ビジネスシーンにおいて、メイクを含む身だしなみは基本的なマナーとして重要視されています。そのため、社会人として初めて企業で働くインターンシップでも、ビジネスパーソンとしてふさわしいメイクをすることが大切です。
この記事では、インターンに参加するときに押さえておきたいメイクのポイントを紹介します。TPOをわきまえた適切なメイクで、あなたの意欲をしっかりと伝えていきましょう。
インターンシップに適したメイクとは?
インターンに参加するときは、社会人としてどのようなメイクを意識すればよいのでしょうか。まずは、インターンメイクの基本について紹介します。
【インターンメイクの基本1】清潔感のあるナチュラルメイクを心がける
インターンでは、清潔感のあるナチュラルメイクが基本となります。相手にフレッシュでさわやかな印象を与えて、一緒に働きたいと思ってもらえるような控えめなメイクを目指しましょう。
ナチュラルメイクに仕上げたいときは、肌のトーンになじむカラーを使用したり薄付きを意識したりすることが大切です。また、自然な血色感をプラスして健康的な印象にすることも忘れてはいけません。
上記の基本のポイントは社会人メイクにも共通する内容なので、今のうちからコツを習得しておくとよいでしょう。
【インターンメイクの基本2】業界によってはトレンドをプラスする
アパレル業界や化粧品業界を志望する場合は、清潔感がありつつも、華やかさやトレンドをプラスしたメイクが好まれることもあります。これらの業界は、流行や美に対する感度の高さも評価の対象にしているためです。
ただし、派手すぎるメイクはインターンの場に適さないと判断されるので、ナチュラルをベースにしつつ、ポイントでトレンドを取り入れることがおすすめです。例えば「リップに流行色を使ってみる」「部分的にラメを使う」など、やりすぎない範囲でトレンドを反映してみましょう。
インターンシップのメイク方法
ここからは、インターンシップに適したメイクの方法について具体的に紹介します。パーツごとにポイントを紹介するので、ぜひ取り入れてみてください。
【インターンメイクの方法1】ベースメイク
ベースメイクをするときは、健康的で自然な肌に仕上げることを意識しましょう。
まずは、丁寧にスキンケアを行います。肌が清潔で保湿された状態になるとメイクのノリがよくなり、長時間のインターンでも崩れにくい仕上がりになります。その後、「化粧下地→ファンデーション→フェイスパウダー」の順にのせていきましょう。このとき、以下の順番を意識すると塗りすぎを防ぎやすくなります。
1.Tゾーン
2.目や口まわり
3.額
4.フェイスライン
ポイントは、自分の肌に合った色を選ぶことと、塗りすぎないように注意することです。また、ニキビなど気になる部分がある場合は、その部分をコンシーラーでカバーすると清潔感がアップします。
【インターンメイクの方法2】アイメイク
アイメイクは、明るくいきいきとした目元にすることを意識しつつ、濃くなりすぎないように気をつけることが大切です。
まずはベージュ系のアイシャドウをアイホールに塗り、グラデーションになるようにブラウンやピンクベージュをのせます。目のキワに濃いブラウンを塗ってアイラインを引くと、ぱっちりとした印象になります。
その後、ビューラーで根元からまつ毛を上げて、濃くなりすぎないようにマスカラを塗ってください。ダマがあると清潔感がなくなってしまうので、過度な重ね塗りは避けましょう。
なお、下まつ毛にマスカラを塗ったり涙目を書いたりすると派手な印象になります。ビジネスシーンでは避けたほうが無難でしょう。
アイシャドウの詳しい塗り方は、こちらの記事で紹介しています。
【インターンメイクの方法3】アイブロウ
アイブロウは、太すぎず細すぎない自然な印象に仕上げましょう。以下のポイントを押さえると、眉の形を美しく整えやすくなります。
眉山 | 白目の外側が終わった真上 |
眉の長さ | 小鼻と目尻を結んだ延長上 |
眉頭 | 目頭の真上 |
