就活の面接では、面接官からさまざまな質問をされます。
「大学で学んだことは?」「特技や趣味は?」といった質問は、
多くの企業からされることになるため、対策も立てやすいでしょう。
しかし、中には答えづらいような変わった質問をする面接官も見られます。
そこで今回は、聞かれて困る質問の内容や、その対策についてご紹介します。
【変わった質問その1】あなたを○○に例えると何ですか?
「あなたを食べ物に例えると何ですか?」
「動物に例えると何ですか?」
など、自分を何かに例えさせる質問をされて、困ってしまった学生の方もいることでしょう。
この質問の意図は、
「自分の長所・短所をしっかりと把握できているのか」という点にあります。
つまり、例えたモノや動物などと、自分を関連づけることが大切なポイントです。
そのためには、自分の長所・短所をあらかじめまとめておく必要があるでしょう。
また、ひとつの長所・短所だけでは、食べ物や動物などと関連づけることが難しい場合もあるため、
できるだけ多くの長所・短所を見つけておくことが大切です。
実際に答える際には、自分の長所・短所を説明した上で、例えるモノや動物などを答えると良いでしょう。
【変わった質問その2】○○円あったら何に使いますか?
「100万円あったら何に使いますか?」
といった質問は、学生の人間性や計画性を判断するために行っていると考えられます。
そのため、具体的なお金の使い道だけでなく、面接官を納得させられる理由を用意する必要があります。
例えば、「貯金をする」といった答えは「堅実な人間である」というアピールにはつながりますが、
明確な理由がなければ「計画性がある」とは評価されにくいでしょう。
これからしたいこと、行うべきことなど、自分の将来についてあらかじめ考えておき、
その将来像に結びつくような使い道と理由を答えましょう。
【変わった質問その3】○○は国内に何店舗あると思いますか?
「コンビニは国内に何店舗あると思いますか?」のような質問では、
必ずしも正解を求められているわけではありません。
この質問の意図は、「論理立てて説明できる人材かどうか」という点にあります。
例えば、「自分の住んでいる市には○店舗ある。そこから推測すると、
県内では○店舗なので、日本全国では○店舗になる」のように答えられれば、
具体的な数値が間違っていたとしても、評価を大きく落とすことはないでしょう。
「○○が売れている理由は?」「○○が無くなると、世界はどうなる?」
などの質問でも、同じように論理立てて説明することが大切です。
このような能力を鍛えるには、普段からさまざまな物事に興味を持ち、
その物事が生じた原因について考えてみる方法が効果的です。
新聞や雑誌、インターネットなどから情報収集し、さまざまな物事に興味を向けてみましょう。
まとめ
面接官も事前に準備をしているため、ほとんどの質問には意図があります。
一見すると答えづらいような質問でも、面接官の意図を予測できれば、
その意図に合った答えを用意することは不可能ではありません。
そのため、面接官からの質問に困ってしまったら、答えを考える前に意図を予測することを意識してみましょう。