面接 お礼 メール

面接後に「お礼メールを送った方が良いの?」と疑問に思う就活生もいるでしょう。確かに、社会人になるとさまざまなシーンでお礼の言葉を述べることになりますが、就活の場合はお礼メールを送る必要はありません。ただ、お礼メールを送ることで相手に好印象を残せる可能性があるほか、合否に関係なく感謝の気持ちを伝えたいケースもあるでしょう。

今回は面接のお礼メールを送る場合の例文をはじめ、書き方のポイントや注意点などを解説します。

面接のお礼メールは送らなくてもOK

まず、前提として知っておくべきことは、必ずしもお礼メールを送る必要はないということです。むしろ、お礼メールを送る学生は少なく、メールや手紙を送ったからといって面接の結果が変わることはほとんどありません。

ただ、お礼メールを送ることで面接官や採用担当者に好印象を持ってもらえる可能性もあります。基本的には面接の内容で合否が決まりますが、「どうしてもお礼を伝えたい」「送るかどうか迷っている」という場合は、メールを送ってみてはいかがでしょう。

面接のお礼メールはいつ送る?適切なタイミングとは

お礼メールを送る際に大事なのは、面接後できるだけ早く送ることです。可能であれば面接を受けた日に送るのが望ましいでしょう。ただし、お礼メールを送る時間帯には注意が必要です。例えば、休日や深夜帯など企業の営業時間外に送るのは、マナー違反と捉えられる可能性もあります。お礼メールはできるだけ早めに送るのがベストですが、送信が遅くなりそうな場合は翌営業日の午前中に送るようにしましょう。

なお、お礼メールの例文は次で紹介しますが、面接当日にメールを準備して翌日に送信する場合は、本文を再確認しておくことも大切です。例えば、「本日はご多忙の中、面接の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。」と一言添えたメールを翌日送る際は、「昨日は」と書き換えるようにしましょう。

面接お礼メールの例文

お礼メールを送る場合は、ここで紹介する例文を確認しておきましょう。お礼メールの詳しい書き方については、後述する「お礼メールの書き方」を参考にしてみてください。

【面接お礼メールの例文1】

件名:7月1日 採用面接のお礼【大舘圭都】

本文:
株式会社グローアップ
採用ご担当 加藤様

お世話になっております。
本日14時より面接をしていただきました
キミスカ学院大学 経済学部3年 大舘圭都と申します。

本日はご多忙の中、面接の機会をいただきまして
誠にありがとうございました。

加藤様のお話を伺いし、
企業の利益だけでなく顧客のことを考えたサービス提供や
社員がスキルアップできるように整えられた社内体制など、
御社への理解をより深めることができました。

改めて貴社で仕事をしたいという想いが一層強くなり、
自らの成長と共に貴社の発展に尽力したいと感じております。

まずは面接のお礼を申し上げたく、メールいたしました。
末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

=============================
キミスカ学院大学 経済学部 経営学科
大舘圭都
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:*************@***.***
=============================

【面接お礼メールの例文2】

件名:7月1日 採用面接のお礼(大舘圭都)

本文:
株式会社グローアップ
人事部 末松様

お世話になっております。
本日11時より面接をしていただきました
キミスカ学院大学 経済学部3年の大舘圭都と申します。

本日はご多忙の中、二次面接の機会をいただきまして
誠にありがとうございました。

本日の面接を通じ、貴社で活躍したいという気持ちがより強くなりました。
特に末松様から伺った、新規事業立ち上げをチームで成功させるプロセスや
「固定概念を取り払えばチャンスはいくらでもある」という言葉が
非常に印象に残っております。

貴社で活躍するために必要なスキル、考え方について理解が深まり
自分が働くイメージをより具体的に持つことができました。

ご多用かと存じますので、ご返信をいただくには及びません。
本日は貴重な機会をいただきまして、ありがとうございました。

=============================
キミスカ学院大学 経済学部 経営学科
大舘圭都
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:*************@***.***
=============================

面接後に送るお礼メールの書き方

面接後に送るお礼メールは、件名や本文などの構成を理解したうえで作成しましょう。ここでは、お礼メールを6つのポイントに分けて、書き方の解説をしていきます。

【面接お礼メールの書き方1】件名は簡潔に

件名は、メールを受け取った相手が最初に目にする箇所です。そのため、ひと目見てメールの内容が分かる内容にしましょう。「伝わりやすい件名」と「伝わりにくい件名」の例を以下にまとめたので、件名を書く際の参考にしてみてください。

〇:伝わりやすい件名の例

○月○日 採用面接のお礼【○○ ○○(氏名)】
【○○大学 ○○(氏名)】本日の面接のお礼
【一次面接のお礼】○○大学 ○○○○(氏名)

×:伝わりにくい件名の例

本日のお礼
面接について
○○ ○○(氏名)です

件名は要点をできるだけシンプルにまとめることが重要ですが、あまりにも短いと相手に伝わりません。件名には「大学名」「氏名」「面接のお礼メールであること」を記載しましょう。

