コロナ禍で気付いた、大規模な母集団形成からの脱却が採用成功への近道
今回キミスカを用いた採用活動についてお伺いしたのは青山商事株式会社様。
募集職種の多様化やコロナ禍での対面イベントの減少によって、より志向性の一致や募集職種とのマッチ度の高い学生での母集団形成が課題となった同社。
今回はキミスカをどのように活用することで採用成功へとつながったのか、ご担当の林様よりお話を伺いました。
今までの多数の母集団から絞っていく採用スタイルの脱却が急務に。
貴社の新卒採用における課題と現状の施策を教えてください。
少人数で新卒採用を行っているので、工数の面でより求める人物像とマッチしている学生で母集団形成をしたいという課題がありました。少数の採用チームで多くの母集団を形成すると、どうしても面接では学生を見極めることに工数を割くことになります。そうすると入社後のミスマッチが起きやすくなってしまうことに気づきました。そこで例えば1000人の母集団を作り、100人を採用しようという従来の採用方針から、より少ないマッチした300人の母集団から100人採用できるよう転換したいと考えました。
なるほど、採用担当の方の工数面へ課題意識があったのですね。
はい、それに加えてコロナ禍の採用活動で、多くの母集団を形成して絞り込んでいくような採用方法はリスクが大きいことを実感しました。当時は対面イベントや合同説明会を通して、接触できる学生数が増えれば、採用人数も増えるという考えの元で採用を行っていました。しかし接触できる学生が減ったことで、採用人数も減ってしまいました。
そのことから、学生からのエントリーを待つ受け身の採用だけではなく、入社可能性の高い学生へ私たちからアプローチできる手段を持ちたいと考えるようになりました。
また採用する職種が増えたことで、求める人材像が多様化しました。それぞれの職種の要件を満たす学生を採用するという課題も挙がってきました。
その課題とは具体的にどういった課題ですか?
弊社は学生から販売業、ファッションという企業イメージを強く持たれています。認知されていることはとてもありがたいですが、店舗での販売職だけでなく、本部でのマーケティング職や経理職、商品企画の職種、そしてグループ会社の採用も並行しています。そのため本部での職種やグループ会社で求める学生での母集団形成は正直かなり苦戦しました。
キミスカを通してより職種や志向性のマッチした学生での母集団形成が可能に。
では主に母集団形成の課題を解決するため、キミスカの導入に至ったのでしょうか?
はい、その通りです。今まで企業イメージが先行してしまって、エントリーが得られなかった学生へ、私たちから情報提供できるので導入することにしました。
販売業・ファッションという軸では応募に至らなかった学生でも、職種や志向性の部分がマッチしていればスカウトで直接アプローチすることができ、採用要件に合った学生からエントリーが得られるようになると考えました。
導入してみて、スカウト文を工夫することで職種別の採用要件に合った学生で母集団形成ができるようになりました。
それに加え学生からのエントリーを待つ受動的な採用だったのが、私たちの努力次第で学生への認知や理解を広げられるようになり、企業としての採用力が底上げできたと感じています。
先ほど採用にかかる工数削減のお話がありました。貴社は採用人数が多いですが、キミスカを検討している中で、スカウト送信の工数に対しての懸念はありましたか?
スカウトを送る工数など、もちろん懸念はありました。ただ採用全体でみるとある程度絞り込まれた学生を面接するので、工数を減らせる部分もある想定をしていました。なのでそこまで大きく問題視はしていませんでした。
実際に使ってみて、その想定はいかがでしたか?
実際1人1人に合わせたスカウトを送るのは大変ですし、難しかったです(笑)ですが送ったスカウトに対しての返信内容で、学生がどういった部分で弊社とマッチしたと感じたのか目に見えてわかります。私たちが「この学生さんが合う」と思って送ったスカウトへ返信がきて、その学生に刺さったという感覚が持てたことで、どんなスカウト文を送ると反応がよいか、悪いかを判断する材料になりました。
採用数を確保しながら、職種ごとの求める人物像にも対応するキミスカの使い方を確立。
キミスカ以外に使っている媒体はありますか?
学生にアプローチできる手段を複数持つことが重要だと考えているので、ナビサイトや他のダイレクトリクルーティングサービスと併用しています。
ダイレクトリクルーティングはキミスカを含めて3つの媒体を使っています。
キミスカと他のダイレクトリクルーティングサービスの違いや使い分けの工夫はありますか?
キミスカには3種類のスカウトがあることが他のダイレクトリクルーティングと大きく異なります。私たちの採用意欲をスカウトの種類によって学生に示せるので、反応を高められるところが気に入っています。ゴールド、シルバースカウトは学生のプロフィールに基づいて中身をカスタマイズできるので、学生それぞれに合った情報提供ができます。ノーマルスカウトは検索条件を広げ、例えば学生の志望業界や職種ではなくても、プロフィールの他の部分で弊社と合う部分を見つけてスカウトを送り、反応を見ています。
職種ごとの細かな人材要件に対応することも、採用数を満たすという面も両方実現したい弊社の採用スタイルに合っていると感じています。
キミスカを使ったことで希望するような学生に出会えていますか?
実はエントリー学生が内定まで至る学生の通過率はダイレクトリクルーティング経由が一番高いのです。
これは双方がマッチしていると感じた上でエントリーが得られている結果だと考えています。私たちが目指している弊社にマッチした学生での母集団形成を実現できています。
最後に、今後の採用の方針や意気込みがあれば教えてください。
今後もキミスカを通して、青山商事=ファッションという固まったイメージを覆すことで、弊社の求めるさまざまな特色を持った学生との出会いの幅を広げていきたいです。
ナビサイトやダイレクトリクルーティング、リファラルといったさまざまな採用手法を取れることが弊社の採用の武器になると考えています。これからも採用のチャネルを集約しすぎず、目標採用人数と求める人材像の双方を満たせるような採用を実現していきたいです。
キミスカを通して採用成功を実現していただければ嬉しいです。
本日は素敵なお話しありがとうございました!
社名 |
青山商事株式会社(AOYAMA TRADING Co., Ltd.) |
事業内容 |
各種衣料品の企画・販売に関する事業 |
設立 |
1964年5月6日 |
従業員数 |
10,308名(連結)
5,268名(単体)(パートタイマー含む) (2022年3月31日現在)
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URL |