果が気になって落ち着かない気持ちになることもあると思います。そんな時、「お礼のメールを送った方が良い」という話を聞いたことはありませんか?送るべきなのか、送るならいつ、どんな内容を書けば良いのか、悩ましい問題です。

この記事ではそんなあなたの疑問を解消するため、面接のお礼メールの基本マナーから、すぐに使える状況別の例文まで、テンプレート付きで徹底解説します。ライバルに差をつける最後の一押しとして、効果的なお礼メールを送りましょう。

そもそも面接のお礼メールは送るべき?選考への影響は?

まず最初に多くの就活生が悩む「お礼メールは本当に必要なのか?」という疑問にお答えします。結論から言うと、送るか送らないかで合否が直接決まることはほとんどありません。

しかしそれでも送ることを強くおすすめします。その理由を見ていきましょう。

結論:送るのが無難!熱意を伝える最後のチャンス

お礼メールは面接の場では伝えきれなかったあなたの熱意や、感謝の気持ちを伝えるための「最後のチャンス」です。採用担当者は一日に何人もの学生と面接をしています。

その中で丁寧なお礼メールが届けば、「礼儀正しく、意欲の高い学生だな」というポジティブな印象を残すことができます。送ってマイナスになることはまずありません。

合否を直接左右することは稀だが、プラスの印象になる

お礼メールの内容だけで、不合格だった人が合格になる、といった逆転劇が起こることは稀です。選考はあくまで面接本番での評価が中心です。

しかし評価が同じくらいの学生が2人残った時、どちらかを選ぶ決め手の一つになる可能性はゼロではありません。お礼メールは合格を確実にするものではなく、あなたの印象を良くし、合格の可能性を少しでも高めるための「お守り」のようなものだと考えましょう。

【最重要】面接のお礼メールを送る際の基本マナー

お礼メールを送ると決めたら、社会人としての基本マナーを守ることが絶対条件です。

マナー違反のメールはかえってあなたの評価を下げてしまう危険性があります。この3つの最重要ポイントは、必ず守ってください。

1. 面接当日のできるだけ早い時間帯に送る

お礼メールは鮮度が命です。面接官の記憶が新しいうちに届けることで、あなたの印象がより強く残ります。

記憶が薄れてしまう翌日以降ではなく、必ず面接当日の終業時間(17〜18時頃)までに送ることを徹底しましょう。これが最も効果的で礼儀正しいタイミングです。

2. 宛名は正確に(会社名・部署名・役職・氏名)

ビジネスメールの基本中の基本ですが、宛名は絶対に間違えてはいけません。企業の正式名称はもちろん、担当してくれた面接官の部署名、役職、そして氏名を正確に記載しましょう。

漢字の間違いは特に失礼にあたります。名刺をもらっている場合はそれを正確に書き写してください

3. 件名は「大学名・氏名」を入れて分かりやすく

採用担当者は、毎日大量のメールを受け取っています。件名を見ただけで「誰からの」「どんな内容の」メールかが一目で分かるように配慮するのがマナーです。

件名には「【本日の面接のお礼】〇〇大学 佐藤 太郎」のように、用件と大学名、氏名を必ず入れるようにしましょう。

【状況別】コピペで使える面接お礼メールの書き方と例文

ここからはお礼メールの具体的な書き方と様々な状況で使える例文を紹介します。基本の構成さえ押さえれば、誰でも簡単に質の高いお礼メールが作成できます。

例文を参考に、あなた自身の言葉でアレンジしてみてください。

お礼メールの基本構成と守るべきポイント

お礼メールは、6つの要素で構成されています。

①件名
②宛名
③挨拶と自己紹介
④本文(面接へのお礼・感想・入社意欲)
⑤結びの言葉
⑥署名

特に重要なのが④の本文です。感謝を伝えるだけでなく、面接で何を感じて何を学び、その結果としていかに入社意欲が高まったかを、具体的な言葉で伝えることが他の就活生と差がつくポイントになります。

例文1:基本形で送るお礼メール

件名:【本日の面接のお礼】〇〇大学 就活 太郎

株式会社〇〇
人事部 〇〇様

お世話になっております。
本日〇時より、一次面接の機会をいただきました、〇〇大学〇〇学部の 就活太郎です。

本日はご多忙の折、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
〇〇様よりお伺いした、貴社の〇〇という事業のお話の中で、特に〇〇という点に大変感銘を受けました。ウェブサイトだけでは知り得なかった、仕事のやりがいと厳しさの両面を学ぶことができ、貴社で働きたいという気持ちが一層強くなりました。

