欲しい学生をエントリーに繋げる 4つのスカウトテクニック

今回はキミスカを使って毎年多くのエントリーを獲得している株式会社デジタルフォルン人材開発の小山さんに、お話を聞きました。キミスカだけで、700件ものエントリーを獲得した秘訣もうかがっています。

――まずは、デジタルフォルンについて教えていただけますか?

弊社は1961年創業で60周年を迎えたIT企業です。システムエンジニア、ITコン
サルタント、デジタルマーケティングなどデジタルを軸に幅広い事業展開をしています。



――求めている学生はやはり理系の学生でしょうか?

いいえ、文理不問で採用しています。そこがキミスカを使っている理由にもつながってくるのですが、ITに対して面白そうだと思っていたり、興味を持っていたりする学生を幅広く見ていますね。

実際に、文系出身の完全未経験の新入社員も所属するプロジェクトが、
社内のベストプロジェクトとして表彰された実績もあるので、勉強する意欲のある人は成長できる環境だと思います。



――とはいえ IT 業界の場合、文系の学生だと入社後のスタートが遅れませんか?

そこは研修でカバーしています。例えばエンジニアの場合入社前から研修を開催しており、まずは e ラーニングで IT パスポート取得にむけた学習を行ってもらいます。その後、入社前に配属先が決まりますのでその後は配属先の研修を受けるという形ですね。



――入社前に配属先が決まるのですね。入社後の研修はあるのでしょうか?


4月に入社した後も配属先での研修はあります。部署や学生のスキルにもよりますが、全体のビジネスマナー研修を行ったあと1か月~2か月程度座学の研修を行っていただきます。



――コンサルタントとエンジニアになりたい学生はどの時点から分けていますか?

説明会のタイミングから完全に分けています。キミスカでスカウトを出すときに、どちらに出たいのかを学生さんに選んでもらっている感じです。


――両方の説明会に出ても大丈夫なのでしょうか?

大丈夫です。というより、結構いらっしゃいますよ。コンサルタントとエンジニアの 両方を受けてみて、こっちの方の業務をやってみたいですとか、あとは研修を受けている段階で、やっぱりエンジニアの方が向いているかもしれないと言って、エンジニアで進む人もいます。


大手ナビサイトの掲載をやめた

――ところで、新卒の採用活動をどのように行っているかを教えていただけますか?

採用活動としては、ダイレクトリクルーティングと接触型のイベントに出展しています。大手ナビサイトへの掲載は現在していないです。大手求人媒体では弊社のような中小企業だと学生に見つけてもらいにくく、期待する費用対効果が得られませんでした。それならその費用を分散してイベントとかに回そうと判断しました。


――確かに、大手媒体で採用をしようと思ったら 1 千万円ぐらいかかりますよね。

かかりますね。あと、学生にもアンケートを取っているのですが、学校の就職センターで大手ナビサイトへの登録は案内されるものの、あまり利用しないという話もちらほら聞きました。
大手さんのような名前が通っている会社なら大手ナビサイトはいいと思うのですが、私たちのような中小企業はまず存在を知ってもらうことが大切になってくるので、 検索で上位に上げることが費用的に厳しくて…そこに費用を割くよりはダイレクトリクルーティングを利用して早期に動いている学生にアプローチできた方がいいのではないかなと思って手法を変えました。



――先ほど、イベントに出展しているとおっしゃっていましたが、どのようなイベントですか?

22卒採用で5回出展いたしました。3回オフラインでのイベントで、2回はオンラインのイベントです。イベントでは、まず学生に当社を知っていただくための事業説明から、在籍している新卒の社員の話まで、さまざまな角度で話をするようにしています。



――学生からはどのような質問が多いですか?

文系でも大丈夫ですか?というのが、一番多いですね。大丈夫ですと答えています!
勉強することはたくさんありますが、研修も用意しておりますし、サポートしてくれる先輩 もいるので安心してくださいと伝えています!



――キミスカ以外のダイレクトリクルーティングサービスを何か使っていますか?

フューチャーファインダーを使用しています。基本的に新卒採用は私一人でやってい
るため、かけられる工数というのは限られてきてしまうので利用環境を考えたときにキミスカとフューチャーファインダーが使いやすいなと思って利用をしております。




――キミスカと他のダイレクトリクルーティングサービスとの違いはどのようなことがありますか?

IT 業界で頑張ってみたいからいろんな会社を知りたい!という学生の登録が結構多いなという印象があり、当社としてはそこを魅力に感じています。
ITスキルがあります!という学生さんももちろんなのですが、知識や経験はまだ浅い、でも IT に対して意欲的な学生の方も当社としては採用したい人材ですし、これからの成長を期待できると思っています。
なので、そういった学生に会社を知ってもらうためにはキミスカの「気になるスカウト」がかなりいいサービスだと思っています。IT 業界を主軸にしていない学生にも気づいてもらうきっかけになるので、定期的に大事に送っています。幅広い学生にスカウトを送っているのはキミスカだけですね。


学生目線に立ってみる


――スカウトメールは年間にどれくらい送っていますか?