眉頭と眉尻 | 水平線上 |
眉が濃い方は、アイブロウペンシルで眉の隙間を埋めるだけでも大丈夫です。眉が薄い人は、パウダータイプを使うと自然な眉に仕上げやすくなります。眉自体の形が気になる場合は、アイブロウではなくカットや毛抜きで整えておきましょう。
【インターンメイクの方法4】リップ・チーク
血色感を出して健康的な印象にするため、自然な色味のリップとチークをのせていきます。
インターンのときは、ラメが入っていなくて発色しすぎないリップを選びましょう。おすすめなのは、自然なツヤ感のあるピンクベージュです。オーバーリップはビジネスシーンに適さないので、唇の形に沿って緩やかな曲線になるように塗ってください。
チークは、リップに近い色を選ぶと統一感のあるメイクに仕上げられます。軽くブラシにとって、頬骨の一番高い位置から少し下の位置に、水平な楕円形になるようにぼかしてつけてください。
インターンシップのメイクで注意したいポイント
インターンメイクには、以下の4つの注意点があります。
1.ハイライトとシェーディングは控えめにする
2.目立ちすぎるメイクは避ける
3.すっぴんは避ける
4.メイク直しに行きすぎない
ここでは、各注意点の詳細を見ていきましょう。
【インターンメイクの注意点1】ハイライトとシェーディングは控えめにする
顔立ちに立体感を生み出すハイライトとシェーディングは、インターンメイクでは避けたほうがよいでしょう。過度な立体感はナチュラルメイクになじまず、不自然になりやすいためです。
どうしてもやりたいときは控えめを意識して、自然な立体感を目指してください。自分では客観視しにくいので、家族や友達などに見てもらい、ビジネスシーンに適した範囲内かどうかアドバイスしてもらいましょう。
【インターンメイクの注意点2】目立ちすぎるメイクは避ける
ラメ入りのアイテムやつけまつげ、過度な二重メイクなど、目立ちすぎたり不自然になったりするメイクはインターンには適していません。「TPOに適した身だしなみができないんだな」と、悪い印象を与えてしまう可能性があるので、絶対に避けましょう。
ビジネスシーンにおけるメイクは、あくまで「清潔感と血色感をアップして、お客さんや同僚と気持ちよく働けるようにするための身だしなみ」の一環です。見た目のよさやおしゃれさではなく、企業に求められている身だしなみを優先することが大切です。
【インターンメイクの注意点3】すっぴんは避ける
メイクは、社会人の基本マナーのひとつです。インターンとはいえ、企業で先輩社員やお客さんと接する以上、しっかりとメイクをして出社することが求められます。そのため、すっぴんで出社することは避けたほうがよいでしょう。
すっぴんで出社すると、「身だしなみに対する意識が低い」「清潔感がない」と思われてしまうリスクが高まります。ナチュラルメイクとすっぴんでは大きく異なるので、必ずメイクをしてインターンに参加してください。
【インターンメイクの注意点4】メイク直しに行きすぎない
出社したら、一日に何度もメイク直しに行ったり頻繁に鏡を見たりすることは避けましょう。メイクばかり気にしていると、仕事に集中していないという印象を与えてしまう可能性があります。
また、メイクに時間をかけすぎると、他の参加者や社員、お客さんに迷惑をかけることもあるかもしれません。メイク直しは、休憩時間にお手洗いのついでに確認する程度にとどめましょう。長時間崩れにくいコスメを使用するなど、メイク直しの手間を最小限に抑える工夫も大切です。
インターンのメイクはナチュラルさを意識しよう!
インターンのときは、「盛れる」メイクではなく、あなたらしさが伝わるナチュラルメイクに仕上げることが重要です。誰にでも好印象を抱いてもらえるように、清潔感と薄付きを意識してメイクをしてみてくださいね。
メイク経験が少ない方の場合、インターン当日にメイクをしてもうまくいかないことがあります。不安な場合は、事前に何度か練習しておくと安心して当日を迎えられるでしょう。