就活に使うアイテムの中でも、準備を怠りがちになってしまうのがベルトです。ベルトは色や素材、太さや価格帯など選択肢の幅が広く、選ぶのが難しいので悩んでしまう就活生が毎年数多くいます。
なので、本記事では就活で使うベルトの選び方や注意点などを詳しく解説していきますので是非参考にしてください。それではさっそく参りましょう!
ベルトに気を配れる就活生は少ない
就活を有利に進めていくにあたって、“身だしなみ”は非常に重要な項目になります。企業が就活生1人に割ける時間は限られており、その有限な時間の中で評価を付けていくため、身だしなみからくる第一印象が与える影響は評価全体の大きな割合を占めています。
髪型やスーツについては毎年多くの就活生が入念に準備をしますが、「ベルト」に対して気を配れる人は多くありません。そのためベルトを選ぶ際のポイントや注意点を心得ておくことで、周りの就活生に差をつけることができるのです。
それではさっそく、ベルトを選ぶ際のポイントを男女別にご紹介していきます。
就活ベルトを選ぶ時のポイント【男性編】
まずは男性が就活で付けるベルトをどう選ぶべきかについて、詳しく解説していきます。
【男性が就活ベルトを選ぶ時のポイント】ベルトの色は靴と合わせる
就活に限らず、スーツを着る時はベルトと靴の色を合わせるというのが基本になります。この2つの色が統一されていることによって、バランスが良くすっきりした印象を与えることができるます。
また、就活用ベルトは黒でなければいけないという決まりはなく、茶色や紺色のベルトを使用しても問題ありません。それぞれの色ごとに与える印象が変わってくるので、自分のイメージに合った色を選ぶことおすすめします。
- 黒:一番スタンダードな色。スーツや靴が黒なら、ベルトも黒が基本。真面目で誠実な印象を与えることができる。
- 茶:カジュアルな印象が強く出るため、明るすぎる茶色は避けるべき。濃い目の茶色は落ち着いた印象を与えることができる。
- 紺:リクルートスーツが紺色である場合は合わせやすいのでおすすめ。フレッシュな印象を与えることができる。
【男性が就活ベルトを選ぶ時のポイント】太さは3cmを目安にする
就活で付けるベルトを選ぶ際は、太すぎず細すぎないものを選ぶと良いとされています。太すぎてしまうとデニムなどに合わせるようなカジュアルな印象になり、細すぎると少し頼りない印象になってしまいます。そのため、3cm程度を目安にベルトを選んでいただくのが1つのポイントになります。
ただ、この目安は体型によって多少変化するものになります。もし不安に思う方はスーツ専門店に出向き、店員さんに相談することをおすすめします。そうするとスーツのプロから的確なアドバイスがもらえますので、間違いのないベルトを購入することができます。
【男性が就活ベルトを選ぶ時のポイント】デザインは無地を選ぶ
ベルトの色に関しては茶色でも紺色でも良いとお伝えしましたが、デザインに関しては必ず無地でなければなりません。就活の場にふさわしくないというのも理由の1つですが、そもそもスーツに柄の付いたベルトは似合いません。さらに柄だけでなく、編み込んだような特殊形のベルトも同じ理由で避けるべきなので覚えておいてください。
また、一般的なアパレルのお店で取り扱っているベルトはカジュアルな物が多いため、購入する際はスーツ専門店を利用するのが好ましいです。店頭に出向く時間が無い方はネット通販で購入するのも1つの手だと思いますので、是非検討してみてください。
就活ベルトを選ぶ時のポイント【女性編】
次に女性が就活用ベルトを選ぶ際のポイントをご紹介していきます。ただし、スカートタイプのリクルートスーツを選択した方にベルトは不要ですのでご注意ください。
またパンツタイプのスーツでも、腰回りにベルトループがあるものと無いものがあります。パンツにベルトループが無い場合はベルトをする必要はありませんので、自分にベルトが必要なのかをまずは確認し、ベルトループがある場合は以下のポイントに沿ったものを選ぶようにしてください。
