これで完璧!自己PRの書き方を就活のプロが徹底解説【例文付き】

自己PRの魅力的な書き方

今回紹介する自己PRの書き方は、上の画像にあるように5つのステップで構成されています。

【自己PRの書き方】ステップ①自分の強みを沢山書き出す

まず初めにやってほしいことは、自分の強みを思いつく限り全て書き出すという作業です。このステップの目的は情報の整理になります。自己PRに使える強みは1つですが、それを選ぶ分母はいくつあっても損はしません。むしろあればあるだけ有利なのです。

このステップのポイントは‟深く考えずに沢山書き出す”ということです。ここでは明確な根拠は必要ありません。「これは自分のアピールポイントだ!」と思ったらとりあえず書き出してください。自己PRに使える強みかどうかの判断はステップ②で行いますので、ここでは考えすぎないようにしてください。

【やり方の例】
「行動力がある」「負けず嫌い」「主体的に動ける」「好奇心旺盛」など…

【自己PRの書き方】ステップ②強みだと思った理由を探す

ステップ①で自身の強みを書き出せたら、次はその強みが「なぜあなたの強みだと思ったのか?」という理由について考えていきましょう。これをすることで、それが自己PRに使える強みなのかどうかを判断することができます。

ここで「なぜ?」と考える時に意識してほしいポイントがあります。それは‟具体性の有無”です。なぜこれが自分の強みなんだろう?という疑問に対して、「○○の代表を務めていたから」や「△△が好きだから」といった答え方は抽象的であり、回答になっていません。ここでのなぜ?」に的確な回答をするには「○○な時に△△と感じ、□□をすることに××だから」のような論理的な組み立てが必要になります。もしこのような答え方ができない強みがあったら、それを自己PRに使うことは難しいでしょう。なぜなら自己PRは、強みがイメージしやすいかどうかとあなたの価値観が伝わるかどうかが大切だからです。

実際に良い例と悪い例を見比べてみましょう。

【悪い例】
「私はゼミの代表を務めていたのでリーダーシップがあります」

【良い例】
「私はゼミで代表を務めていました。そこで研究発表の準備に中々参加できずにいた仲間のためにオンライン電話でのフォローアップをしたり、個々の関心を探りそれぞれに合った作業の割り振りを行うなど、誰一人漏れが出ないようにリーダーシップを発揮してきました。」

2つの例をみると良い例のほうが、あなたが持ち合わせているリーダーシップをイメージしやすい内容になっていると思います。このように相手にイメージをさせたり、自分がどう考えてそれが強みだと思ったのかが言語化できないと自己PRに使用することは難しいのです。

このようにステップ①で書き出した強み全ての根拠を1つずつ探していき、論理的に回答出来たら自己PRに使える、回答できなければ使えないというように判別をしていきましょう。

【自己PRの書き方】ステップ③アピールする強みを1つに絞る

ステップ②では強みの根拠について考えてもらい、自己PRに使えるあなたの強みを洗い出してもらいました。ステップ③ではその洗いだされた強みから、実際に自己PRに使うものを1つ選びます。

強みを選ぶ際に意識してほしいポイントは、志望している企業はどんな人材を求めているのかという点です。もし、自分が志望している企業が求めている人物像が分からないという場合は、説明会や座談会、ホームページやパンフレットから読み取ることができますので、しっかりと確認しておくようにしましょう。

企業が求めている人物像が意識できていないと的外れなアピールをしてしまうなど、マイナスな評価に繋がりかねませんので注意してください。また、企業が求めている人物像に完璧に当てはまるものがなかったとしても焦る必要はありません。企業も完璧に当てはまる人材しか求めていないわけではありませんし、就活生の多様性をしっかりと認めています。なので自分が持つ強みの中から企業が求めている人物像に一番近いものを選ぶことができれば大丈夫ですので安心してください。

【自己PRの書き方】ステップ④強みが発揮されたエピソードを探す

自己PRに使う強みが選べたら、次にその強みが発揮された過去の経験を探してみましょう。自己PRにエピソードがあるのと無いのでは、強みの伝わり方と信憑性に大きな差が出ます。

【責任感が強みな就活生の例】
大学では、100名以上が在籍する軽音楽部で会計業務と幹部運営を任されました。ライブやイベントを行う際、決める事が多く様々な意見があるため、幹部内でまとまらない事がありました。私は幹部として、何としても部員のために1回1回のイベントを成功させたいと思い、徹底的な意見交換と話し合いの調整を行いました。具体的には、話し合いの機会を増やす提案と進行役や助言などを行いました。また会計業務では、会計ノートの作成を行い、細かい経済状況の把握の徹底を行いました。また、部費の滞納者が多かったため、部員に部費を徴収する事の意味と具体的な使用用途の説明を部員目線で行いました。結果的には部員のための楽しい部活を提供する事が出来ました。