【面接お礼メールの書き方2】宛名は会社名・肩書きも

メール本文の冒頭は、宛名を記載します。宛名は「会社名」「担当者の所属部署」「担当者名」の順に書いていくのがマナーです。また、会社名は省略せずに「株式会社」や「有限会社」などを入れた正式名称を記載しましょう。

【宛名の例】

株式会社○○
人事部
○○様
△△様
○○合同会社
新卒採用ご担当者様

場合によっては、面接官の名前を忘れてしまったり、分からなかったりすることもあるでしょう。そのようなときは、上記2つ目の例のように「新卒採用ご担当者様」「採用ご担当者様」と記載すれば問題ありません。

また、面接官が2人以上いて全員に送りたい場合などは、1通のメールに連名で送っても失礼にはあたりません。

【面接お礼メールの書き方3】自己紹介はフルネームで

挨拶と自己紹介は、宛名の下に空白で一行あけてから記載します。書き出しは「お世話になっております。」で始めますが、「拝啓」「前略」といった時候の挨拶を入れる必要はありません。

【挨拶・自己紹介の例】

お世話になっております。
本日○時より面接をしていただきました
○○大学 ○○学部の○○ ○○(氏名)と申します
お世話になっております。
○○大学 ○○学部の○○ ○○(氏名)と申します

大学名や学部名のほか、氏名はフルネームで記載しましょう。また、面接の日時を書いておくと、より丁寧な印象を与えられます。

【面接お礼メールの書き方4】お礼の言葉は短文でOK

お礼メールと言っても、お礼を述べる言葉は1〜2文で大丈夫です。ここでも挨拶・自己紹介の後に空白で1行あけておきましょう。

【お礼の言葉の例】テキストが入ります。

本日はご多忙の中、面接の機会をいただきまして
誠にありがとうございました。
本日は面接のお時間をいただき、ありがとうございました

【面接お礼メールの書き方5】熱意・意欲をアピール

お礼メールでは感謝の意思を伝えることが重要ですが、面接で印象に残ったエピソードも記載することで、熱意や入社意欲をアピールできます。

【熱意・意欲を伝える例】

○○様のお話を伺い、貴社で働きたいと言う意思がより強くなりました。
特に印象に残っているのは「○○○○」という言葉です。
貴社の仕事内容をはじめ未来を見据えた現在の取り組みや、
中長期的なビジョンなどを伺い、貴社への志望度がますます高まりました。

実際の面接でのやり取りを通じて感じたことや、感銘を受けた話しなどがあれば、お礼メールの本文に簡潔にまとめて入れておきましょう。

【面接お礼メールの書き方6】結びの言葉・署名も忘れずに

宛名からお礼、熱意・意欲のアピールまで書けたら、メール本文の最後に結びの言葉と署名を記載します。

【結びの言葉の例】

取り急ぎ、面接のお礼を申し上げます。
まずは面接のお礼を申し上げたく、メールいたしました。
末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
ご多用かと存じますので、ご返信をいただくには及びません。
本日は貴重な機会をいただきまして、ありがとうございました。

結びの言葉はシンプルに書くのがポイントです。そして、署名を書いておくのも社会人のメールマナーなので、「大学名・学部」「氏名」「電話番号」「メールアドレス」を記載しましょう。

【署名の例】

=============================
キミスカ学院大学 経済学部 経営学科
○○○○(氏名)
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:*************@***.***
=============================

なお、締めの言葉の一つ「ご多幸をお祈り申し上げます」は、しばらく会わなくなる相手に対して使う表現なので、面接のお礼メールとしては相応しくありません。お礼メールは相手から好印象を持ってもらえる可能性があるため、最後まで気を抜かずに丁寧に書きましょう。

面接お礼メールでNGはある?注意すべき点とは

例文や書き方を参考に面接のお礼メールを作成すれば、相手に失礼にあたることはありません。しかし、お礼メールにはマナーや避けるべきことがあります。面接のお礼メールで注意すべき5つのポイントを見ていきましょう。

【面接お礼メールの注意点1】面接から何日も経っている

お礼メールを送るタイミングは、できるだけ当日に送ることが望ましいですが、翌営業日の午前中に送っても問題ありません。ただ、学生の中には送ろうと思ってはいても、他の選考や移動などの忙しさで忘れてしまうこともあるでしょう。

面接後、何日も経ってからお礼メールを送ると、「志望度が低いのでは?」と思われる可能性があります。また選考結果のメールと入れ違いになってしまい、余計なやり取りが増えてしまうケースもあるでしょう。そのため、お礼メールを送る場合はできるだけ早く送ることが肝心です。

【面接お礼メールの注意点2】メールの内容が薄い

失礼な内容にならないよう、当たり障りのないことを書いたお礼メールを送るのも避けましょう。定型文やありきたりな言い回しだけの文章では、相手に良い印象は与えられません。
せっかくお礼メールを送るのであれば、あなたらしい人柄や企業への熱意を盛り込んだメールを送ることが大切です。