取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたく、ご連絡いたしました。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

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就活 太郎(しゅうかつ たろう)
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 4年
携帯電話:090-0000-0000
メール:t-syukatu9999@xxxx.ac.jp
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【ポイント】

「件名・宛名・挨拶・本文・結び・署名」という基本構成を完璧に満たしています。本文では面接で印象に残った話を具体的に挙げることで、テンプレートを丸写ししただけではない、あなた自身の言葉で感謝を伝えている点が高評価です。

例文2:一次面接(集団面接)後のお礼メール

件名:【本日の一次面接のお礼】〇〇大学 就活 太郎

株式会社〇〇
人事部 〇〇様

お世話になっております。
本日、一次面接の機会をいただきました、〇〇大学の 就活太郎です。

本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
皆様のお話を通じて、貴社のチームワークを重視される文化を肌で感じることができました。特に、私が質問させていただいた「若手のうちから挑戦できる環境」について、〇〇様から具体的なエピソードを交えてご説明いただき、貴社で成長したいという想いがより一層強まりました。

まずは面接のお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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就活 太郎(しゅうかつ たろう)
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 4年
携帯電話:090-0000-0000
メール:t-syukatu9999@xxxx.ac.jp
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【ポイント】

集団面接では他の学生との差別化が重要です。「自分がした質問」や「自分に向けられた回答」など、個人的なやり取りに触れることで、採用担当者に「あの学生か」と思い出してもらいやすくなります。

例文3:最終面接(個人面接)後のお礼メール

件名:【本日の最終面接のお礼】〇〇大学 就活 太郎

株式会社〇〇
取締役 〇〇様

お世話になっております。
本日、最終面接の機会をいただきました、〇〇大学の 就活太郎です。

本日はご多忙の中、貴重なお時間をいただき、心より感謝申し上げます。
〇〇様からお伺いした貴社の今後のビジョンに大変感銘を受け、これまでの選考を通じて感じてきた貴社で働きたいという想いが、確固たる決意に変わりました。私もその一員として、〇〇の実現に貢献したく存じます。

まずは、面接のお礼と入社への熱意をお伝えしたく、ご連絡いたしました。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

————————————————–
就活 太郎(しゅうかつ たろう)
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 4年
携帯電話:090-0000-0000
メール:t-syukatu9999@xxxx.ac.jp
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【ポイント】

最終面接ではこれまでの選考全体を振り返り、入社への「覚悟」や「決意」といった、より強い言葉で熱意を示すことが有効です。役員などから聞いた会社の将来像と、自分のキャリアプランを結びつけて語れると理想的です。

例文4:面接でうまく話せなかった場合のお礼メール

件名:【本日の面接のお礼】〇〇大学 就活 太郎

株式会社〇〇
人事部 〇〇様

お世話になっております。
本日、面接の機会をいただきました、〇〇大学の 就活太郎です。

本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
面接では、〇〇様からいただいた△△に関するご質問に対し、緊張のあまり十分に意を尽くしてお答えすることができず、大変失礼いたしました。面接後に改めて考え、私は〇〇であるべきだと感じました。今回の反省をバネに、今後さらに精進して参る所存です。

お話をお伺いする中で、貴社で働きたいという気持ちはより一層強くなりました。
まずは面接のお礼を申し上げます。ありがとうございました。

————————————————–
就活 太郎(しゅうかつ たろう)
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 4年
携帯電話:090-0000-0000
メール:t-syukatu9999@xxxx.ac.jp
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【ポイント】

ただ謝罪するだけでなく、「改めて考えたこと」や「反省をバネに成長したい」という前向きな姿勢を示すことが重要です。失敗を認め、次に活かそうとする真摯な態度は、あなたのポテンシャルとして評価される可能性があります。

ライバルに差がつく!お礼メールの「感想・アピール」部分の書き方

お礼メールで最も重要なのが、あなたの個性を表現する「感想・アピール」の部分です。

ここを工夫することでその他大勢の就活生から一歩抜け出すことができます。3つのコツを紹介します。

1. 面接で最も印象に残った話を具体的に書く

「お話が参考になりました」だけでは、何も伝わりません。「〇〇様がお話しされていた、△△というプロジェクトでのご経験談から、貴社のチームワークの素晴らしさを実感いたしました」のように、誰の、どんな話が、どう心に響いたのかを、具体的に書きましょう。あなたが真剣に話を聞いていた証拠になります。

