『留学経験者』『長期インターンシップ経験者』など就職活動をする中で、就活に有利と考えられている属性があります。
『体育会系』もそのうちの1つです。
私自身、大学一回生のときに「就活に有利だよ!ほぼESでは落ちないから!」と勧誘をうけた覚えがあります。
しかし、留学経験者などとは違い、『体育会系』には、体育推薦で大学に入り、あまり頭の良くない人も正直います。
そんな中でも体育会系が、就職活動の中で有利に働く理由とは何なのでしょうか。
忍耐力
体育会系の学生は、スポーツで鍛えられたその『忍耐力』に魅力の一つがあります。
スポーツを経験してきた人は、どのスポーツにも長く地味な基礎練習があることはご存知でしょう。
始めのうちは基礎体力や球技だとボールに慣れるための基礎練習をひたすらに続けます。
また多くの部活動では、下級生で基礎練習をしている間は、体育館・グランドの掃除、荷物運び、先輩のパシリなど他の雑用も行うのが、ルールとなっています。
このようにスポーツでは、退屈な基礎練習やその他雑用をすることを経験する中で『忍耐力』をしっかりと身につけることができるため、入社後も忍耐強く、学び成長できると考えられます。
コミュニケーション能力
また、体育会系のなかでもチームスポーツをしている学生は、企業が学生に求める能力として1,2を争うコミュニケーション能力も備えている場合が多いです。
なぜならチームスポーツでは、コミュニケーションなしにて成り立つスポーツではないからです。
5人チームのプレイでは、「Aをしたいから、Bをしてほしい」という想いを5人全員が持っています。
しかし、それらはバラバラで、且つ状況が次々と変わる中で、それぞれの考えも次々と変わっていきます。
さらに状況が変わるたびしっかりと話し合えるスポーツなんてほとんどありません。一言、二言の声掛けや、サイン、アイコンタクトでそのコミュニケーションを取る必要があります。
この状況を何年も続けているとコミュニケーション能力は、意識しなくても間違いなく身につくでしょう。
主体性
体育会系の学生が身につけている一番重要な能力は、『主体性』です。
周りのメンバーや監督の指示のみでしか動けない人は、試合には出ることができないでしょう。
自らで、周りを見て状況を理解し、その上で自分はどう動くことがベストかを結論だし、行動に移せる人がレギュラーをとり、試合で活躍します。
つまり、体育会系部活で成績を残している人のほとんどは、この『主体性』をもち、行動しているので、仕事においてもその能力は発揮していけるに違いありません。
まとめ
以上の『忍耐力』『コミュニケーション能力』『主体性』の面からみて、体育会系の学生は就職活動を行う中で企業から求められることは多いでしょう。
もちろん、体育会系の学生だからといってこれらの能力を持ち合わせているとは限りません。
自己分析を行う際は、「自分がどこに属しているか」ではなく、「自分がどういう経験を経て、何ができるのか」をしっかりと考えましょう。