このように自身の強みが発揮されたエピソードが自己PRに入っていると、その人の人柄や思考回路が伝わってきます。この例文からは責任感の他に「仲間思いな優しさ」や「個人の経済状況を把握するマメさ」など、様々な情報が読み取れます。

エピソードの探し方は至って簡単で、ステップ②で探し出した根拠をさらに辿ってください。「なぜこれが自分の強みなんだろう?」と考えた先に、必ずエピソードは存在します。例えば、「あの時○○して△△だと思ったからこれが私の強みだ!」と根拠が出たなら、‟あの時○○して”の部分の体験談を使えば良いのです。あまり難しく考えずに、自己PRに使えるエピソードを探してみましょう。

【自己PRの書き方】ステップ⑤その強みを仕事にどう活かせるのかを考える

最後にやってほしいことは、その強みの活かし方を考えるということです。就活生が自己PRをすると人事は「確かに凄いスキルだけど、それ仕事でどう活かすの?」という疑問を持ちます。なぜなら自己PRは‟企業から見たあなたの良いところ”をアピールする場所なので、人事は仕事に繋がらない強みやスキルに魅力を感じないのです。

もし面接やエントリーシートを提出する企業が決まっている場合は、その企業が取り組んでいる事業や取り組みを具体的に挙げ、関連性と具体性を帯びた活かし方をアピールすると熱意が伝わり好印象を与えることができます。

志望する業界や企業が決まっていない場合は、どんな仕事にも当てはまるであろう汎用性のある活かし方を探すようにしてください。とはいってもイメージしずらいと思いますので、以下の例をご覧ください。

【志望する企業が決まっている人の例】
「私が入社をしたら強みである向上心を活かし、貴社が取り組んでいる新規事業の目標達成のためにやり方を見直しながら努力し続け、利益をもたらせる人材に成長していきたいです

【志望する企業が決まっていない人の例】
「社会に出たら自身の強みである前向きさを存分に活かし、どんなトラブルや困難にも前向きに対応して企業の利益に貢献していきたいです

このように強みの活かし方を考えて自己PRに取り入れることで「この学生は自社で活躍できるんじゃないか」と人事に思わせることができ、企業が重視している‟今後の可能性”をアピールすることができます。これが無い自己PRは自己満足で終わってしまうので注意してください。

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自己PRの組み立て方

自己PRの書き方を学んだら、次はその作ったものをどう組み立てていくのかについて解説をしていきます。エントリーシートなどの書面に記載する場合も面接にて口頭で伝える場合も自己PRの構成は基本的に同じで、「PREP法」という手法を使って組み立てます。
自己PRの書き方PREP法

PREP法は上の画像の通り、それぞれの頭文字をとって名付けられた手法になります。名前を聞くと難しそうに見えますが、実は4ステップで簡単に魅力的な自己PRを作れる構成方法なので安心してください。

【自己PRの組み立て方】①結論から書きだす(Point)

まず初めに自分が一番主張したいことから書き出しましょう。自己PRで一番主張したいことは、自分がどんな強みを持っているのかという部分になります。最初に何を伝えたいのかを明確にさせることで、話を聞いている採用担当者に要点が伝わりやすくなります。前置きが長くなってしまうと内容がまとめられず、主張したいことがブレてしまいまうので注意しましょう。

「私の強みは負けず嫌いからくる忍耐力です」や「私の強みは責任感の強さです」など、最初にズバリと強みを伝えてください。初めに一番主張したい部分を持ってくることで、面接官に「今からこのことについて話すんだな」と話を聞く準備を自然にさせることができます。

【自己PRの組み立て方】②結論の理由を提示する(Reason)

自身の強みが何なのかを伝えることができたら、次はそれが強みだと思った理由を提示します。これは【自己PRの書き方】ステップ②でやったものとリンクしていますので、理由の探し方や例についてはそちらをご覧ください。

強みの根拠を提示することで自己PRに具体性と信憑性が増し、相手にイメージさせやすいものになります。また、あなたがどういう思考回路で物事を捉え、結論を導き出す人なのかも見ることができるため、企業から良い印象を持たれることでしょう。

【自己PRの組み立て方】③強みが発揮されたエピソードを盛り込む(Example)

強みの根拠が提示出来たら、次は強みが発揮されたエピソードを伝えていきましょう。これは【自己PRの書き方】ステップ④で解説したものとリンクしているので、エピソードの探し方や例についてはそちらを参考にしていただければと思います。

根拠を提示することで増した具体性や信憑性が、エピソードを盛ることでさらに強化されます。また、今まで強みをどのように活かしてきたのかが具体的に分かることで、入社後に自社で活躍している姿を想像しやすくなります。

【自己PRの組み立て方】④最後に再び結論と強みを仕事にどう活かすかを提示する(Point)

最初に伝えた強みを最後にもう一度主張します。締めに入る前にもう一度自分が伝えたかったことを挟むことで、相手に自己PRの目的を再認識させます。これをすることで自己PRがぼやけてフェードアウトしていってしまうのを防ぐことができます。

