面接では服装や持ち物だけでなく、髪色にも注目されます。面接にふさわしい身だしなみであれば、第一印象がよくなり、人事に好感をもってもらえるでしょう。
そこで本記事では、面接にふさわしい髪色について具体的な色味やトーンを解説します。また、面接の髪色に関するよくある質問とその回答も紹介しているので、面接前に確認しておきましょう。
面接において髪色は重要
髪の毛は第一印象を決めるうえで重要な要素であり、相手に好印象を与えたいなら髪型や髪色にこだわる必要があります。とくに髪色が与える印象は大きく、出会って数秒でプラスの印象を与えることも、反対にマイナスの印象を与えてしまうこともあるので、男女ともに面接で好感をもってもらいやすい髪色を心がけるべきでしょう。
髪色が合否に影響を及ぼす可能性は?
業界・企業によっては、髪色が合否に影響を及ぼす可能性がないとは言い切れません。髪色を見て、「自社には合わない」「入社意欲が低い」と思われる可能性もあるので、髪色を変える場合は業界・企業に合わせて検討しましょう。
髪色の基準は業界・企業によって異なる
就活といえば黒髪のイメージが強いですが、じつは業界・企業によっては黒髪でなくてもマイナスの印象をもたれない場合があります。
以下の基準を参考に、志望業界・企業に応じた髪色を維持しましょう。
堅い職種では暗めがベスト
公務員や教育関連、金融業界などの堅い職種では、黒髪がベストです。黒髪に近いダークブラウンでも悪目立ちすることはありませんが、企業とのマッチ度合いをアピールするという意味でも男女ともに黒髪を基本とするべきでしょう。
以下に黒髪がおすすめの職種を挙げたので、参考にしてみてください。
公務員
教育関連
金融業界
会計・財務関連
法律関連
医療関連
IT系やベンチャー企業ではやや明るくてもOK
IT業界やベンチャー企業など、社風や働き方の自由度が高い業界・企業ではダークブラウンやブラウンのように、やや明るめな髪色でも問題ない場合が多いでしょう。
また、美容業界や服飾業界のようにセンスが問われる業界・企業なども、髪色に関して厳しく定めていない場合があります。
ただし、髪色の基準は企業によって大きく異なるため、「堅い職種ではないから明るいままで面接を受けても大丈夫だ」と決めつけるのはおすすめできません。また、募集要項に「髪色自由」「派手髪OK」と記載されている場合も、どの程度の明るさやカラーが許されているのか確認することをおすすめします。
面接にふさわしい髪色2パターン
ここからは、面接に適した髪色を2パターン紹介します。髪色に迷っている就活生は、以下の2パターンから志望業界・企業に合った髪色を選びましょう。
【面接にふさわしい髪色1】黒色
面接を受ける際の髪色は、黒色が基本です。黒髪は業界・企業問わず好印象をもってもらえる髪色であり、新卒者らしい爽やかさや元気さ、純粋なイメージ、真面目さや誠実さが際立ちます。
明るい髪色はマイナスの印象をもたれることがありますが、黒髪でマイナスの印象をもたれることはありません。髪色で悩んでいる場合は、黒髪にしておけば間違いないでしょう。
【面接にふさわしい髪色2】7トーン以下の暗めの茶色
7トーン以下のダークブラウンであれば、問題ないと判断する企業も少なくありません。トーンとは髪色の明暗を指し、7トーン以上になるとやや明るくなるため面接には不向きです。
ダークブラウンの髪色は黒髪とは異なり、明るく柔らかなイメージを与えられます。ただし、面接担当者によっては派手なイメージをもたれる可能性もあるので、志望度が低いと思われないように注意しましょう。
これはNG!面接にふさわしくない髪色3パターン
面接に適した髪色を把握したところで、面接に適さない髪色も確認しておきましょう。第一印象をよくするために、以下の3パターンの髪色は避けるのが無難です。
【面接にふさわしくない髪色1】明るい髪色