【女性が就活ベルトを選ぶ時のポイント】ベルトの色は靴と合わせる
女性がベルトを選ぶ場合も男性同様に、靴の色と合わせて選ぶようにしてください。同色を選ぶ理由は、すっきりしたスマートな印象を与えることができるからです。
色はやはり黒が無難ではありますが、茶色や紺色を選んでも問題ありません。自分のイメージに合った色を選びましょう。
【女性が就活ベルトを選ぶ時のポイント】太さは2cmを目安にする
就活生によくあるベルトの悩みとして、「どのくらいの太さが適切なの?」というものがあります。女性のベルトの目安は2cmと言われており、それよりも太すぎるとベルトが目立ちすぎてしまうので注意が必要です。
しかし、体型によって違和感のないベルトの太さは多少変化しますし、男性に比べるとベルトループが小さいため、せっかく買ったのにベルトが通らないなんてこともあります。そのため、ベルトの太さ選びが不安な方はスーツ専門店の店員さんに相談することをおすすめします。
【女性が就活ベルトを選ぶ時のポイント】デザインは無地を選ぶ
就活用のベルトを選ぶ際は必ず無地を選ぶようにしてください。特に女性の場合はスーツのデザイン上、男性よりもベルトが目立ってしまいます。柄が付いていたり特殊な形をしているベルトは就活的に不相応ですので、絶対に避けるよう注意してください。
また、一般的なアパレル店には「無地だけどカジュアルで就活には向かないベルト」が多く売っているため、自分で選ぶのが不安な方はスーツ専門店にてプロの助言を元に購入することをおすすめします。
就活ベルトを選ぶ時の注意点【男女共通】
ここまでは男女別のポイントをご紹介してきましたが、ここからは性別関係なく注意してほしい点を解説していきます。
【就活ベルトを選ぶ時の注意点】バックルの大きさ
ベルトの太さ目安をご紹介した際に、太すぎるとカジュアルで目立ちすぎてしまうとお伝えしましたが、それはベルトのバックルにも同じことが言えます。大きすぎてしまうと悪目立ちしてしまうため、ベルトの太さと同じくらいの幅のバックルを選ぶようにしましょう。
また、バックルの形も重要で、丸型やいびつな形をしたものはカジュアルな印象を強く与えてしまうため、なるべく四角いものを選ぶようにしてください。バックルについても、悩んだらスーツ専門店にて相談するのが安心安全です。
【就活ベルトを選ぶ時の注意点】材質
就活で使うベルトの素材は革が好ましいとされています。綿やナイロン製のベルトはファッション性が高く、就活の場にはふさわしくありませんので注意してください。
本革はの相場は6000円前後ですので、出費がかさむ就活の時期にはかなりの痛手です。なので、費用を抑えたいと考える方は合皮素材のベルトをおすすめします。合皮のベルトなら、本革の半分以下の値段で抑えることができますので是非検討してみてください。ただ本革のベルトは就職してからも長く愛用できるので、その時の経済事情や将来的な事を考えて購入するようにしてください。
【就活ベルトを選ぶ時の注意点】派手すぎるブランド
自分が好きなブランドのベルトを付けたい気持ちはとても分かりますが、就活にはどうしても合わないため避けるようにしてください。「無地だしこれでいいだろう」と適当に決めてしまうと危険です。
皆さんが普段着ているようなブランドのベルトはファッション性に特化しており、いくら無地でも形や色合いからカジュアルさが滲み出てしまいます。そのため、普段使いのものを使い回すのでは無く、就活用のベルトを購入することを推奨いたします。
適切な就活ベルトを選んでスマートな印象を与えよう!
就活のベルトをこだわることで、見た目からくる第一印象をより良くすることができます。ベルトは多くの就活生がケアできていないアイテムでもあるので、これを機に差をつけてしまいましょう。
ベルトは「色」「太さ」「デザイン」「素材」などに気を配って選びます。もし自分で選ぶのが不安な場合は、スーツ専門店の店員さんに「就活用のベルトを探している」と相談をしてみてください!