就活で顔採用はある?容姿を重視しがちな業界や6つの対策を紹介

顔採用というと時代にそぐわないイメージがありますが、就活では身だしなみや表情を含め、容姿が重視される場合もあります。

そこで本記事では、就活の顔採用についてまとめました。顔採用の対策やよくある質問も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

就活の顔採用は本当にあるのか?

結論からいうと、就活で顔採用を行う可能性のある企業はあります。顔採用と聞くとマイナスのイメージを抱きがちですが、日本では顔採用は違法とはいえず、長年続けている企業も少なくありません。

また、顔採用は企業の戦略でもあるため、時代にそぐわない採用方法であったとしても完全に否定することは困難でしょう。

企業が就活で顔採用を行う理由4つ

そもそも企業が就活で顔採用を行う理由は、一体何なのでしょうか。ここでは、就活で顔採用が行われる主な理由4つを紹介します。

【就活で顔採用する理由1】集客効果が期待できるから

就活で顔採用を行う企業の多くは、店舗やWEBサイトに人を呼び込む集客を目的としています。例えば、アパレル業界の場合は人目を引く容姿の持ち主を組織に入れることで、お客様がファンとなって商品が売れやすくなるケースも少なくありません。

【就活で顔採用する理由2】営業で結果が出やすいから

営業職の場合は、相手を不快にさせない程度の清潔感が求められます。さらに映える容姿の持ち主であれば、身だしなみを含め容姿が営業結果によい影響をもたらすこともあるでしょう。

第一印象のよさは商談の成功率にも関わってくるので、企業のイメージ戦略として顔採用を行っているのです。

【就活で顔採用する理由3】容姿が重視される業界だから

美容業界やアパレル業界など、容姿を見られる業界は顔採用を行いがちです。容姿が重視される業界で顔採用が行われるのは、当然ともいえます。

就活で顔採用しがちな業界

ここからは、就活に顔採用を取り入れている業界の一例を見ていきましょう。就活で顔採用しがちな業界は、下記の通りです。

・マスコミ業界
・航空業界
・美容業界
・アパレル業界

マスコミ業界や航空業界は、就活で顔採用しがちな業界として広く知られています。マスコミ業界のなかでもアナウンサー、航空業界であればキャビンアテンダントは、とくに顔を含め容姿が重視されがちです。

また、美容業界やアパレル業界も集客効果への期待や製品のよさをアピールする狙いから、顔採用が行われています。あわせて、美容業界やアパレル業界ではSNSのフォロワー数を選考基準とするインフルエンサー採用を導入する企業もめずらしくありません。

さらに、営業結果が求められる広告業界でも顔採用が行われがちです。広告業界は華やかなイメージが強いので、顔採用が行われていたとしても頷けます。

就活における顔採用への対策6つ

就活で顔採用が行われていると知り、不安になっている学生もいるのではないでしょうか。そこで、ここからは就活の顔採用への対策を紹介します。心がけ一つで相手に与える印象を変えられることもあるので、ぜひ6つの対策を講じてみてください。

【就活の顔採用対策1】身だしなみを整える

顔採用では顔の造作のみ見られると思いがちですが、じつは身だしなみも重要な要素になります。スーツや靴、髪型からメイクまでトータルでチェックされているので、清潔感があり、好感がもてる雰囲気づくりを意識しましょう。

就活での身だしなみについては、こちらの記事を参考にしてみてください。

面接の服装はコレが正解!就活で失敗しないスーツ・私服の選び方

【就活の顔採用対策2】笑顔を心がける

正直、容姿の好みは人それぞれなので、顔に自信があったとしても顔採用を通過できるとは限りません。顔の造作よりも大切なことは、爽やかな笑顔です。就活では常に笑顔を心がけ、元気で明るい雰囲気づくりに努めましょう。

【就活の顔採用対策3】自分の売りを見つける

容姿に自信がない場合や、顔以外のアピールポイントを探している場合は、自分の売りを見つけるのがおすすめです。例えば、美しい日本語を使えたり、独特のセンスをもっていたりすると、面接官の印象に残りやすくなります。

枠に当てはまらない美もあることを忘れず、あなたらしさをアピールしましょう。

【就活の顔採用対策4】顔採用を行う業界・企業を避ける

そもそも顔採用しがちな業界・企業を避けることも一つの手です。技術職に関しては顔採用しない企業が多いので、自分に合う企業を探してみましょう。

【就活の顔採用対策5】逆求人型就活サービスでスカウトを待つ

顔採用に嫌気がさしている場合は、選ばれる側でなく、選ぶ側になってみることをおすすめします。就活生の3人に1人が利用しているキミスカは、プロフィールを登録するだけで企業からスカウトがくる逆求人型就活サービスです。また、自己分析や業界研究など就活対策もできるので、ぜひ活用してみてください。

【就活の顔採用対策6】証明写真の撮影をプロに依頼する

顔採用を行う企業は、ES(エントリーシート)の段階から顔をチェックしています。ESなどの書類選考を通過するために、プロに証明写真の撮影を依頼し、好印象を残せる1枚を用意するのもおすすめです。

就活用の証明写真は、全国の写真館で撮影できます。詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。

就活の証明写真はスタジオで撮るべき!選び方とおすすめ写真館4選

就活の顔採用に関するよくある質問(Q&A)

最後に、就活の顔採用に関するよくある質問と、その回答を紹介します。就活への不安を一つずつ解消し、自信をもって就活に臨みましょう。

【就活の顔採用よくある質問1】顔採用される自信がない

「顔採用されるわけがない」「顔採用されなかった」と落ち込まず、できることから始めてみませんか。例えば、ESや面接の内容を見直したり、丁寧な話し方や笑顔を心がけたりして、好印象を与える努力をしてみましょう。

どうしても顔採用されたいと望むのであれば、美意識を上げてメイクを勉強したり、ボディメイクに取り組んだりするのもおすすめです。

【就活の顔採用よくある質問2】顔採用された友達がうらやましい

たとえ顔採用を行う企業であっても、顔だけで採用を決めたわけではないはずです。さらに顔採用されたとはいえ、入社後は友人だって苦労することはあるでしょう。

友人をうらやましく思う気持ちは分かりますが、自分なりに頑張っていればいつかは報われる日がくると信じて、前向きに就活に取り組んでいきましょう。

【就活の顔採用よくある質問3】顔採用しない業界はある?

顔採用しない業界といえば、技術職が有名です。エンジニアをはじめとするIT系技術職やメーカー系技術職、建築系技術職など、容姿よりもスキルや意欲を重視する業界も数多くあります。

ただし、顔採用しない業界でも清潔感や爽やかさは見られているので、業界・企業に限らず身だしなみにはこだわるべきです。

就活に顔採用はある!身だしなみを整えて乗り切ろう

就活で顔採用を行う業界・企業はありますが、そうした企業も顔の造作のみを重視して採用するわけではありません。顔採用といっても、清潔感ある身だしなみや入社意欲、ESや面接の受け答えはしっかりと見られており、顔のよさだけで入社できる人はいないでしょう。

顔採用という日本の慣習は、これからも続くことが予想されます。この記事で紹介した対策を講じながら、あなたらしい就活を実現しましょう。