また、あなたの強みが入社してどのように活かせるのかという部分もアピールすると非常に効果的です。人事担当者はあなたが将来自社で活躍してくれそうかどうかを見たがっているので、「私はこんな風に活躍できます!」とアピールをしなくてはならないのです。仕事への活かし方については【自己PRの書き方】ステップ⑤とリンクしていますので、活かし方の例や探し方はそちらをご覧ください。

このような順番で作っていくと話の内容がスッと頭に入ってきやすい自己PRが完成します。これ以外にも自己PRを構成する方法はありますが、組み立て方を凝りすぎて伝わりづらくなってしまったら本末転倒です。そのため、キミスカは綺麗で簡潔にまとめることができるPREP法をおすすめします。この手法は社会人になってからも使えるので、今のうちに習得しておいて損はありません。

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自己PRの長所別例文

ここではPREP法を使って作成した自己PRの例文を長所別に紹介していきます。

【自己PRの長所別例文】①協調性

協調性を伝える自己PRの例文
私の強みは人を巻き込んで動かし、組織としての力を高める能力です。
大学では映像作品制作のサークルに在籍していたのですが、何本作ってもなかなか全員が納得できる作品を仕上げることができずに悩んでいました。そこで、サークル外から希望者を募り、作品を何本か見てもらってアドバイスしてもらうことを思い立ちました。様々な意見が出ましたが、多く目立ったのは「BGMや効果音が全体的に良くない、映像とマッチしていない」という指摘でした。撮影技術や特殊効果には自信を持っていましたが、音響関係については専門のメンバーがおらず、あまり重きを置いてこなかったため、その弱みが作品の中に出てしまっているということが分かりました。そこで同じ大学の音楽サークルと交渉してBGMや効果音の作成をお願いし、出来上がったものを組み込んでみたところ、ようやく納得のいく素晴らしい作品を作ることができました。
ここで学んだ、組織として力が足りなくても、外部の人を巻き込めば補えるということの大切さを、入社後の仕事にも活かしていきたいと思います。

【自己PRの長所別例文】②計画性

計画性を伝える自己PRの例文
私の強みは計画を遂行する能力があることです。
TOEICで800点を達成するために試験日から逆算して、日々の勉強を計画しました。私はTOEICの点数が550点しかなく、単語力と読解力が低く点数が伸び悩んでいることが課題でした。このままではいけないと感じ、試験までの約60日間の行動を設定しました。
バイトやゼミの時間を省いて日々、3時間勉強する時間を設け、どうしてもできない日があることも予想できたので、毎週土曜は調整日としてできなかったときのリスクヘッジ日を用意しました。またモチベーションアップのために、終わったらチェックを付けることで自分がどれだけ終わったのか把握できる環境を作ったことで、結果802点で目標を達成することが出来ました。貴社に入社した際にも、自分の計画を遂行する能力を活かして立てた目標を達成していきたいと考えています。

【自己PRの長所別例文】③向上心

向上心を伝える自己PRの例文
私の強みは、向上心があるところです。小学生の頃から、テストで学年の上位10位以内に入る目標を立てて、努力してきました。高校生の時、中間テストで順位を競っていたライバルに負けてしまったので、期末テストでは挽回するために必死で勉強しました。先生からのアドバイスを受けて、これまでの勉強法も見直しました。その結果、得意不得意に関係なく全ての科目でライバルに勝つことができました。さらに努力を続け、学年1位にもなりました。社会人になっても勉強は続くと思います。これからも目標達成のためにやり方を見直しながら努力し続け、常に向上心を持って御社に貢献したいと考えています。

【自己PRの長所別例文】④責任感がある

責任感があることを伝える自己PRの例文
私の強みは、最後までやり遂げる力があることです。ゼミのグループでのプレゼン発表が決まりましたが、メンバーはアルバイトや就活の準備で忙しく、なかなか意見がまとまりませんでした。そこで、私はオンライン通話を用いての意見交換を提案し、無事にプレゼン発表を終えることができました。貴社においても、アイデアを駆使してプロジェクトを最後までやり遂げ、貢献したいと考えています。

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自己PRについてのまとめ

自己PRは「企業から見たあなたの強みを売り込む場所」であるということを意識して作成することが肝心です。今回ご紹介した自己PRの書き方自己PRの組み立て方を参考に自己PRを作っていただければ、就活を有利に進めることができますので是非ご活用ください。

また、就活とはマッチングです。どんなに良い自己PRだったとしても自社にマッチしないと判断されれば落とされてしまう事もあります。そのため、もし落ちてしまっても気を落とさずに前を向いて就活を続けていきましょう。前を向いていれば、必ずあなたに合った企業に出会うことができるでしょう。

ご拝読ありがとうございました。皆様の就活がより良いものになることを、キミスカ就活研究室一同心より願っております。

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