アパレル業界の売上は流行や天候に左右されやすい

どこの業界にも景気の波はあるが、
アパレル業界はそれが最も顕著に現れるといっても過言ではない。
特に近年の猛暑や異常気象によって、服を売るタイミングをつかむのは難化している。
そんな中売上、純利益を伸ばし続けているのは
ユニクロ、しまむらといったファストファッション系企業であり、
店舗数を続々と増やしている。
ファーストリテイリングは11期連続で増収を記録。
業界2位のしまむらもファーストリテイリング同様、堅調に利潤を上げ、
地方のロードサイド店を中心に『ファッションセンターしまむら』を展開し続けている。
一方、ワールドやオンワードは長引く消費不況や百貨店離れなどの影響で減少傾向にあったが、
平成23年ごろから回復してきている。
そのうえ、平成24年には国内百貨店の売上高が16年ぶりに前年比を上回った。
アベノミクスの影響もあり、消費マインドが若干の蘇りをみせ、
厳しい状況が続いたアパレル業界に明るい兆しが見え始めているといえそうだ。
リーマン・ショックによる消費不況、東日本大震災、EUの債務危機による世界経済の下ぶれなど厳しい状況が続いてきたアパレル業界であったが近年、業績は増加傾向にあるといえよう。

先行きの不透明感 課題は…?

社会状況に流されやすいアパレル業界であっても、
以下の項目を満たすような企業は逆境に耐えぬく力があると考えられる。
まず、天候の定まらないアパレル業界では商品の販売機会・在庫ロスが致命的となるため、
モバイル化の波に乗り遅れないよう対策がとられているか

  • 店頭の情報収集、意思決定が迅速さ
  • ファッション業界ならではの店舗システム、他の店舗や本部とのコミュニケーションの円滑さ
  • ボトムアップ型の販売か
  • 適正在庫コントロールによる効率経営ができているか
  • 顧客管理システムにオリジナリティがあるか
  • 顧客のニーズを分析するツールを持っているか

次に、いくらモバイル化が進んでも販売員は必要であることから

  • 販売員の教育に力をいれているか
  • 良い人材を獲得できているのか、情報を管理できているのか
  • ネット商品の対策は十分か

最後に、少子高齢化、人口減少が進むと考えられる日本ではなく、
巨大市場に目を向けられているか

  • 中国などアジアへの海外進出を目指しているか
  • 店頭状況把握や商品コントロールのシステムを持っているか
  • 現地でのノウハウを持っているか、獲得を試みているか

インターンシップや企業説明会に行った際には是非このような項目をチェックして欲しいところ。