就活中、女性は基本的にパンプスを着用します。就活用パンプスのヒールの高さは3〜5cmが好ましく、その範囲外になると相手に与える印象が変わるため注意が必要です。
そこで本記事では、就活用パンプスのヒールの高さについて詳しく解説します。パンプスのヒールの高さに関するよくある質問も紹介しているので、パンプス購入前に目を通しておきましょう。
就活用パンプスのヒールの高さは3〜5cm
就活で着用するパンプスのヒールの高さは、3〜5cmを目安に選ぶことをおすすめします。3〜5cmのヒールはフォーマルな印象を与えられるだけでなく、比較的歩きやすくて疲れにくいと評判です。
ヒールのある靴に慣れていない場合、ヒールの高さが3cm以下のパンプスを選びたいところですが、ヒールが低すぎるとカジュアルな印象が強くなるのでおすすめできません。最低でも3cmヒールのパンプスを選び、ビジネスシーンに合う身だしなみを心がけましょう。
7cm以上のヒールは避けるのが無難
普段からヒールのある靴を履く人や、美脚に見せたい人のなかには、ヒールの高さが7cm以上のパンプスを着用したいと考えている人もいるかもしれません。しかし、7cm以上のヒールは華やかな印象が強調されてしまい、就活のようなフォーマルな場では浮いてしまう可能性があります。
また、面接で着席するまでに転びそうになったり、足首を捻挫したりするリスクもあるので、就活用パンプスのヒールの高さは3〜5cmの範囲内に収めておくのが無難でしょう。
【ヒールの高さ別】パンプスの主な種類6つ
そもそもパンプスとは、履き口が大きく開いた婦人靴を指します。同じような靴にバレエシューズやフラットシューズがありますが、これらはヒールのついていないものを指す場合がほとんどです。
このような前提を押さえたうえで、パンプスの主な種類をヒールの高さ別に紹介します。
【ヒールの高さ別パンプスの種類1】フラットパンプス
ヒールがほとんどない、もしくはヒールがまったくないパンプスをフラットパンプスといいます。フラットパンプスはカッターシューズとも呼ばれ、歩きやすいうえにフォーマルな印象を与えられる靴として人気です。
フラットパンプスはヒールがないので就活には不向きですが、企業によっては入社後であれば着用しても構わない場合があります。
【ヒールの高さ別パンプスの種類2】ローヒール
ローヒールとは、ヒールの高さが3cm以下の靴のことです。ローヒールのパンプスは最も就活に適しており、このタイプを選べば間違いありません。
フォーマルさと歩きやすさを兼ね備えたローヒールは、パンプスの定番ともいえます。入社後もそのまま着用できるので、本革の上質な一足を用意しておくのもおすすめです。
【ヒールの高さ別パンプスの種類3】ハイヒール
ハイヒールとは、ヒールの高さが7cm以上ある靴を指します。ハイヒールは美脚に見せてくれるだけでなく、姿勢を正す効果も期待できるので、オシャレ好きの女性を中心に人気です。
ハイヒールはエレガントで華やかな印象が強く、就活にはあまり向いていません。また、就活中は移動が多くなりがちなので、疲れやすいハイヒールは避けるのが無難でしょう。
【ヒールの高さ別パンプスの種類4】ピンヒール
ピンヒールとは、ハイヒールのなかでもとくにヒールが細いものを指します。ハイヒール以上の華やかさを演出できるので、パーティードレスに合わせるのが一般的です。
ピンヒールはハイヒールよりも安定感に乏しく、就活で着用することはできません。
【ヒールの高さ別パンプスの種類5】チャンキーヒール
チャンキーヒールとは、一般的なヒールに比べて太く、安定感のあるヒールがついた靴のことです。チャンキーには「ずんぐりとした」という意味があり、歩きやすさとオシャレな印象を兼ね備えたヒールとして人気を集めています。
チャンキーヒールのパンプスは就活生にも人気があり、チャンキーヒールを採用している就活用パンプスも少なくありません。
【ヒールの高さ別パンプスの種類6】プラットフォーム