【面接お礼メールの注意点3】誤字脱字が多い

多少の誤字や脱字であれば、相手が気づかなかったり気にしなかったりするかもしれません。しかし、あまりにも誤字脱字が多いと、「ちゃんと読み返してないのかな」「せっかちなタイプなのかな」とネガティブな印象を与える可能性があります。お礼メールを書き終えたら、全体を確認したうえでメールを送信しましょう。

【面接お礼メールの注意点4】装飾や色付き文字の使用

メールは色文字や太字、絵文字なども使用できますが、お礼メールには相応しくありません。まだ学生だからといって、顔文字や絵文字、装飾などが使用されていると、「学生気分が抜けていない」とマイナスの判断をされるでしょう。

お礼メールもビジネスメールにあたるため、余計な装飾はせずに文章の内容で面接官に感謝の気持ちを伝えましょう。

【面接お礼メールの注意点5】面接で伝え忘れたことをメールに書く

面接での会話を思い返し、「質問への答え方を間違えた…」「あれを伝え忘れた!」と後悔する学生は少なくありません。こうした反省点があったとしても、「本日の面接でお伝えした○○ですが、」とお礼メールに書くのは控えましょう。

というのも、面接で答えられなかったことをメールで書いてしまうと、言い訳をしているように捉えられる可能性があるためです。ただ、面接の雰囲気や反省点の内容によっては、短い文章でフォローしても問題ないケースもあります。補足の文章を入れる際は、簡潔に要点をまとめるようにしましょう。

面接のお礼メールに関するQ&A

最後に、面接のお礼メールに関する学生のよくある疑問にQ&A形式でお答えします。

【面接お礼メールQ&Aその1】返信が来た時はどうする?

学生からのお礼メールに対して、企業側からメールの返信がくることがあります。企業からの返信文に「メールのご返信は不要です」と書かれている場合は、返信しなくても問題ありませんが、書かれていない場合はできるだけ早く返信しましょう。

なお、企業からの返信に対する返信文は、「ご返信いただきありがとうございます。次の選考に進める際はどうぞよろしくお願いいたします」のように簡潔に書けば問題ありません。

【面接お礼メールQ&Aその2】メールは新規作成?返信形式?

お礼メールは選考とは別に面接のお礼を伝えるメールなので、新規作成で問題ありません。メールアドレスが正しく記載されていないと相手に届かないため、メールの本文だけでなく件名やアドレスも最後に確認してから送信しましょう。

メールでのやり取りではなく、就活のWebサービス上でやり取りしている場合は、メールではなくメッセージ機能でお礼を伝えても問題ありません。

【面接お礼メールQ&Aその3】手紙を送るのはマナー違反?

あくまでもお礼を伝える連絡であるため、手紙を送ってもマナー違反にはなりません。しかし、採用担当者は1日に何人もの就活生を面接しているため、記憶の新しいうちにお礼を伝えた方が良いでしょう。手紙の場合は郵送で数日かかるため、すぐに届くメールの方がおすすめです。

【面接お礼メールQ&Aその4】面接官が複数いたときは?

企業や面接の段階によっては、面接官が複数人いることもあります。しかし、お礼メールを送る場合は一人ずつ送る必要はなく、窓口の採用担当者宛に連名で送ればマナー違反には当たりません。

【面接お礼メールQ&Aその5】面接のたびに送った方がいい?

一次面接から最終面接まで、およそ3回の面接を実施する企業が多い傾向にありますが、面接のたびにお礼メールを送っても問題ありません。

ただ、面接のたびに似たような内容のメールを送るのは避けましょう。もしも面接のたびにお礼メールを送る場合は、その日の出来事や印象に残ったことなどを盛り込むのがおすすめです。

【面接お礼メールQ&Aその6】送信専用アドレスの場合の送り方は?

企業の中には、送信専用アドレスを使って就活生に連絡を送っているところもあり、送信専用アドレスにメールを送っても届きません。

就活に関する問い合わせ先のメールアドレスに送るか、会社ホームページで公開されている採用担当者宛のメールアドレスに送りましょう。

【面接お礼メールQ&Aその7】お礼メールで質問してもいいの?

お礼メールは感謝の気持ちを伝える連絡であるため、面接で聞き忘れたことを質問するのはマナー違反です。ただ、選考に関する質問をはじめ、スケジュール調整のための質問など、企業から事前に知らされていない内容であれば、尋ねても問題ないでしょう。

面接のお礼メールは感謝の気持ちが大事!

送るかどうか悩みがちな面接のお礼メールですが、メールのマナーを守って感謝の気持ちを伝えれば、面接官に好印象を持ってもらえる可能性があります。

面接官との会話で印象に残ったこと、感銘を受けたことがあれば、素直な気持ちを伝えてみてください。