今回キミスカを導入した背景を伺ったのは、株式会社ケーディエス様。高知県と愛媛県で3つの自動車教習学校を運営されています。キミスカ導入以前は、予算上の問題で、地元求人誌を中心とした採用活動をされていましたが、21卒採用からキミスカを導入されました。
キミスカ導入までの経緯や導入後の成果、キミスカをどのように活用しているかなど、代表取締役の山口様と採用を担当されている清水様にお話を伺いました。

事業拡大をきっかけにダイレクトリクルーティングを導入

キミスカ導入以前の新卒採用における課題と施策を教えてください。

山口様：元々私は東京で人材紹介やエージェントをおこなう仕事に就いており、高知県に戻りケーディエスに入社してからも新卒採用は重要だと考えていました。私が入社した2010年当時は社員の平均年齢が54歳くらいで、「これは早々に新卒採用に力をいれないといけない」と感じていたんです。
しかし、最初の数年は予算上の問題でナビサイトも活用できず、地元求人誌などを利用していました。2015年頃にはナビサイトを一時的に利用したこともあったのですが、手応えが得られずにフェードアウトしてしまったという過去がありました。

キミスカを導入されたきっかけを教えてください。

山口様：2019年に弊社が運営する自動車学校が3校に拡大し、採用に予算をかけられるようになったため、そのタイミングでダイレクトリクルーティングを導入しました。ダイレクトリクルーティングを導入した理由は、私自身が過去に採用エージェントの仕事を経験していたため、スカウト型に対してイメージが抱きやすかったことが大きな理由です。
最初は別のダイレクトリクルーティングサービスを導入したのですが、同様のサービスを比較検討していき、その中で当時面接に来られた学生さんから評判の良かったキミスカを導入しました。現在も、最初に導入したサービスとキミスカの2媒体を活用して採用をおこなっています。

実際に導入してみての効果やご感想はいかがでしたか？

山口様：24卒の採用目標人数は、インストラクターの採用枠が高知県で3名、愛媛県で3名、一般事務職の採用枠が愛媛県で1名の計7名という内訳だったのですが、苦戦しながらも最終的には目標達成ができました。毎年少なくとも1名はキミスカ経由で採用をとれているため、安定して成果が出ていると思います。毎年安定して成果が出せていることと、担当の方のサポートが良いことが、21卒から今まで継続して活用している理由です。
それから、他のダイレクトリクルーティングサービスと比較して、キミスカは幅広い学生さんが登録している印象がありますね。サービス画面などから学生が登録するハードルが高くなく、登録しやすい導線なのかなと感じます。

希望勤務地・出身地・出身大学などで細かく検索できるのがありがたい

キミスカを通して、どのような学生を採用したいと考えていらっしゃいますか？

山口様：自動車学校というのはエリア特性の強い産業なので、最優先となるのは高知県や愛媛県で働きたいという学生さんです。「自動車学校で働きたい！」とピンポイントで希望されている方を見つけられれば良いのですが、現実にはほとんどいらっしゃらないので、希望勤務地で探していく形になります。

実際のキミスカの活用方法を教えてください。

山口様：先述の通り、まずは希望勤務地で検索し、それから出身地や出身大学が高知県・愛媛県の学生さんでも探しています。「講師」「インストラクター」などのキーワードで検索したこともあったのですが、それで候補に挙がってきた方にメッセージを送ってもあまり反応が良くなかったため、やはり希望勤務地・出身地・出身大学で絞り込んでいく形に落ち着きました。

キミスカを利用する際のコツがあれば、教えてください。

清水様：キミスカでは優先度に合わせて、ゴールドスカウト・シルバースカウト・ノーマルスカウトという送り分けができますが、弊社はエリアの一致が最優先なので、希望勤務地や出身地、出身大学が当てはまる方には、基本的にゴールドスカウトで送るようにしています。
ゴールドスカウトを送る際には、その学生さんの自己PRをしっかり読んで、その内容に合わせてスカウト文の冒頭を変えるなど、そうした工夫をおこなっています。
他に気を付けているのは、できるだけ登録が新しい学生にスカウトを送ることですね。登録が新しい人はやはり直近にログインしていて、エントリー率が高いので、最低でも週1度は検索をかけて、登録順に見ていってスカウトを送るようにしています。

キミスカを実際に使ってみて、便利だと感じられている機能について教えてください。

山口様：21卒から利用させていただいていて、検索機能が年々向上していると感じているので、その点が非常にありがたいです。希望勤務地だけでもかなり大勢の学生がヒットしますね。
ユーザーインターフェースの使いやすさ、システム自体の軽さも良い点だと感じています。ログインから条件検索の結果が出るまで、3クリックくらいと無駄なページ遷移がなく、素早く検索結果を出せるところが良いですね。

清水様：さきほどもお話に出ましたが、ゴールド・シルバー・ノーマルでスカウトを送り分けられる機能です。もちろん優先度の高い学生さんにゴールドスカウトでアピールできるのも良いのですが、ノーマルスカウトも学生へ認知を広げるという点でかなり役立っています。
希望勤務地・出身地・出身大学以外に優先する検索軸があまりないため、少しでも条件の合う学生さんにはたくさんスカウトを送って認知してもらうという工程が必要になることもあります。そうした際に大勢の方に一斉送信でノーマルスカウトを送れるのは、非常に便利ですね。

地方企業でも新卒採用を続けられるよう事業を拡大していきたい

最後に、今後の採用への意気込みをお願いいたします。

山口様：年々、採用活動自体が難しい世の中になっていると感じますので、そこに対する不安はあります。学生の数、エントリー数自体が少なくなっている傾向があり、その中でしっかりと新卒の学生を採用し続けるにはどうしたらよいかというのは、弊社に限らず大きな課題ではないでしょうか。
その課題に対しては、採用活動をどうするかだけでなく、会社自体をどう発展させていくかが大事になってくると思います。そう考えて、弊社でも愛媛県の企業とM&Aをおこなう、マーケティング職を作ってみるなどの挑戦を続けています。
やはり新卒入社があると組織自体が活性化されますし、我々のような地方企業で毎年新卒採用ができる会社自体が限られていると思いますので、今後も新卒採用を続けられるようさまざまな面で事業拡大に努めていきたいです。