スカウト型でターゲットを確実に絞り込み、求める人材とのマッチングに成功
今回キミスカを導入した背景を伺ったのは、竹本油脂株式会社様。主力製品であるマルホン胡麻油の営業職採用に関して、自社製品や社風などに愛着を持ってくれる主体的な人材とのマッチングを期待し、キミスカを活用されています。
キミスカ導入までの経緯や導入後の成果、活用のメリットなどを含め、導入時に採用を担当されていた亀田様、現在新卒採用を担当されている内藤様にお話を伺いました。
主体性を持って就職活動にあたる意欲的な学生とのマッチングを期待
キミスカ導入以前の採用課題や、最終的に導入に至った経緯を教えてください。
亀田様:弊社は「マルホン胡麻油」という商品を扱う食品メーカーなのですが、実は化学品メーカーでもあります。採用に関しても、食品メーカーとして求める人物像と、化学品メーカーとして求める人物像とはまったく異なっています。
にもかかわらず、これまでは両部門の募集を1つの採用媒体でおこなっており、弊社に興味を持ってくれる学生を混乱させているのではという懸念が以前からありました。ですので、食品メーカーとしての募集媒体と化学品メーカーとしての募集媒体を分けたいというのが、まず課題としてありました。
募集媒体を分けるにあたり食品メーカーとしては、弊社の商品に愛着を持っている、社風に魅力を感じるといったように、入社の意思を明確に持った方と出会いたいという想いがありました。そのためには、「スカウト型で学生と一対一の関係性をつくっていけるような媒体が良いのでは」と考え、複数社のダイレクトリクルーティングシステムを比較していったんです。
比較する中で、キミスカは弊社の商品や仕事内容などに関して、自社の魅力が伝わるより詳細な紹介ページを簡単に作成できた点と、適性検査や詳細検索、分析機能などが充実しており、求める人材とのマッチング度の高さが期待できる点が優れていると感じました。この2点が大きな決め手になり、キミスカを導入するに至りました。
キミスカではどういった学生をターゲットにされているのか、さらに詳細をお伺いできますか?
亀田様:キミスカでは、弊社の主力商品である「マルホン胡麻油」の営業職を募集しています。実は、食品メーカーは非常に人気の業種でして、多くの学生に興味を持っていただく認知の段階は、キミスカの導入以前からクリアしていました。一方で、最終的にも弊社を選んでくれるいわば相思相愛のような学生を見つけることには難しさを感じていました。
営業職は毎年若干名しか採用しないため、新入社員の一人一人の活躍が当社の競争力に直結します。そのため、食品メーカーならどこでもいいといった学生ではなく、積極的に自ら情報収集し、当社のことをよく知った上で、“竹本油脂で働きたい”という方にご応募頂きたいと思っています。
キミスカの導入によって、どのような成果を感じていらっしゃいますか?
亀田様:キミスカのカスタマーサクセスの方にアドバイスをいただきながら、弊社に関心度の高い学生へ的を絞ってスカウトメールを送っています。おかげ様で、開封率も平均と比較して高い数値だと聞いています。
キミスカの導入時には、1人を採用するのに30エントリー必要だと教えていただきましたが、弊社が23年卒採用時、実際に集めたのは10〜15エントリーでした。しかし、スカウトする人数を絞ったことで、説明会や見学会といったエントリー後の施策にかけられる余力はかえって大きくなりました。結果として、1人1人の学生と密にコミュニケーションを取り、互いを理解し合った上で選考へと進むことができています。
キミスカは直感的な操作に優れ、学生とのやり取りや管理もスムーズ
キミスカを実際に使ってみて、便利だと感じられている機能について教えてください。
内藤様:キミスカは自社の紹介ページ作成においても、エントリー学生の管理や説明会等の案内、選考状況の把握といったところにおいても、全体的に操作性に優れていると感じます。弊社の化学品事業の採用には別のダイレクトリクルーティングサービスを活用しているのですが、他と比較してもキミスカのほうが直感的に使いやすい感覚があります。
エントリーしてくれた学生の管理などを含め、募集から採用に至るまで一元的に行えるのもキミスカを使用するメリットと感じています。
また弊社は、学生との密なコミュニケーションを特に大事にしているので、学生ごとに過去のやり取りすべてが1ページ内で確認できる点は、非常に使いやすいです。
キミスカを利用する際に工夫されているポイントやコツなどがあれば、教えてください。
内藤様:興味のある学生に弊社で働きたいと思ってもらうためには、まず弊社の商品や仕事内容について詳しく知ってもらう必要があると思っています。ですので、紹介ページの作成には特に力を入れています。
例えば、マルホン胡麻油は一般消費者用だけでなく、業務用や加工用などでも使われています。そのため、BtoBだけでなくBtoCの領域にもまたがっており、また海外展開にも今後力を入れていきますので、さまざまな可能性を秘めた仕事であることが伝わるような見せ方を意識しています。
それから、キミスカでは優先度に応じてスカウトをゴールド・シルバー・ノーマルと送り分けができますが、弊社ではターゲットを絞って、ゴールドスカウトのみを送るようにしています。
その際、弊社に興味のある学生とピンポイントでマッチングできるよう、詳細検索の中でも「就職の軸」を活用して絞り込みをしています。募集しているのは営業職ですが、先述の通り業務の幅が広いため、営業のみならず、マーケティング、企画・宣伝等の仕事にも携わることができます。幅広く裁量を持って仕事をしたい方や、弊社のブランドに愛着を持って世の中に広げていきたいという想いを持っている方を見つけられるように工夫しています。
ターゲットの学生と上手くマッチングするために、スカウト文で工夫されているポイントはありますか?
内藤様:スカウト文に関しては、キミスカのカスタマーサクセスの方に都度相談をして試行錯誤しています。例えば、去年は上手くエントリーにつながっていたスカウト文が、今年はまったく学生に刺さらないといったことがありました。その際はアドバイスをいただき、ポイントを箇条書きにして見やすくするなどのブラッシュアップをおこないました。
また、学生のプロフィールを見る際には特に、自己PRをしっかりと確認するように心がけています。「あなたの自己PRのこの部分に惹かれました」といったメッセージをスカウト文に盛り込んだほうが良いとアドバイスをいただき、学生とのやり取りに活用しています。
亀田様:私はキミスカの導入時に採用を担当していまして、当時スカウトメールに関しては右も左もわからない状態でした。どこがポイントになるのか、学生がどこを見ているのか、どの部分が際立つのか、などなどわからないことだらけでしたので、カスタマーサクセスの方に頻繁に電話をして、助けていただいたのをよく覚えています。
学生との関係性構築に重きを置く企業にキミスカをおすすめしたい
最後に、もしキミスカを他の企業様にすすめるとしたら、どのような企業様であればうまく活用できると思いますか?
亀田様:ダイレクトリクルーティングの活用を検討するとき、母集団形成を目的としている企業様は多いかと思います。しかし、「それは果たして、学生側にもメリットのある活用になるのだろうか?」と考えることがあります。学生と企業が対等に話し合えて、お互いに理解を深め合ってこそ双方の利益になるのではないでしょうか。
学生と一対一で関係性をつくっていきたい、お互いに理解を深めていきたいという価値観やスタンスを持っている企業様なら、キミスカはピッタリだと思います。
社名 |
竹本油脂株式会社 |
事業内容 |
各種界面活性剤、スペシャリティケミカルズ、食用油及び関連商品 |
設立 |
1945年6月 |
URL |