2. 面接で伝えきれなかった熱意を補足する

面接の緊張で、言いたいことの半分も言えなかった…そんな経験は誰にでもあります。お礼メールは、それを補足する絶好の機会です。

面接ではお伝えしきれませんでしたが、私の〇〇という強みは、貴社の△△という業務で必ず活かせると確信しております」のように、簡潔に付け加えることで、あなたのアピールを強化できます。

3. その企業で働きたい理由を自分の言葉で再度伝える

面接を通じて、なぜこの会社で働きたいのか、その想いがより強くなったはずです。その新鮮な気持ちを、自分の言葉で伝えましょう。

本日のお話を伺い、改めて貴社の〇〇という理念に強く共感いたしました。私もその一員として、社会に貢献したいという想いが一層強くなりました」といった一文が、あなたの志望度の高さを証明します。

やってはいけない!お礼メールのNG例と注意点

良かれと思って送ったお礼メールが、かえってマイナス評価に繋がってしまうこともあります。ここでは絶対に避けるべき3つのNG例を紹介します。

NG例1:誤字脱字や宛名の間違い

これは最もやってはいけないミスです。特に会社名や担当者の名前を間違えるのは致命的です。「注意力が散漫な学生だ」という、ビジネスにおいて最も低い評価を受けてしまいます。

送信ボタンを押す前に、声に出して何度も読み返し、完璧な状態かを確認しましょう。

NG例2:定型文の丸写しで個性がない

インターネットで探した例文をそのままコピペして送るのはやめましょう。採用担当者は、何通ものお礼メールを読んでいます。

定型文はすぐに見抜かれ、「とりあえず送ってきただけだな」と、かえって熱意のない印象を与えてしまいます。必ず、あなた自身の言葉で、感想や意欲を盛り込むようにしてください。

NG例3:長すぎる文章や、選考に関する質問の記載

熱意を伝えたいあまり、自己PRを長々と書き連ねるのは逆効果です。相手の時間を奪わないよう、本文は簡潔に400字程度でまとめるのが基本です。

また「選考結果はいつ頃いただけますでしょうか?」といった質問を記載するのもNGです。お礼メールは、あくまで感謝を伝えるためのもの、と割り切りましょう。

面接のお礼メールに関するよくある質問

最後にお礼メールに関して、多くの就活生が抱く細かな疑問についてお答えします。ここで不安を解消して自信を持ってメールを送信してください。

Q1. 面接官が複数いた場合は誰に送る?

企業企業

A. 理想は、面接に参加した全員に個別で送ることです。ただし、全員の連絡先が分からない場合も多いでしょう。

その場合は、代表して採用担当者(人事部の方)宛に送り、本文で「〇〇様、△△様にも、くれぐれもよろしくお伝えください」と一言添えるのがスマートな対応です。

Q2. 金曜の夕方に面接だった場合、いつ送る?

企業企業

A. この場合でも、原則通り、金曜日の当日中に送りましょう。採用担当者がメールを確認するのは月曜の朝になるかもしれませんが、「当日中に感謝を伝える」というあなたの誠実な姿勢は、送信時間という記録で必ず伝わります。土日に送るのは避け、当日に送るのがベストです。

Q3. 企業から返信が来たら、さらに返信すべき?

企業企業

A. 採用担当者から「こちらこそありがとうございました」といった丁寧な返信が来た場合、学生側からさらに返信する必要はありません。

ここで何度もやり取りを続けると、かえって相手の時間を奪うことになります。感謝の気持ちを持って、そのメールは完結としましょう。ただし、「次回の面接日程は…」といった業務連絡が含まれていた場合は、もちろん速やかに返信が必要です。

Q4. メールではなく、手書きのお礼状(ハガキ)を送るのはどうですか?

企業企業

A. 手書きのお礼状は、非常に丁寧で熱心な印象を与える可能性がある一方で、注意も必要です。IT企業などスピード感を重視する社風の場合、かえって「時代遅れ」「対応が遅い」という印象を与えてしまうリスクもあります。

基本的には、迅速に感謝を伝えられるメールが無難です。もし送る場合は、最終面接後など、ここぞという場面に留め、お礼状とは別に、まずは必ず当日中にお礼メールを送っておくのが鉄則です。

お礼メールは感謝を伝える最高のコミュニケーション

面接のお礼メールは合否を覆す魔法の杖ではありません。しかし、あなたという人間が感謝の気持ちを忘れず、丁寧なコミュニケーションができる礼儀正しい人物であることを証明するための、非常に有効なツールです。

大切なのはテンプレートをなぞるのではなく、面接で感じたあなた自身の新鮮な気持ちを誠実な言葉で伝えること。その一通のメールがあなたの印象をより一層輝かせ、次のステップへの扉を開くきっかけになるかもしれません。