7トーン以上の明るいブラウンや金髪などは、面接にふさわしい髪色とはいえません。社会人として働いているイメージをもってもらえず、不真面目な印象を与えてしまう可能性があります。
就活中は黒髪もしくは7トーン以下のダークブラウンを維持し、面接担当者に好印象を与えましょう。
【面接にふさわしくない髪色2】派手な髪色
赤や青など、派手な髪色や奇抜な髪色も避けるべきです。派手髪はオシャレではありますが、そのまま面接を受けてしまうと真剣さが足りないと思われる可能性があります。
また、派手髪は髪の毛が傷みやすく清潔感にも欠けるため、就活が本格的に始まる前に染め直しておきましょう。
【面接にふさわしくない髪色3】グラデーションやインナーカラー
徐々に色が変わっていくグラデーションや、髪の内側のみを染髪するインナーカラーなども面接にはふさわしくありません。インナーカラーは髪を結んでいればバレないと思い込みがちですが、角度によっては見えてしまい、印象が悪くなる可能性があります。
グラデーションやインナーカラー楽しんでいる場合は、就活中はオシャレを我慢するか、髪色の規定が厳しくない業界・企業を探すべきでしょう。
髪色だけじゃない!面接で意識したい髪型とは
面接では髪色だけでなく、髪型にも意識を向ける必要があります。面接にふさわしい髪型は男女で異なりますが、「顔が見える」「清潔感がある」「自然なスタイリング」の3つが共通点です。
以下に面接にふさわしい髪型のポイントを男女別にまとめたので、それぞれ確認してみましょう。
短めのスタイル
前髪は目が隠れない長さ
もみあげとサイドは耳にかからない長さ
襟足は短め
髪の長さは自由
前髪は目が隠れない長さ
ショートヘアの場合はサイドの髪を耳にかける
ミディアムヘアの場合はハーフアップ
ロングの場合は一つに束ねる(ポニーテールorハーフアップorシニヨン)
面接の髪色に関するよくある質問(Q&A)
面接の髪色に関して、疑問点や不明点がある就活生もいるでしょう。そこで、最後に面接の髪色に関するよくある質問とその回答を紹介します。
面接前に疑問を解消し、自信をもった状態で面接に臨みましょう。
【面接の髪色よくある質問1】黒染めスプレーで隠してもいい?
面接日のみ黒髪にするために、黒染めスプレーを使用する就活生もいます。しかし、黒染めスプレーは汗をかいたり、雨が降ったりすると色が落ち、顔やスーツについてしまう恐れがあるためおすすめしません。
就活の面接は複数回行われる場合が多いうえに、1社受けただけで内定をもらえるケースは稀です。毎回黒染めスプレーで黒髪戻しをするのは大変なので、就活中はカラー剤で染め直すことをおすすめします。
【面接の髪色よくある質問2】市販のカラー剤で染めてもいい?
市販のカラー剤を使用し、面接にふさわしい黒髪やダークブラウンに染めても構いません。ただし、市販のカラー剤は髪が傷みやすいだけでなく、ムラになったり、想像通りのカラーに染まらなかったりする場合があります。
ヘアサロンに行くと色見本があるので、確実に7トーン以下に染めることが可能です。時間と予算に余裕があるなら、ヘアサロンで染めることをおすすめします。
【面接の髪色よくある質問3】地毛が明るい場合はどうする?
地毛が明るい場合は、あらかじめES(エントリーシート)や履歴書の備考欄などに記入しておくのがベストでしょう。たとえ地毛であっても、初対面の面接担当者には明るく染めているように見える可能性があるためです。
地毛をわざわざ黒く染める必要はありません。他人が地毛の色を変えることを強要する行為は、憲法違反にあたる可能性があります。
面接のために髪色を変えることに抵抗がある就活生へ
面接では黒髪が基本ですが、業界・企業によっては7トーン以下のダークブラウンであれば問題視されないケースも多々あります。面接の髪色に悩んでいる就活生は、志望業界・企業に合った髪色を検討しましょう。
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