プラットフォームとは、ヒールだけでなく足の甲やつま先部分にも厚みがある靴のことです。プラットフォームパンプスはオシャレな印象が強く、総じてヒールが高い傾向にあります。
就活用パンプスに向いているとはいえませんが、ヒールの高さが3~5cm以内であれば着用しても問題ないでしょう。
ヒールの高さだけじゃない!歩きやすい就活用パンプスの選び方
就活用のパンプスを選ぶ時は、ヒールの高さ以外にも注目すべきポイントがあります。ここではヒールの高さ以外のポイントを4つ取り上げたので、それぞれ確認してみましょう。
【ヒールの高さ以外で就活パンプスを選ぶ1】ヒールの太さ
ヒールの高さとあわせて、ヒールの太さにも注目しましょう。歩きやすさを重視する場合は、ヒールの太いパンプスを選ぶのがおすすめです。
ヒールの太いパンプスといえば、先ほど紹介したチャンキーヒールが当てはまります。就活用として販売されているパンプスはチャンキーヒールを採用したものが多いので、購入時に確認してみてください。
【ヒールの高さ以外で就活パンプスを選ぶ2】クッション性
就活中は移動が多くなりがちなので、長距離の移動や長時間の着用を考慮してクッション性に優れたインソールを採用したパンプスを選びましょう。クッション性を重視することで、快適な履き心地を実現できます。
また、パンプスのインソールのクッション性が乏しい場合は、クッション性のある中敷きを入れるのもおすすめです。
【ヒールの高さ以外で就活パンプスを選ぶ3】屈曲性
数あるパンプスのなかには、屈曲性に長けたものもあります。足の動きに合わせて柔軟な動きをするパンプスは比較的疲れにくく、長時間の着用におすすめです。
実店舗やネットショップで販売されているパンプスを見てみると、「走れるパンプス」「痛くないパンプス」といった謳い文句が並んでいますが、それらは基本的に屈曲性に優れています。
【ヒールの高さ以外で就活パンプスを選ぶ4】サイズ
ヒールの高さや太さ以前に、サイズが合っていないパンプスでは非常に歩きにくく、足に負担がかかってしまいます。できる限り実店舗で試着したり、シューフィッターのいる店で正しいサイズを測定したりして、自分に合うパンプスを選ぶことを心がけましょう。
就活用パンプスのヒールの高さに関するよくある質問(Q&A)
最後に、就活用パンプスのヒールの高さに関する質問と回答を紹介します。就活用パンプスを購入する際の参考にしてみてください。
【就活パンプスのヒールの高さよくある質問1】ヒールなしはダメ?
冒頭で述べた通り、ヒールのないパンプスは就活には不向きです。ヒールのないパンプスはカジュアルさが強く、スーツに合わせるとちぐはぐな印象になってしまいます。
就活用パンプスのヒールの高さは3~5cmとし、ヒールに慣れていない人は就活までに慣れる練習をしておきましょう。
【就活パンプスのヒールの高さよくある質問2】正直、ヒールの高さって見られているの?
ヒールの高さをまったく見ていない人もいれば、じっくり見ている人もいます。こればかりは面接を担当する人事によりますが、全身を見た時に違和感があれば足元を見られることは間違いありません。
そこまで見られないだろうと油断せず、就活に適したパンプスを用意しておくのがベストです。
【就活パンプスのヒールの高さよくある質問3】ストラップ付きでもいい?
就活ではストラップの付いていないパンプスが基本ではありますが、ストラップ付きでも問題ありません。
ただし、ストラップ付きのパンプスはややカジュアルな印象を与えるため、業界・企業によっては避けた方が無難な場合もあります。
就活用パンプスはヒールの高さで与える印象が変わる!
就活で着用するパンプスのヒールの高さは、3~5cmを目安に選ぶのがおすすめです。フォーマルさと歩きやすさを考慮し、ヒールの高さが低すぎるパンプスや、逆にヒールが高すぎるパンプスは避けるべきでしょう。
就活のパンプス選びに迷っている就活生は、パンプスの選び方やおすすめブランドを紹介している記事も参考にしてみてください。