Webの適性検査を攻略!テスト内容や種類別の特徴、対策方法を紹介

適性検査とは受検者である就活生の学力や一般常識の有無、人柄などを把握するために行われる選考の一つです。ただ、適性検査といってもさまざまな種類があり、Webのテストだけでなく筆記で回答する検査もあります。

本記事ではWebで受検する適性検査の基本情報をはじめ、実施されるタイミングや内容、具体的な対策法を紹介。また、適性検査の種類を見分ける方法も紹介するので、ぜひ就活に役立ててください。

Web適性検査とは?

適性検査では「能力検査」や「性格検査」と呼ばれる2つの検査が実施されます企業が適性検査を行う理由はさまざまですが、大手企業や人気の企業では応募者を絞り込むために実施することも珍しくありません。ただ、応募者の学力や性格を客観的に判断したり、自社とのマッチ度を確かめたりするために実施することも多いため、事前に対策を講じておくことが肝心です。

問題の内容や難易度などは適性検査の種類によって異なりますが、実施されるタイミングや検査内容などは把握しておきましょう。

Web適性検査が実施されるタイミング

Web・ペーパーテストにかかわらず、適性検査が実施されるのは選考の序盤であることがほとんどです。特に書類選考の後、一次面接の前か当日に実施されることが多い傾向にあります

適性検査を通過しなければ面接に進めないケースも多いため、十分に対策して合格を勝ち取る必要があります。また、適性検査は対策に時間がかかるため、検査を受ける2ヶ月前から問題集などで勉強しておくのがおすすめです。

Web適性検査の内容は主に2つ

適性検査の内容は、能力検査と性格検査の2つが主です。それぞれどういった検査なのか、以下で詳しく見ていきましょう。

【Web適性検査の内容1】能力検査

適性検査で実施される能力検査は、受検者である就活生の基礎学力や一般常識の有無を測定するためのテストです。検査の科目は企業や適性検査の種類によって異なりますが、数学系「非言語」・国語系「言語」の2科目がほとんど。

このほか、論理的思考力や情報処理能力、英語力を問う問題が出されることもあり、十分な対策が必要です。

【Web適性検査の内容2】性格検査

性格検査では、就活生の行動特性や性格、仕事への価値観などを測定しています。性格検査の結果から自社とのマッチ度を確かめたり、配属部署の参考にしたりすることもあるので、正直に回答するよう心がけましょう。

回答に正解はなく、「Yes・No」の2択で答えるものをはじめ、「Aに近い・どちらかといえばAに近い・どちらかといえばBに近い・Bに近い」の中から自分に当てはまるものを選ぶ形式もあります。

時間をかけて対策する必要はありませんが、本番で素早く回答していくためにも事前に自己分析を行っておくのがポイントです。

キミスカ適性検査の受け方と結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

 

なお、適性検査の種類によっては、性格検査が実施されないこともあるので、気になる方は受検する適性検査の内容をよく確認しておきましょう。

Web適性検査で代表的な10種類

Webの適性検査はさまざまな種類がありますが、代表的なものをピックアップしました。

SPI3
玉手箱
CAB
GAB
TG-WEB
CUBIC
eF-1G
BRIDGE
ミキワメ

このなかで特に受検する可能性が高いのがSPI3です。筆記での受検形式もありますが、Webの場合は能力検査が35分、性格検査が30分となっています。能力検査は国語系の問題が出る「言語分野」、数学系の問題が出る「非言語分野」に分かれ、企業によっては「英語」や「構造的把握能力」のテストを実施することも珍しくありません。

なお、玉手箱やCAB、GABといった適性検査の種類については、以下の記事で詳しく解説いています。気になる方はチェックしておきましょう。

適性検査10種類の特徴とは?内容や受検方式について解説

Web適性検査の対策

検査の種類はさまざまなものがありますが、どの検査でも共通している対策方法を解説します。
問題の難易度や特徴などは適性検査ごとに異なるため、高得点を狙うためにも自分がどの適性検査を受検するのかを確認しておきましょう。