月500件を目標に送っていて、現在では6000件ぐらい送りました。今年のエントリー数は700件ですね。昨年のエントリー数が320ぐらいだったので、2倍以上増えて
います。
スカウトメールは、3パターンを使い分けています。会社全体の説明をするもの、 エンジニアに特化したもの、ITコンサルタントに特化したものとで文面を変えています。基本、毎日定期的に送るようにしています。


――毎日とはすごいですね。みなさん月末にまとめて送る人が多いので、学生側は一気に来てしまい、全部は見きれていないと聞きました。

スカウトメールは毎日送ることが大事だと思っています!それに月末だけに送るとスカウトメールが埋もれてしまう懸念もあるので、月初にできるだけ出すようにしています。
これはかなり効果があると思うので、内緒にしておきたいくらいです。私は月初から送りすぎてしまうので、逆に月末はスカウトがカスカスになっちゃってますね(笑)

――スカウトメールのコツは毎日送る、出来れば月初に送るということでしょうか?

毎日送る、何種類かパターンを持つ、あとはタイトルにはこだわる、ですね。
スカウトを受ける側になって考えてみて、たくさん来るスカウトメールの中で埋もれない
ようにするにはどうしたらいいかを常に考えています。とりあえず見てみるか…と開封してもらえるようなタイトルを工夫しています。



――700件もエントリーがあると管理など大変ではないですか?

大変ですね!(笑)管理ツールと連携して学生がそのままエントリーできるようにするなど工夫をしてできるだけ管理は楽にするようにしています。



――スカウトメールの内容を学生ごとに変えるといったことはしていますか?


場合によっては変えていますね。とくにプラチナ・本気スカウトの場合は変えています。
学生のレジェメをみて、「あなたのここの部分が弊社とぴったりだと思うのでぜひ説明会に来てください」とは書いています!



――学生のレジェメのどこに注目をしていますか?


私の場合は、何か1つ継続できている学生には目が留まりますね。習い事やゲーム、筋トレとか!もいいのですが、ひとつのことを継続することは気力も要りますし、うまくなるためにはどうしたらいいんだろうと考えることも多く、常に勉強することが染みついる
のではないかと思います。
なので、なにかを継続的に続けたりしている内容のレジュメはよく見て、スカウトを送っていますね。


――例えば、趣味の話の時はどのように受け取っていますか?


オタク気質な子に私はよくスカウトを送っていますよ!趣味のこととか自分の好きなことを、どうして好きなのか熱弁できる方は素敵だなと思います。

他にはあえて自分の失敗談を書いている学生なんかも面白くて目に留まって、スカウトを送ったこともあります。


面接はお互いを理解できる場

――ところで、今回700件のエントリーを得たと言っていましたが、そこからどのような選考をするのですか?

説明会に参加していただいたあと、適正テストを受けていただいて、一次、二次、最
終、内定の順番ですね。


――一次面接ではどのような質問をされていますか?

学生のことを知る質問をしています。どういうきっかけで IT に興味を持ったのか、
大学生時代に頑張ったことの話や趣味の話、デジタルフォルンのどういったところに興味を持ってくれたのか、ですね。2次面接は逆質問がメインの面接になります。




――逆質問を詳しく教えていただけますか?

学生が気になるところを面接官に質問をします。2 次面接は現場の社員が面接を行いますので、事業についての話や入社してから業務を開始するまでの話など具体的なことを質問する時間になります。
学生の逆質問の時間が多いので「志望理由を聞かれなかったんですが大丈夫でしょうか…」と心配される学生もたまにいらっしゃいます(笑)



――エンジニアの面接のときは、基本的には定型な質問が多いと思うのですが、どこを見ていますか?

学習意欲を一番見ていますね!



――面接の流れを教えてください。

一次面接が採用担当、二次面接が現場のリーダーや事業部長、最終が役員か私小山ですね。場合によっては面接がスキップされて内定になることもあります。
私との最終面談の際は会社に対する印象や志望動機や志望度を聞いてお互いの最終ジャッチができるような面談を心がけています。カジュアルな雰囲気で話せるようにしていますね。



――最後のすり合わせということですか?面接で重視しているのは、コミュニケーションと学習意欲ですか?

そうですね。あとは学生の雰囲気を確認しています。エンジニアの場合であればチー
ムで仕事をすることが多いので協調性の部分を確認していますし、コンサルタントの場合は独自の事業展開を行っていたり、新しいことを積極的に取り入れたりしているのでそういった社風を面白がってくれているかを確認しています。あとは学生との信頼関係を築くためのコミュニケーションに力を入れています。


――最後に、このような学生に来てほしいという人物像はありますか?

新しいことを面白がってくれる子がいいなって思っています。今、コロナ禍で働き方に変化が生まれたり、採用をやめてしまった会社があったり、不安定な状況が続いていると 思いますが、そういった中でも新しいものがたくさん出てきていると思います。
だからそういったネガティブな情報が沢山ある中でも、 新しいものに希望を持ったりだとか、これって面白そうだなって思える学生にきていただきたいですね!



――採用する側は、コロナ前と後とで何か方針が変わったりしましたか?

今のところ変わっていません。



――学生さん側は、コロナの中で就職活動をすごく意識していると思います。厳しいイメー
ジを持っていると思いますし。でも、採用する側はそこまで変わっていないということでしょうか?

業界によって違いはあるかもしれませんが、弊社の場合は変わっていませんね。



――コロナの状況下で就職活動をしなければいけない学生さんたちに、アドバイスはありますか?

本当にいろんな会社を見てほしいと思っています!10人規模の会社から、千人規模の会社まで幅広くいろんな会社をみてほしいです!人生の中で会社を色々見れる機会って新卒の就活をしている時が一番多いと思っているんです。
自分の好き嫌いとか、業界など関係なくフラットな状態でぜひ会社を見つけてほしいです。そこから自分が働いてみたい!と思える場所をぜひ見つけていただきたいと思っています!


――本日はお時間をいただきありがとうございました。