【Web適性検査の対策1】国語・言語系

まず国語・言語系の対策で重要なのは、以下の3つです。

語彙力をつける
文法の勉強をしておく
読解力を身につける

適性検査では語句の意味を問う問題が多く出されるため、語彙力を身につけることが肝心です。文法の問題では助詞や助動詞などの使い方が問われることもあるので、正しい使い方を勉強しておきましょう。

また、国語・言語系で合否を分けるのが長文読解の問題です。普段から新聞や本を読み読解力を身につけましょう。

【Web適性検査の対策2】数学・非言語系

続いて、数学・非言語系の対策で基本的なことを押さえておきましょう。

四則演算は確実に解けるようにする
計算式は暗記しておく
頻出問題を重点的に勉強する

適性検査で出される数学系の問題は、中学や高校で勉強した公式を使えば解けるものばかりです。しかし、公式を忘れていたり解き方が分からなかったりする人もいるでしょう。そこで、四則演算をはじめ割合や確率、速度算といった計算式は網羅的に暗記してくことが重要です。

ただ、数学系の問題は表の読み取りや推論、分担計算、集合など多岐にわたります。効率よく対策を進めるためには、頻出問題から重点的に勉強するのがおすすめです。

【Web適性検査の対策3】問題のパターンに慣れておく

適性検査の科目は言語や非言語、英語などさまざまにありますが、対策する際には問題のパターンに慣れておくことが大切です。適性検査は問題の出題パターンが決まっているケースが多いので、過去問を何度も解いて慣れておきましょう。

同時に、問題集や過去問を解いてみることで、自分の苦手分野を把握できます。苦手な問題があれば、解説を読んで解き方を理解しておきましょう。

【Web適性検査の対策4】時間配分を意識する

適性検査は制限時間が決まっており、なかには1問ごとに制限時間が設けられているものもあります。そのため、本番だけでなく事前対策で過去問を解くときから、「1問1分で回答する」のように時間配分を意識しましょう。

時間配分を意識する方法が分からない方は、ストップウォッチで時間を計りながら回答にかかった時間を確かめ、少しずつ慣らしてみてください。

Web適性検査に関するよくある質問

最後に、Webの適性検査に関するよくある質問にお答えしていきます。

【Web適性検査よくある質問1】本番で分からない問題が出たら?

分からない問題があったら、1問あたりに設けた制限時間ギリギリまで考えるか、潔く諦めるかの2択となることがほとんどでしょう。

ただ、適当な回答を選ぶより少しでも正解の可能性が高いものを選んだ方が得点につながりやすいため、消去法で選択肢を絞るのがおすすめです。

【Web適性検査よくある質問2】検査の種類はどうすれば分かる?

すでに企業から適性検査の案内が来ている場合は、URLを確認することでどの適性検査が実施されるのかを予想することができます。

以下の表にまとめたので、適性検査の対策に役立ててみてください。

URLに含まれている文字
SPI ・arorua
玉手箱/GAB/CAB ・web1.e-exams
・web2.e-exams
・web3.e-exams
・tsvs1.e-exams2
・tsvs2.e-exams2
・tsvs3.e-exams2
・nsvs1.e-exams4
・nsvs2.e-exams4
TG-WEB ・assessment.c-personal
・assessment.e-gitest
・c-personal
CUBIC ・web-cubic
・assessment.cservice
GPS ・gps-cbt
TAL ・tal-sa.jp/talsqi
BRIDGE ・generator.cbt
・cbt-s
eF-1G ・ef-1g
ミキワメ ・survey.career-base

Web適性検査は対策すれば怖くない!

Webの適性検査は、種類によって難易度や出題傾向が異なります。自分がどの適性検査を受検するか分からないままでは、「勉強することが多すぎる」と感じる人もいるでしょう。まだ自分が受ける検査が分からない場合は、語彙力や読解力をつけたり公式を覚えたりといった基本的な勉強から始めてみてください。